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星河の覇皇

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第七十一部第四章 引き継ぎその十五

「あちらが内密に飲めるな」
「そうしたコーナーをもうけ」
「そちらで内緒で、ですね」
「飲んでもらう」
「そういう風にしますか」
「あちらも飲む」
 義勇軍、ひいてはサハラの者達もというのだ。
「ワイン以外の酒もな」
「ではワインを主に用意して」
「それ以外の酒はそうした場所で、ですね」
「飲んでもらう」
「そうしますか」
「戒律に触れないものは出していく」
 具体的には豚肉は控えるということだ。
「そうしていくがな」
「そのうえで、ですね」
「ご馳走を出していきますね」
「歓待として」
「腕によりをかけたものを」
「そのうえで楽しんでもらう」
 義勇軍の者達にというのだ。
「それと実はこうも思ったが」
「と、いいますと」
「一体」
「スポーツでの交流もだ」
 これもというのだ。
「考えていたがな」
「ああ、そちらもですか」
「共に汗を流す」
「それも」
「そうだ、スポーツの交流もいいものだ」
 この時代でも普通に行われている、連合でも各国同士そしてそれぞれの地方政府同士の交流でも行われている。
「だからと考えていたが」
「それでもですね」
「そこまでの時間はない」
「どうしてもですね」
「そうなりそうですね」
「場所もだ」
 それもというのだ。
「艦内での交流となるとだ」
「サッカーや野球になりますと」
「流石にグラウンドはです」
「この艦内にもありませんね」
「ティアマト級ですら」
「どうしてもな」
 全長二十キロもの巨大戦艦でもというのだ。
「それは無理だからな」
「はい、やはり基地でとなりますが」
「基地もまだ整備されていません」
「そこまではです」
「どうしても」
「そうだ、それでだ」
 だからだというのだ。
「スポーツの交流はな」
「あるとしたらプールですね」
「プールでの水泳か水球ですね」
 連合軍はどの艦にもジムはある、そして駆逐艦でも小さくはあるがプールもある。海軍の流れが強い軍隊なので水泳に重点が置かれているのだ。
「それでもですね」
「それになりますが」
「グラウンド等は」
「流石に」
 ティアマト級の様な巨大戦艦でもなのだ。
「ないですし」
「サッカーや野球ですと基地になりますね」
「アメフトやラグビーも」
「陸上競技も」
 そうした広い施設が必要なスポーツはというのだ。
「卓球位でしょうか」
「それに格闘技」 
 これには武道も入る。
「そうしたものになりますが」
「後はテニスですか」
「コート位はありますし」
 室内用のテニスコートもあるのだ。 
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