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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十九話 神の祝福その十三

「充分かと」
「私も百億位何でもないわよ」
 リアスも笑顔で言ってきた。
「だから安心してね」
「貴女もですか」
「お金に困った記憶ないしね」
「実際にですか」
「百億位は何時でも出せるから」
 安心していいというのだ。
「本当にね」
「では」
「お金については」
「一切心配しないでね」
「とにかくお金持ってる人達も多いからね」
 東條は先生に再び話した。
「食べものや衣料品を買うお金はね」
「心配しなくていいですか」
「本当にね」
 実際にというのだ。
「一切いらないよ」
「では」
「うん、お金のことは気にしないでね」
「戦っていけますね」
「存分にね」
「ただ。お金ない人はとことんないからね」
 こう言ったのは明久だった。
「僕なんかガス水道止められて一日カップ麺一個だった時もあるから」
「俺もいつも食いものの心配してるしな」
 当麻も明久と同じ様な状況であるのだ。
「金がない奴は本当にないよな」
「そうだよね、僕達とかね」
「食えればいいという時期あったのう」
 日影も言ってきた。
「抜け忍だった頃は」
「お金持ちの人が多かったりとんでもなくいい設備の中にいる人が多いんですが」
 カズヤも言ってきた。
「そうでない人も中にはです」
「いるということですね」
「格差は凄いですね」
「その一番下が俺と明久ってことか」
 当麻は自分のことをこう認識した。
「要するに」
「そうだよね」
「俺は借金もうないけれど金持ちじゃなくないか?」 
 カイトは自分のことを言った。
「何もなくなった世界から復活したしな」
「というか貧乏な人間は本当に貧乏よね」
 順子もこんなことを言った。
「まああたし達はまだ普通に暮らせてるからましかしら」
「本当の貧乏は家もないのよね」
 ようこも橋の下で暮らしていた経験から話した。
「本当にね」
「そういえばうちは何だかんだで暮らせてるわね」
「そうだよね」
 奏助は歌笛のその言葉に頷いた。
「色々あるけれど」
「まだ普通にね」
「そういうことはまだ貧乏じゃないんだな」
 このことを実感したのはアスタだった。
「俺達もちゃんと住めるところと食えるものあるしな」
「本当の貧乏とはです」 
 日本が言うそれはというと。
「北朝鮮さんですね」
「あそこはまた特別ですね」
 拓武が日本の言葉に応えた。
「何といいますか」
「はい、お金どころかです」
「もう食べもの自体がですね」
「なくて。偽札もです」
 それもというのだ。
「刷っておられますので」
「貧乏というか他の問題もありますね」
「はい、ですが本当の貧乏とはです」
「あの国の様な状況ですね」
「どん底です」
 北朝鮮の貧しさこそがというのだ。 
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