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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十五話 アマゾンの死闘その十

「皆さんにこの身体預けます」
「じゃあな、今はな」
「皆さんの護衛を受けて」
「砲撃に専念してくれよ」
「そうさせてもらいます」
 クレアも応えてだ、そしてだった。
 クレアは実際に砲撃に専念した、戦士達の戦いは二日目も続きアマゾンでは激しい攻撃の応酬が行われていた。
 しかしだ、倒れる者達はアンノウン達ばかりだった。焦凍は戦いつつ周りを見てそのうえで言った。
「こいつ等も強い、だがな」
「僕達はもっと強い、だね」
 英士郎が焦凍に応えた。
「そういうことだね」
「そうだな、だから戦えている」
「数はどんどん来るけれど」
「まだだ」
 焦凍はこうも言った。
「俺達は戦える」
「これ位なら」
 亮悟も言う。
「まだいけるよ」
「有り得る」 
 明もウリエルと戦いつつ出て来た。
「最後の最後まで戦える」
「スサノオも引きずり出す」
 こう言ったのは春馬だった、ルシファーも傍らにいる。
「この戦いでもな」
「アンノウンは確かに強く数も多い」
 ルシファーも言ってきた。
「それは事実だ、しかしな」
「私達はもっと強くてしかも皆がいるから」
 ウリエルも言ってきた。
「戦えるわね」
「そして勝つ」
「そうなるわね」
「この世界でもな」
「最後まで立ってだ」
 そしてとだ、ルシファーはさらに言った。
「スサノオにこの世界でも見せてやるだけだ」
「私達の、人間の力を」
「そうしてみせる」
「そうだな、幾ら辛くてもな」
 焦凍がまた言った。
「これ位はだ」
「これまでだな」
「戦ってきた」 
 焦凍はルシファーにも応えた。
「そしてそれはだ」
「俺達もか」
「そうだな」
「確かにな。何度も決戦を戦ってきた」
 焦凍もこれまで彼が仲間達と共に巡ってきた決戦のことを思い出した、すると彼もまた同じであった。
「そしてだ」
「人間としてだな」
「戦ってきてだ」
 そうしてとだ、炎と氷を操りつつ言うのだった。
「スサノオに見せてやってきた」
「人間をな」
「俺達そのものをな」
「そういうことだ」
 まさにとだ、ルシファーはまた焦凍に告げた。
「この戦いはそうした戦いだ」
「人間、俺達を見せる戦いだな」
「私もわかってきた」
「あんたもか」
「この者と共に戦ってきてな」
 春馬を見ての言葉だった、今度は。
「わかってきた」
「俺とか」
「そうだ、お前と共にいてよかった」
 ルシファーは春馬にはこう言った。
「お陰で私も人間だということもわかった」
「そのことがか」
「人間は何かということもな。だからこの戦いでもだ」
「人間としてだな」
「スサノオと戦い見せてやる」
 人間というものをとだ、ルシファーは言ってだった。 
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