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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその九

「知れば不幸になる場合もありますね」
「そういうものなんですね」
「世の中は」
「難しいですね、ですがわかりました」
 園子は香川の言葉に頷いた、いつも通りのおっとりとした顔立ちだったがそれでも頷いたのは事実だ。
「私もそうしていきます」
「はい、ですが貴女達は」 
 勇者部の少女達はというのだ。
「知って不幸になってきましたね」
「はい・・・・・」
 先生が答えた、少女達に代わって。
「そうして苦しんできました」
「そうでしたね」
「こちらが知らせなかったこともありましたし」
「そうして苦しんできましたね」
「悲痛なまでに」
 先生はこうも言った。
「そうしてきました」
「そうですね、ですが」
「知らなくて、その方が苦しまずに済むなら」
「知らないことです」
 最初からというのだ。
「それもいいことです」
「そうですね」
 先生は香川の言葉に心から頷いた、そうしてライダー達そして勇者部の少女達と共に四国を巡った。その中で。
 ある日の昼だった、先生は勇者部の部室に駆け込んでそこにいた戦士達に対して強い声でこう言った。
「屋島にです」
「あの島にですか」
「モンスター達が出て来ました」
 そこにというのだ。
「それも多く」
「そうですか、それじゃあ」
「すぐに向かいましょう」
 その屋島というのだ。
「そうしましょう」
「わかりました」 
 友奈が先生の言葉に頷いた、そしてだった。
 戦士達は屋島に向かった、ライダー達はバイクで勇者部の少女達は先生が運転するワゴン車で向かった。
 自分達の乗る車の前を進むライダ―達を観つつだ、樹は座席から言った。
「ライダーの人達のバイクは戦いには」
「普通のオートバイだからね」
 風が妹の言葉に応えた。
「流石にね」
「無理よね」
「城戸さんと秋山さんはスナイプモードなら使えるけれど」
 それでもというのだ。
「他の人達は無理みたいよ」
「そうなのね」
「今私達が一緒にいるライダーの人達は」
「ミラーワールドのライダーの人達は」
「そうだけれど」
 それでもというのだ。
「他の人達はね」
「違うのね」
「ファイル読んでいたら」 
 どうしてもというのだ。
「五代雄介さん達のマシンは」
「戦闘にもなのね」
「使えるのよ」
 このことを話すのだった。
「マシンもね」
「ライダーの人達もそれぞれね」
「私的には」
 風は妹にこうも言った。
「サイドカーの人いるみたいだけれど」
「サイドカー?」
「それでどう戦うかね」
 このことをというのだ。
「興味があるわね」
「サイドカーね」
「それで私もね」
 風自身もというのだ。 
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