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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十五話 アマゾンの死闘その五

「他の人が陸軍なのに」
「あの人だけ海軍でね」
「冬は黒と金の詰襟で」
 黒字で袖の模様等が金色なのだ。
「夏がね」
「白地で金も入ってる詰襟なのよね」
「完全に海軍の服よね」
「あの人だけね」
「恰好いいよね」
 実波は素直に自分達の衣装も日本のそれもいいと思っていた、そのうえでの言葉だ。
「白が奇麗で」
「ええ、ただね」
 真夢は微妙な顔も見せて実波に応えた。
「この服本当に純白だから」
「何かあるの?」
「汚れが目立つのよね」
 その色故にというのだ。
「だからカレーとか食べたら」
「そうか、お汁とか跳ね返ったら」
「それが付いたらね」
「凄く目立つね」
「それが問題なのよね」
「それは仕方ないよ」
 藍里は真夢に笑って話した。
「もうね」
「そういう服ってことね」
「そう、真っ白な服だから」
「食べる時はもうステージ衣装着替えてるわよ」
 佳乃は真夢にこう話した。
「あの黄色と紺のね」
「ああ、あの服になの」
「そう、あの服にね」
「あれは定番みたいになってるわよね」
 サクラもWUGのその服は観ていて知っていて応えた。
「何か」
「ええ、ステージではよく着てるわ」
「そうよね」
「それで今日のステージでもね」
「あの服も着るのね」
「そうするわ」
「正直私達って服少ないのよね」
 菜々美は何気順子を見ている、そのうえでの言葉だ。
「経営が苦しいのか」
「これでも随分よくなってるわよ」
「それでも小さな事務所よね」
「悪い?」
「もう少し経営状態がよかったわ」
「けれどそれを言ったらね」
 夏夜は765プロの社長を見つつ一同に話した。
「もっと謎の事務所あるわよ」
「そういえば765プロって十三人全員が全国区のトップアイドルなのよね」
 佳乃もこのことを指摘した。
「そうよね」
「売れ方も半端じゃなくて」
 未夕も言うことだった。
「それで何で事務所がずっと貸しビルなのかしら」
「それ俺も不思議に思ってるから」
 マネージャーがWUGの面々に答えた。
「一度黒井社長に騙されていても」
「それでも普通トップアイドル十三人いれば凄いですよ」
 夏夜もそこを指摘した。
「武道館とかでコンサートも出来てますよね」
「アリーナとかでね」
「それでもですか」
「うちの事務所は小さいままなんだ」
「不思議ですね、それは」
「ひょっとして誰かの食費が凄いとか」
 実波は笑ってこんなことを言った。
「そうだとか」
「いや、それは普通にね」
「ないですか」
「幾ら食べても」
 それでとだ、マネージャーは実波に答えた。
「食費はそんなにかからないから」
「じゃあどうしてなんでしょうか」
「だから俺も不思議なんだ」
 原因がわからないからだというのだ。 
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