仮面ライダー エターナルインフィニティ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百七十五話 アマゾンの死闘その七
「ないところはね」
「本当にないですね」
「それが極端よね」
「それぞれの世界で」
「全く、そのあるところになりたいわ」
「全くですね」
順子に今度は小鳥が応えた。
「あれば困らないですから」
「それだけで嬉しくなるし」
「本当に、ですよね」
「お金はね」
「あるところになりたいです」
「ビル一個分の事務所とかね」
「それいいですね」
二人でこんなことを話すのだった、しかしそれはあくまで憧れであり二人もこれで話を止めてステージの支援に回った。アマゾンには歌も響いていた。
戦いは二日目も続いてた、しかも激しさも変わらない。
一方通行は自身の力でアンノウンを数体まとめて倒してからやさぐれた声で言った。
「相変わらずだな」
「幾ら倒しても減らないわね」
フレイががルムと共に戦いつつ一方通行に応えた。
「いつも通り」
「ったくよ、スサノオらしいな」
「そうね、また長く戦うつもりね」
「手前が楽しむ為にな」
「正直迷惑よ、けれどね」
「それでもな」
鋭い目のままでの言葉だった。
「売られた喧嘩ならな」
「戦うわよね」
「とことんまで戦ってな」
「勝つだけね」
「そうだよ、神様だか何だか知らねえが」
持ち前の闘争心を出しての言葉だった。
「ぶっ倒してやるぜ」
「その意気よね、じゃあ私も」
「戦っていこう」
ガルムはここで主に言った。
「この世界でも」
「ええ、そしてね」
「この世界でもな」
「勝つのは私達よ」
「俺だっているんだ」
幸一はダイミダラーの中からフレイ達に応えた。
「それならな」
「あんたはそう言ってもよ」
「何だ?」
「あんた今恭子さんの胸触ってるでしょ」
ダイミダラーのコクピットの中でというのだ。
「そうでしょ」
「それがダイミダラーの操縦だからな」
否定しない返事だった。
「駄目か」
「全く、あんたはいつもそうね」
「幸一君、その触り方は駄目よ」
その恭子も幸一に言う。
「変な感触だから」
「変?」
「ちょっと、それは」
そのいやらしい手つきがとだ、頬を赤くさせて言うのだった。
「止めてくれる?」
「止めろと言われて止められるか」
これが幸一の返事だった。
「ダイミダラーの操縦だから」
「だからどうしてこうした操縦なのよ」
「そう言われてもね」
「そうしたロボットだから」
「仕方ないでしょ」
通信でもり子、そり子、せわし子の三人が言ってきた。
「もうね」
「だからそのことはね」
「諦めてもらうしか」
「私あのロボット絶対に無理よ」
「私もちょっと」
アンリエットも言ってきた。
ページ上へ戻る