| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百八十話 情熱その十

「駄目だからね」
「若しここで真面目にしないと」
「負けるよ」
 こうハムスケに答えた。
「皆ね」
「そうなるでござるな」
「だから戦いは楽しんでも」
「真面目にでござるな」
「そうするものだよ、ゲームも真剣にってね」
 ガイは拳でモンスターを一体吹き飛ばしてからまた話した。
「それが本当のゲーマーだしね」
「だから芝浦殿もでござるか」
「そう、真面目にね」
「戦っているでござるか」
「それで楽しんでるんだよ」
「というかあんたは楽しんでいてもね」
 マーリンはそのガイに戦いつつ話した。
「いつも本気だね」
「ふざけてないだろ」
「本気で遊んでもいるね」
「そうさ、やるからにはな」
「本気だね」
「それでやってるんだよ」
 こう言ってだった、ガイはまた一体倒した。そうして契約モンスターを召喚するとそちらとも連携をはじめた。
「こうしてな」
「そういうことね」
「あとな」
「あと?」
「ここは大丈夫みたいだな」
 戦局を見回してだった、ガイはそれはと述べた。
「じゃあな」
「それならっていうのね」
「誰か一人でもな」
「他の場所に行くべきか」
 ゴウセルが言った。
「そうか」
「ああ、じゃあ俺が行こうか」
「ではあっしが」 
 政が名乗り出た。
「そうさせてもらいやす」
「政さんが行ってくれるんだ」
「こっちは芝浦さん達で大丈夫ですが」
 政はアスタ達の方を見た、アスタと明久そして日向だけであり三人に対してモンスターの数は圧倒的だ。
「あちらは結構です」
「そうそう、あそこがね」
 ガイもその通りだと答える。
「結構だから」
「あっちに行ってきやす」
「それでだね」
「アスタさん達をお助けしてきます」
「そうしてきてね」
「はい、是非」
「正直政さん物凄く強いからね」
 その剣技の冴えは変わらない、むしろ磨かれていく一方だ。
「明久君達頼んだよ」
「それでは」
「そしてこちらはでござる」
 ハムスケがまたきりっとした顔になって言った。
「拙者達が頑張るでござるよ」
「そうしようね、戦いはまだ続くし」
 ガイはハムスケと共にまた一体モンスターを吹き飛ばして倒してから述べた。
「戦っていこうね」
「そうしていくでござるよ」
 ハムスケも応える、戦士達は果敢に戦い続けた。
 戦いは二日目に入りその夜遅くになっても続いていた、この状況に先生は不安を感じそのうえで後方で漏らした。
「これでは」
「決戦ではいつもこうですから」
 先生に休憩中のレベッカが答えた。
「ですから」
「不安になることはですか」
「いらないですよ」
「まだまだこれからですよ」
 響も笑って言ってきた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧