仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百八十話 情熱その十四
「じゃあな」
「勝ちましょう」
風は龍騎の言葉に頷いてだった、そのうえで巨大な剣を手に満開の状態でスサノオに向かった。それは他の少女達も同じだった。
全力で攻撃を仕掛ける、しかしスサノオの体力は相当なもので幾ら戦ってもそれでもであった。多くの攻撃を受けてもだった。
スサノオは立っている、しかも正面だけでなく横や後ろにも攻撃を繰り出す、それで友奈達もダメージを受けるが。
園子はそのスサノオをきっと見据えつつ仲間達に言った。
「私達押してるよ」
「スサノオをよね」
「うん、間違いないよ」
「結構やられてるけれど」
友奈は今自分が受けているダメージに言及した、スサノオは己の周りに無数の鬼火を出しそれを放って攻撃を繰り出しているのだ。
「それでもね」
「ダメージを与えていて」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「押してるから」
「それなら」
「このまま皆で戦っていけば」
「勝てるのね」
「そうなるから」
「じゃあ諦めないで」
「戦っていこう」
「それじゃあね」
友奈も頷いた、そしてだった。
戦士達はさらに攻撃を続けた、ダメージを受けるがそれでもだった。飽くなき攻撃を続けていき遂に。
スサノオの動きが目に見えて鈍くなった、ゾルダはその状況を見て戦士達に告げた。
「あと一撃だ」
「それで、ですね」
「俺達の勝ちだ」
友奈にすぐに答えた。
「逆に俺達もな」
「はい、あと一撃受ければ」
「終わりだ」
「それなら」
「全てを賭けてな」
そうしてというのだ。
「一撃を仕掛ける」
「それで、ですね」
「勝とうな」
「わかりました」
「じゃあやるか」
ゾルダはファイナルベイントの構えに入った、そして友奈達も渾身の一撃の用意に入った。そしてさらにだった。
龍騎とナイトもファイナルベイントのカードを出した、ナイトはここで龍騎に対して言った。
「城戸、いいな」
「ああ、北川の攻撃の後でな」
「俺達は勇者部の娘達と同時にだ」
「一撃浴びせような」
「それで終わりだ」
その一撃でというのだ。
「いいな」
「それじゃあな」
龍騎士も頷いてだ、そしてだった。
二人で攻撃用意に入った、ゾルダが契約モンスターから総攻撃を放ち。
その後で友奈達が突撃した。
「いいわね、皆!」
「はい、これで!」
友奈は風に応えた、六人は満開状態で全力の一撃を浴びせ。
龍騎とナイトもマシンに乗って体当たりを浴びせた、これで遂にだった。
スサノオは動きを止めた、それで言うのだった。
「これでだ」
「俺達の勝ちだよな」
「そうだ、君達は勝った」
こう龍騎にも答えた。
「まさにな」
「そうだよな」
「君達はこの世界でも見事だった」
スサノオはこうも言った。
「その見事さには見合うものがある」
「それが」
「私が消えた時に見るのだ」
まさにと言うのだった。
「外の世界をな」
「外の世界は一体」
「それは君達の目で見ることだ」
友奈にはこう返した。
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