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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十六話 清廉な心その十

「その部活の一環という形で」
「戦っているんだ」
「そうでした、この世界を守る防人として」
「成程、そうだったんだ」
「そして今も」
「モンスター達とだね」
「戦っています、防人でなくなった筈ですが」
 それがというのだ。
「再び力を宿して」
「それは何故かはわかってるかしら」
「スサノオが言ってきました」
 先生は騎士リマの問いにも答えた。
「自分が来たからです」
「だからなのね」
「自分と戦う為にです」
「力が戻ったのね」
「そうだと」
「確かもう天の神との戦いは」
「終わりました」
 この戦いはというのだ。
「そうなりましたが」
「それでもなのね」
「はい、おそらく神々がスサノオがこの世界に来たので」
「勇者部の娘達に再び力を与えたのね」
「戦う為に」
「そういうことね」
「はい、そして今あの娘達は再び戦っています」
 こう霧島に話した。
「これまでお話している通り」
「そのこともわかったわ、ではね」
「今からですね」
「学校に案内してね」
「そうさせてもらいます」
 先生はライダー達に話した、そしてだった。
 一行は学校に入りその中にある勇者部という教室の札のところに書かれている部屋に入った、するとその部屋に仲に赤い髪の毛を後ろでまとめた明るい表情の赤い目の少女がいた。上が黒で赤いリボンが着いた制服で下は縁に黒いラインが入っている白い丈の短いスカートだ。黒のハイソックスが似合っている。
 少女は先生とライダー達を見て言った。
「先生、そちらの人達は」
「仮面ライダーの方々よ」
 先生は少女の問いにすぐに答えた。
「この人達がね」
「そうですか、その人達が」
「ええ、これから一緒に戦ってくれるから」
「わかりました、結城友奈です」 
 少女は先生とのやり取りの後でライダー達に名乗った。
「勇者部の部員です」
「宜しくね」
 城戸は友奈に笑顔で応えた。
「俺達のことは後で話すから」
「はい、宜しくお願いします」
「それで部員の娘が君だけじゃないよな」
「あと五人います」
「その娘達は今何処かな」
「中庭で草むしりをしていまして」
 それでというのだ。
「私はさっきまでこの校舎の一階のトイレ掃除をしていました」
「君だけ別だったんだ」
「今日は勇者部への依頼が二つあったんですよ」
「草むしりとだね」
「おトイレの掃除だったんですが」
「草むしりの方が人手がかかるから」
「五人そちらに行ってです」
「トイレ掃除は君一人だったんだな」
 城戸もその辺りの事情を察して頷いた。
「そうなんだな」
「はい、それで今終わってここのお掃除もしています」
「そういえば奇麗な部屋だよな」
 佐野は部屋の中を見回して言った。
「随分と」
「はい、今していますから」
「勇者部ってボランティアもしてるんだな」 
 芝浦は友奈の話と行動からこのことを察した。 
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