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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十五話 アマゾンの死闘その四

「どうにもならない」
「大した敵じゃないってことね」
「違うか」
 こうレイティアにも言うのだった。
「倒せるな」
「確かにね」
 レイティアも否定しない。
「今の私達なら」
「ならだ」
「落ち着いて戦っていくことね」
「ごく普通にな」
「一緒に戦ってるしね」
 美雷も言いつつ戦う、見れば月光と実に息が合っている。
「一人じゃないから」
「一人でないなら尚更だ」
 月光の刀は動き続けている、そのうえで敵を倒していっている。
「落ち着くことだ」
「その通りです、長い戦いになることもわかっていますし」
「熱くなるんじゃねえぞ」
 由紀江と絵馬が一緒に言ってきた。
「大体これ位の戦いもうしてきてるだろ」
「経験があればそれを活かせばいいですし」
「だからな」
「まずは冷静さを失わないことです」
「本当にそうだな、今の俺達は実際にな」
 敵の動きを冷静に見て狙撃しつつだ、フリッツはまた言った。
「何なく倒せてるしな」
「昔と違ってね」
「一体がやっとじゃないからな」
「一撃で倒せているから」
 それだけの強さを備えているからだというのだ。
「だからね」
「これ位はね」
「ああ、戦えるからな」
「本当に落ち着いていけばいいよ」
 レイティアの動きにも冷静さが見られる、これまでよりも遥かに激しい戦いである筈だが彼等は全く以て冷静であった。
 それは他の戦士達も同じだった、それで。
 戦士達はアマゾンでの戦いを進めていった、敵は多く厳しい戦いだったがだ。
 冷静さを失わず陣形も崩れていなかった、それは歌も同じだった。
 サクラとカレンはデュエットの後でウェイクアップガールズの面々に言った。
「じゃあ次はね」
「お願いします」
「貴女達の番だからね」
「頑張って下さい」
「わかったわ」
 真夢が二人に応えた。
「じゃ今度は私達が歌うから」
「任せてね」
 夏夜も二人に応えた。
「私達は二時間受け持つから」
「アンコールもあるし」
「アンコールの曲だけれど」
 リーダーの佳乃も言う。
「少女行進曲よ」
「あの曲でいくのね」
「ええ、さっき耕平さんとお話して」
 マネージャーの彼と、というのだ。
「アンコール最初の一曲はドレッシングパフェとコラボして」
「あの娘達の曲を歌って」
「後の二曲の最後が」
「少女行進曲ね」
「あの曲でいくことになったわ」
「あの曲ならですね」
 未夕は実波の話を聞いて確かな顔で言った。
「今日のステージの最後にもいいですね」
「そうでしょ、だからね」
「今日の最後はあの曲ね」
「そうなったから」
「それでステージ衣装はこれね」
 菜々美は今の自分達の服を見た、それは白い詰襟とミニスカートの制服だ。
「日本さんの夏服みたいね」
「あの人の軍服ってちょっと違うわよね」
 藍里は自分達のステージ衣装の元になった彼の服の話をした。 
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