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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十話 情熱その二

「その時は」
「ああ、大阪か広島にな」
「そうした街にですか」
「行こうか」
「はい、それじゃあ」
「勝ってな」
「そうした街に」
 樹はまた言った。
「皆で行って」
「楽しもうな」
「わかりました」
「外の世界がどんな世界か」
 夏凛はきっとした顔だった。
「わからないですが」
「それでもだよな」
「私も興味はあります」
 こう城戸に答えた。
「ですから」
「それじゃあな」
「モンスターにもスサノオにも」
 両方にというのだ。
「勝ちます」
「その意気だよ、夏凛ちゃんもな」
「そうですよね」
「戦ってな」
「勝ち取ります」
「うん、私達は絶対に勝てるね」 
 園子はいつも通り穏やかな声だ、だがそれでも真剣な顔で前を見ていてそのうえで出した言葉だった。
「神様に」
「俺達が勝てたんだからな」
 城戸は園子には笑って答えた。
「だったらな」
「私達もですね」
「ああ、勝てるさ」
 園子に再び答えた。
「絶対にな」
「そうですね、じゃあ」
「朝日が出てな」
「そうしてですね」
「モンスターが来てからな」
 それからと言うのだった。
「変身しような」
「はい、そうして戦います」
「その時には全員戦闘態勢に入りますので」
 セラフィムも言ってきた。
「友奈さん達もです」
「その時にですね」
「変身して下さい」
「わかりました」
「そして陣形はです」
 セラフィムは友奈にこうも話した。
「必ずです」
「守ってですね」
「そしてです」
「戦っていくことですね」
「そうです、貴女達だけではないですから」
 笑ってだ、セラフィムは友奈に言うのだった。
「そのことを忘れずに」
「そうしてですね」
「戦っていけばいいのです」
「私達全員で戦う」
「訓練で身に着けた通りです」
 そこはというのだ。
「そういうことです」
「そうですね、では」
「間もなく日の出ですので」
「モンスターが出れば」
「戦う姿になりましょう」
「わかりました」
「腕が鳴るって言うと古いか?」
「ちょっとね」
 レイティアがフリッツに明るく突っ込みを入れた。
「それはね」
「じゃあ楽しみにしてるってか」
「その言葉だと古くならないね」
「じゃあそう言うな」
「そうしようね」
「俺はそれでもいいけれどな」
 ガジェルはフリッツの言葉をよしとした。 
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