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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十話 情熱その三

「腕が鳴るでもな」
「あんたが言うと不思議と絵になるわね」
 ガジェルに突っ込みを入れたのはリーザだった。
「どうも」
「それはどうしてだよ」
「いや、外見とか雰囲気的に」
 そうしたものでというのだ。
「絵になるのよ」
「そうなんだな」
「ええ、じゃあね」
「これからな」
「戦いましょう」
「この世界でもな」
「あと五分ね」
「そうですね」
 ケツアルコアトルは緑のその言葉に頷いた。
「日の出まで」
「この季節の時間的にね」
「多少の誤差はあるかも知れないですが」
「それ位ね」
「そうですね」
「じゃあ僕はそろそろ空に上がるよ」
 犬屋敷は二人の言葉を聞いて述べた。
「そしてね」
「戦いになれば」
「いつも通り戦うよ」
 こう緑に言ったのだった。
「僕もね」
「コンサートの用意も出来てるよ」
 プロデューサーが皆に言ってきた。
「だからね」
「何時でもですね」
「歌って踊れるよ」
 プロデューサーは友奈に答えた。
「ムジークもあるから」
「最初はバッハ様です」
 亜紀楽が笑顔で話した。
「皆さん期待していて下さい」
「諸君、宜しく頼む」
 そのバッハも言ってきた。
「私のムジーク、聴いてもらおう」
「何もかもが整っていますね」
 茂夫は後方の食料や医療品も確認した。
「これで何時でも」
「いつも通りの決戦が出来るな」
 茂夫にジェノスが応えた。
「無事にな」
「そうですね」
「そして君もな」
「はい、やっぱり最初から全開はですね」
「しないでな」
 そうしてというのだ。
「戦っていくことだ」
「皆さんと同じですね」
「君の全力は強いが」
「はい、力も制御出来る様になりましたけれど」
「体力の消耗は激しい」
 このことは他の戦士達と同じなのだ。
「だからだ」
「力はセーブします」
「そうしていこう」
「最後の最後まで」
「戦いは長いからな」
 全てはそれに尽きた。
「だからな」
「そうしていきます」
「さて、皆さん何かあればすぐに後ろに下がって下さいね」
 クローディアは決戦を前にいつもの余裕のある笑顔だった。
「そしてお食事やご休息、手当てをです」
「受けろっていうのよね」
「はい、アンジュさんは特にです」
 こうアンジュに言うのだった。
「無理をされる方なので」
「そうかしら」
「ですから意識されてです」
 そうしてというのだ。 
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