| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百七十八話 困難に打ち勝つその八

「敵に有利に戦えて」
「戦闘力は高くなります」
「そうですね」
「ですから」 
 それでとだ、香川はさrない話した。
「皆さんはモンスターのことを、そして他の組織や種族の怪人と戦う時は」
「ショッカーやグロンギについても」
「よく知れば」
「その分有利に戦えますね」
「ですから」
 それが為にというのだ。
「頭によく入れておいて下さい」
「わかりました」
「そうすればです」
「今以上に戦闘力も上がって」
「強くもなります」
「それでは」
「私も頭に入れています」
 怪人達のデータをというのだ。
「全て」
「モンスター達のことを」
「全ての組織、種族の怪人達のことを」
「弱点もですね」
「はい、頭に入れていますので」
 だからだというのだ。
「その弱点もです」
「衝いてですか」
「戦っています」
「教授はとにかく記憶力がいいからね」
 仲代が話した。
「一度見たら全部覚えられるから」
「それって凄くいいですけれど」
 園子は仲代が話す香川の記憶力について述べた。
「覚えることが多くなり過ぎて」
「はい、悪いことも覚えてしまいます」
 香川自身が答えた。
「ですから出来るだけ不要なことはです」
「覚えない様にしていますか」
「はい」
 その様にしているというのだ。
「実は」
「そうですよね、覚えることが多過ぎたら」
 一度見てそうなるならというのだ。
「本当に大変ですね」
「ですからその様にしています」
「大事じゃないことは覚えないんですね」
「見たり読まない様にもしています」
「香川さんも大変ですね」
 園子はしみじみと思った。
「記憶も使い方ですか」
「左様です」
「そのこともわかりました。記憶力がよくても」
 それ自体はいいことにしてもというのだ。
「悪いこともあったりするんですね」
「私自身そのことを意識していますので」
「だからですか」
「はい、覚えなくていいことや」
「悪いことは」
「覚えない様にしていて」
 香川はさらに話した。
「最初からです」
「観ない、ですか」
「読まない様にも」
「されてるんですね」
「そうです」
「それってまさか」
 ここまで聞いてだ、園子は考える顔になって言った。
「私達も」
「そうです、必要なことは覚えるべきですが」
「それでもですね」
「覚えなくていいことは」
「それは、ですね」
「覚えるに」
 それでというのだ。
「やっていくこともいいのです」
「そうなんですね」
「人は何でも覚える必要はありません」
 香川はこうも言った。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧