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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十話 情熱その六

「敵の数は確かに多いけれどね」
「そうして連携しつつですね」
「そう、戦っていくものなんだ」
「決戦は」
「そうだよ、だからこのまま」
「戦っていくことですね」
「俺達はね」
 一夏は美森にすぐに答えた。
「そうして戦っていけば」
「やがては敵が尽きますわ」
 セシリアも空中で派手に戦っている、モンスターも次から次に撃破している。
「後は諦めない、焦らない」
「そうしてですか」
「戦っていくことですわ」
 このことが重要だというのだ。
「最後の最後まで」
「敵が尽きるまで」
「そうですわ」
「何かどんどん倒しても」
 夏凛は格闘戦をしつつ言った。
「減らないですが」
「それ位は普通だ」
 ラウラはビームを放った、それで地上のモンスターを倒して言った。
「だが最後にはな」
「敵が尽きますね」
「そうだ」
 そうなるというのだ。
「だからだ」
「敵が尽きるまで、ですか」
「戦うことだ」
「これ以上までに敵が多いけれど」
 風は剣を振るう、巨大な剣でモンスター達を薙ぎ倒しているが次から次に出て来るので戦いは終わりそうにない。
「それでもですね」
「諦めるな」
 ラウラは風にも答えた。
「いいな」
「それが大事ですね」
「諦めないといいからな」
 こう言ったのはバンだった、見れば口元に笑みがあった。
「そう思うと楽だろ」
「そうですね」 
 樹はバンのその言葉に頷いた、自分の横でモンスター達を殴り倒していく彼に。
「それじゃあ」
「ああ、難しく考えずにな」
「気楽にですか」
「そう考えてな」
「戦っていくことですか」
「それでな」
 そのうえでというのだ。
「勝つんだよ」
「最後の最後には」
「最後の最後に立っていればいいのです」
 ギスカールも戦いながら言った。
「そしてスサノオを倒せば」
「勝ちですか」
「そうです、私達の」
 まさにというのだ。
「ですからいいですね」
「はい、勝ちます」
 園子も真剣に戦いつつ応えた。
「必ず」
「最後の最後にです」
「立っていることですか」
「本当に難しく考えることはありません」
「そうなんですね」
「深刻にもです」
 そうもというのだ。
「考えずに」
「戦って」
「そして勝ちましょう」
「それじゃあ」
 園子も頷いてだ、戦っていった。敵の数は多いが勇者部の少女達は仲間達と共に戦っていた。その中で。 
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