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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十七話 秘めた意志その二

「そうなっています」
「そうした決まりですか」
「実はかつて機動刑事という方がおられて。今は現役ではないですが」
「その人が、ですね」
「警視正だったので」
 それでというのだ。
「その人を慣習にしまして」
「警察所属の仮面ライダーの方は、ですか」
「警視正の階級になります」
「そうなっているんですか」
「そう定められました」
 こう美森に話すのだった。
「そして警察からのバックアップもです」
「あってですか」
「警察の情報収集、整理能力もありまして」
「ファイルもですか」
「完成されていて」
「私達も読めるんですね」
「左様です」
 そうだというのだ。
「この通り」
「そういうことがあったんですね」
「結局だ」
 手塚も美森に話した。
「俺達だけではな」
「敵のデータを集めることもですね」
「出来ないしな」
「多くの人の助けがあって」
「そうしてだ」
 それでというのだ。
「満足に戦える」
「そういうことですね」
「それは君達もだな」
「はい、私達も」
 友奈が手塚に答えた。
「やっぱり私達だけですと」
「戦えるにしてもだな」
「限られています」
「そうだな」
「物凄く沢山の人達が助けてくれますから」
「戦えているな」
「はい、今も」
 そうだというのだ。
「有り難いことに」
「戦う以外のことは気にしないでいいわ」
 先生も話した。
「そうしたことはね」
「先生が、ですか」
「させてもらうから」
 だからだというのだ。
「色々と手を回してもらうから」
「そう、ですか」
「ええ、私は貴女達に辛いことをさせたし」
 先生はこのことを友奈達に対しても言った。
「だからその罪滅ぼしにしても」
「それはないですよ」
 風は悲しい、辛い顔だったがそれでもだった。何とか優しい声を出してそのうえで先生に対して話した。
「先生だって辛かったですよね」
「それは」
「わかってます」
 今度は美森が先生に言った。
「先生は私達を戦わせる立場で」
「貴女達を苦しめて」
「先生が一番苦しかったです」
 これが美森そして勇者部の少女達の考えだった、美森は今それを言ったのだ。
「ですから」
「だからと言うの」
「はい、先生は私達に負い目は感じないで下さい」
「そうなの」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「そんなことを思わないで下さい」
「この娘達の言う通りだよ」
 城戸も先生にここで言った。 
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