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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十話 情熱その十一

「本当に」
「皆さんかなりの怪我を負われていて」
「これ位平気ですよ」
「普通に動けますから」
 レベッカも響も満面の笑顔だった。
「もう全然です」
「まだまだ戦えますよ」
「というかこれ位じゃないとね」
 ドーラは笑いながらうどんをすすっている、そのうえでの言葉だ。
「楽しくないさ」
「そういうものですか」
「そうさ、決戦なんだよ」
 それならというのだ。
「もうね」
「これ位激しくてですか」
「続かないとね」
 そうでもないと、というのだ。
「全然歯応えがないよ」
「そういうものですか」
「だからです」
 ヒメアも言ってきた。
「不安になられることはないです」
「そうなのですね」
「それで何について不安を」
「はい、やはり皆さんが限界に来て」
 疲れきってというのだ。
「そしてです」
「敵に押し切られると」
「そうならないかと」
「だからあたし言ってるだろ」
 ドーラはうどんをおかわりしつつ先生にさらに話した。
「これ位じゃないとな」
「歯応えがですか」
「ないんだよ、決戦はいつもこうだからな」
「戦っていけばですか」
「問題ないさ」
 そうだというのだ。
「先生も不安にならずにな」
「勝てないと」
「戦っていけばいんだよ」
「サポート要員としてですね」
「そうさ、勝てないんじゃないかじゃなくてな」
「勝つ、ですか」
「そう思うことだよ」
 こう思うことだというのだ。
「本当にな」
「そうですか」
「終わればです」 
 ヴィルヘルミナも言ってきた。
「その時はお酒が待っています」
「そういえばヴィルヘルミナさんは」
「お酒の為にです」
 まさにというのだ。
「生きています」
「だからですか」
「勝った後は」
 ヴィルヘルミナに不安はなかった、既にこれが前提だった。
「そのうえで」
「お酒をですね」
「飲んでパーティーです」
 勝利を祝うそれを行おうというのだ。
「そうしましょう」
「戦いはまだまだ続くけれどね」
 パープルソーンも言ってきた。
「これがなのよ」
「決戦だから」
「そう、先生も不安なんて感じずに」
「そのうえで」
「戦っていくことよ」
「それでは」
「友奈ちゃんは勝つわよ」
 パープルソーンも言い切った。
「安心していいわよ」
「我々は全く崩れていない」
 百代もまた言い切った、やはりかなりの勢いで食べている。うどんをわんこの勢いで食べていっている。
「このまま崩れずにいくのみだ」
「だからこそ」
「そうだ、戦っていこう」
「私もですね」
「先生が不安に思うことはない」
 一切という言葉だった。
「何もな」
「むしろですね」
「不安を感じずにだ」
 そのうえでというのだ。 
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