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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十六話 清廉な心その六

「それがな」
「どうしても気になるな」
「そんなこと無理だろ」
「そういえばそうだよな」
 城戸もこのことについてはすぐに言えた。
「東京だってな」
「ここまでの暮らしが出来るにはな」
「電気とかガスとか水道とかな」
「全部必要だろ」
「エネルギーとかな」
「四国だけでそんなこと出来るか?」
 北岡はまた言った。
「そう考えるとな」
「かなりおかしいよな」
「先生の話を聞きますと」
 由良も先生に話した。
「とてもです」
「この世界と同じレベルの文明は、ですね」
「維持出来ないです」
 こう言うのだった。
「とても」
「そのことは」
「先生もですね」
「この世界で皆さんのお話を聞いて」
 そしてというのだ。
「わかりました」
「そうですね、実は外の世界と」
「つながっていることをですか」
「俺は思いましたけれど」
「では外の世界は」
「ええ、ひょっとしたらですが」
 今は仮定の段階だが、とだ。由良は前置きしてから述べた。
「先生達の世界は」
「四国だけしか存在しないのではなく」
「四国だけがです」
「外の世界からですか」
「隔離されているんじゃないでしょうか」
 こう言うのだった。
「俺今ふと思いましたけれど」
「それはあるよな」
 城戸は由良のその言葉に頷いて応えた。
「やっぱり」
「そう思うことが妥当というのが」
「俺もそう思うよ」
「お前もそうしたことはわかるな」
「ああ、どう考えてもおかしいだろ」
 城戸は秋山にも返した。
「そうじゃないとな」
「四国だけだとな」
「二十一世紀の文明のレベルだとな」
「いられないな」
「江戸時代とかならともかくな」
「そうしたことも知りたいしな」
 高見沢も言ってきた。
「だからだ」
「私達の世界にですね」
「案内してくれ、そしてモンスター達はな」
 彼等が出て来てもというのだ。
「必ず倒す」
「それでは」
「案内してくれ」
 高見技も言ってだった。
 ライダー達は先生に案内されてそのうえで彼女達の世界に行くことになった、一行は北岡の事務所を出てすぐにだった。
 先生にある場所に案内された、そこはOREジャーナルの事務所のあるビルのすぐ裏手だった。城戸はそこに来て言った。
「何かいつもな」
「門のある場所はな」
「俺達に縁がある場所のすぐだな」
「そうだな」
 秋山は城戸の言葉に頷いた。
「大抵な」
「それでな」
 さらに言う城戸だった。
「この門を見てもな」
「わかるな」
「この門は」
 見れば日本の神社の扉の様だった、そうした外観の門だった。 
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