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オズのキャプテン船長

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第五幕その六

「何ならお話をするかい?」
「それじゃあ」
「しかもね」
 トロットも言ってきました。
「丁度お昼ご飯の時間よ」
「あっ、そうなんですね」
「朝に島に着いてです」
「ずっと色々な生きものを観てきましたけれど」
「もうお昼ですか」
「お昼になったんですね」
「そうよ、だから潜水艦を出て」
 そうしてというのです。
「お昼を食べない?アナコンダとお話ししながら」
「はい、それじゃあ」
「教授もそう言っておられますし」
「それならですね」
「今から潜水艦を出て」
「そうして」
「食べながらね」
 アナコンダと話をしようと言ってでした、実際にです。
 船長は潜水艦を岸辺の方にやってでした、そうしてそこで停泊させてそのうえで皆を潜水艦の外に出させてです。
 お昼ご飯の用意に入ってそこでアナコンダに声をかけました。
「おおい、起きてるかい?」
「あっ、その声は」
 船長の声を聞いてでした。
 アナコンドは水面に出していた頭を起こして船長達の方にお顔を向けて言いました。
「船長じゃないか」
「そう、わしだよ」
 船長も笑顔で応えます。
「久し振りだね」
「そうだね、元気そうだね」
「この通りな」
 船長はアナコンダに笑顔で応えました、見ればアナコンダの頭はそこだけで船長の身体の半分位はありそうです。
「元気だよ」
「それは何よりだね」
「うん、それで今からわし等はお昼を食べるが」
「そうなんだ、僕はもう食べたよ」
「そうなのか」
「さっきね、それで食後の睡眠を楽しんでいたんだ」
「起こして悪かったね」
 船長はアナコンダにそのことを謝罪しました。
「それだったら」
「いいよ、君達がそこで食べるなら場所を変えるよ」
「お喋りをしないかい?」
「今はそれよりも寝たいんだ」
「食後だからかい」
「食べた後はしっかりと寝る」
 笑顔で言うアナコンダでした。
「それが一番気持ちいいからね」
「だからだね」
「今はね」
「寝るんだ」
「そうするよ、じゃあね」
「まただね」
「お話しようね、それとね」 
 ここでアナコンダは恵梨香達を見てこうも言いました。
「君達ともね」
「ええ、またなのね」
「機会があったらね」
「お喋りもね」
「楽しもうね」
「それじゃあね」
 恵梨香達にも言ってです、そしてでした。
 アナコンダはジャングルの方に巨大な身体を持って行ってそうしてでした、これはという場所に入ってお昼寝をするのでした。そうしてです。
 一行はお昼ご飯となりました、今日のお昼はといいますと。
 お好み焼きやたこ焼き、そして焼きそばを出しました。ビリーナはそうしたものを観て言いました。
「大阪ね」
「ええ、今日はね」
「日本のあの街の食べものにしたのね」
「今ふと思い出したの」
 トロットはビリーナに笑顔で答えました。
「オズの国の日本人街のうちの一つに大阪があるでしょ」
「あの街を思い出したの」
「それでね」
「今日はそれを出したのね」
「そうなの、それで飲みものはね」
 そちらはといいますと。 
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