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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十六話 清廉な心その五

「仮面ライダーV3と戦ったんだよ」
「最初の頃のライダーの方でしたね」
「ああ、ダブルライダーの次のな」
「そうでしたか」
「それであいつはいったんだよな」
「はい、仮面ライダーの人達を」
「つまり俺達か」
 今度は浅倉が言った。
「あんた達の世界に連れて来てか」
「戦えと」
「それであんたはだな」
「この世界に門を潜ってきました」
 先生は浅倉にも話した。
「そして今この場所にいます」
「そうか、わかった」
 浅倉は先生の今の言葉に頷いて返した。
「そのこともな」
「それでは」
「これからだな」
「宜しければ」 
 こう前置きしてだ、先生は浅倉だけでなくライダー達に話した。
「一緒に来て頂けますか」
「答えは一つだ」
 浅倉が答えた。
「俺達は仮面ライダーだ」
「だからですか」
「行く、そしてだ」
「モンスター、ひいてはスサノオとですか」
「戦ってだ」
 そのうえでというのだ。
「勝つ」
「それが、ですか」
「俺達だ」
 仮面ライダーだというのだ。
「だからだ」
「一緒にですか」
「行ってやる」
 浅倉は鋭い目でこう述べた。
「必ずな、そしてだ」
「スサノオをですか」
「倒す、この手でな」
「売られた喧嘩は買うものというのがです」
 須藤も言ってきた。
「仮面ライダーでしょうか」
「仮面ライダーの人達はですか」
「はい、人間としてです」
 この立場でというのだ。
「戦って」
「そしてですか」
「そのうえで、です」
「勝つことがですか」
「仮面ライダーなので」
「それで皆さんは」
「そちらの世界に行かせてもらいます」
 須藤も是非にと答えた。
「そうさせて頂きます」
「そうですか」
「はい、では」
「これからですね」
「案内させて頂きます」
「これで話は決まったな」
 手塚は腕を組んで言った。
「今からだ」
「私達の世界にですね」
「案内してくれ」
 こう先生に言うのだった。
「いいな」
「はい、それでは」
 先生もすぐに頷いて答えた。
「そうさせて頂きます」
「これからな」
「すぐに」
「それでだが」
 秋山も先生に言った。
「そちらの世界は四国だけか」
「はい、その外には出られません」
「結界があってだな」
「その先は不気味なものが拡がっているとか」
「そのことも気になるな」
「何で四国だけでこの世界と同じ文明でいられるんだ?」
 北岡もこのことが不思議だった。 
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