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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその十

「サイドカー操縦して樹をね」
「あっ、横になのね」
「乗せたいわね」
「私が乗っていいの」
「樹だからよ。友奈ちゃん達もいいけれど」
「やっぱり私なの」
「そう、妹だから」
 理由はこれに尽きた。
「将来オートバイの免許を持ったら」
「その時には」
「樹を横に乗せたいわ」
 サイドカーのとだ、そうした話をしながらだった。
 一行は屋島がすぐそこに見える岸辺に来た、そこに来るとすぐにライダー達も少女達も変身した。その彼等のところにだ。
 モンスターの大群が上陸してきた、友奈はその敵を見て言った。
「じゃあ今から」
「ああ、全員でな」
 龍騎が応えた。
「戦おうな」
「わかりました」
「そしてな」
 龍騎は友奈にさらに言った。
「今回の戦いはな」
「はい、これまでの訓練のことを頭に入れて」
「それで戦っていこうな」
「連携してですね」
「疲れたら後ろに下がったりな」
 そうしたこともしてというのだ。
「戦っていこうな」
「わかりました」
「あと敵の弱点は頭に入れたのな」
「どの種類のモンスターも」
「ああ、そっちも大丈夫だよな」
「はいっ、もうです」
 友奈は龍騎に素直な声で答えた。
「私達も勉強してきましたから」
「モンスターのことをな」
「そうしてきました」
「なら大丈夫だな、じゃあな」
「そうしたことを全部頭に入れて」
「落ち着いて戦っていくんだよ」
 今からというのだ。
「いいな」
「はい、わかりました」
「それでな」
 龍騎はさらに言った。
「この戦い長いからな」
「だからですね」
「最初から飛ばす様なことはな」
「しないことですね」
「俺も今はサバイブにならないからな」
 このモードにはというのだ。
「それで戦っていくからな」
「今はですね」
「ああ、そうだよ」 
 こう言うのだった。
「あれは強いけれどな」
「体力の消耗が激しい」
 ナイトも言ってきた、龍騎と同じくサバイブになれる彼が。
「だからだ」
「こうした時はですか」
「ならない」 
 そういう風にしているというのだ。
「長く戦えないからな」
「長く戦う為にはですね」
「力をセーブすることもな」
 このこともというのだ。
「大事だということだ」
「そのことも言われていましたね」
「そうだ、戦いは一瞬で終わるとは限らない」
 ナイトは友奈に答えた。
「そのことも考えながらな」
「戦うことですね」
「そうだ、このまま戦う」
「今は」
「そうだ、戦っていこう」
 こう言ってだ、ナイトはその手にランスを出してそのうえで戦闘に入った。その横で龍騎もだった。 
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