仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百七十七話 秘めた意志その一
第三百七十七話 秘めた意志
友奈達勇者部の少女達は勇者部の部室においてライダー達から手渡されたモンスターおそしてスサノオのデータファイルを読んだ。
一通り読んでからだ、風は腕を組んでこんなことを言った。
「いや、細かい能力から弱点までね」
「細かく書いてありましたね」
風に園子が応えた。
「データ化として数字にもなっていて」
「お陰で凄くわかりやすくてね」
「どう戦えばいいかもですね」
「わかったわね」
「はい、一体一体について」
「正直これまでね」
「全く訳のわからない相手で」
それでとだ、園子は風に述べた。
「私達も苦労しましたね」
「勝ててもね」
夏凛も眉を顰めさせて言った。
「これがね」
「一対一がやっとでね」
「若し大勢出て来たらって」
「いつも心配していたから」
「これまでそうしたことはなかったけれど」
樹も言ってきた。
「そのことをいつも考えていて」
「不安だったのよね」
「本当に」
樹は自分の姉にも応えた。
「そうだったから」
「そうだったけれどね」
「どう戦えばいいかわかってきたから」
モンスター達からのデータや弱点を見てだ。
「だからね」
「これからはね」
「もっと有利に戦えそう」
「そうよね」
「それに」
今度は美森が言った。
「スサノオのことも」
「ええ、まさかあの骸骨の姿のスサノオのことも載ってるなんて」
友奈が美森に応えた。
「わかりやすいわね」
「そうよね」
「あの時のスサノオは本当にね」
「デストロン首領の姿だったのね」
「沢山ある姿のうちの一つで」
「その時のデータもあるなんて」
「全部戦ってきた結果だよ」
それでだとだ、城戸が少女達に答えた。
「データも取れたんだよ」
「多くの敵と戦ってきて」
「それをちゃんとな」
「ファイルにしてきているんですね」
「データとして保存してな」
そのうえでというのだ。
「そうしてきているんだよ」
「城戸さん達がそうされたんですね」
「いや、俺はしてないんだよ」
城戸は自分の右手を頭の後ろにやって笑って話した。
「そうしたことはさ」
「それじゃあどなたが」
「吾郎ちゃん達がしてくれたんだよ」
城戸は友奈に由良を見つつ話した。
「そうしたことが出来る人がさ」
「そうですか」
「警察とか自衛隊の協力もあってさ」
「助けてくれる人が多いんですね」
美森は城戸の話からそのことも察した。
「ライダーの皆さんは」
「ああ、有り難いことにな」
「それは心強いですね」
「警察に所属しているライダーもいるしな」
「現役の警察官の」
「私もそうです」
須藤が微笑んで言ってきた。
「実は」
「あっ、そうだったんですか」
「尚階級は警視正です」
「お偉いさんだったんですね」
「警察所属のライダーはどの人もこの階級になります」
警視正にというのだ。
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