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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十四話 アマゾン入りその三

「何がどうなるかわからないから」
「人間爆弾なんですよね」
 葉月もこのことはわかっている。
「正直」
「ふん、俺の芸術をそう言うならそう言うといい」
 言われてそれでへこたれるベートーベンではなく腕を組んでそのうえで一同の言うことを一蹴した。
「この世界でも俺のムジークを奏でるだけだ」
「だから普段が問題なんですよ」
 春雪もこう言うことだった。
「ベートーベンさんは」
「ムジーク以外のことがか」
「はい、本当に」
「音楽は偉大なのだがな」
 ドイツもこのことは認める。
「前の人生の時から行いはな」
「悪人じゃないんだけれど」 
 繭良も困った顔で述べる。
「常識を一切無視する人だから」
「モーツァルトさんと双璧だから」
「どっちがより凄いかだから」
 テスラとナインもこう言う。
「二人一緒だと尚更凄い」
「一人でもとんでもないのに」
「敵でなくて本当によかったですね」
 クラウディアもここまで聞いて本気でこう述べた。
「この人達が」
「こんな連中敵だったら最悪だぞ」
 雪音クリスもこう言うことだった。
「下手しなくてもスサノオよりまずいぞ」
「全くだ、こんな連中が敵だったらな」
 荻野が言うことだった。
「どれだけ厄介だったか」
「あの、娘さんですけれど」
 アルフォンソは彼の横の梓、相当に分厚く巨大なステーキを平気で食べている彼女を見て彼に尋ねた。
「お幾つですか?」
「三歳だが」
「三歳で歯って全部生え揃いますか?」
「うちの娘はそうだ」
「このステーキ二キロありますけれど」
「普通に食べるだろう」
 これが父親の返事だった。
「それ位は」
「そうですか?」
「梓は食いしん坊だからな」
 それでというのだ。
「それ位は食うな」
「うーーー」
「こんな子はじめて見たけれど」
 流石にエミリアも唖然となっている。
「三歳でステーキ食べて」
「歯も全部生え揃っていてな」
「それで歯もね」
 三歳児では有り得ない程見事に生え揃っているそれもというのだ。
「頑丈でね」
「牙みたいだよな」
 ハヤトも驚いている。
「しかも二キロ食うとかな」
「それも凄い勢いでだし」
「本当に三歳か?」
「信じられないわね」
「この娘も強そうだな」
「そうよね」
「あっ、かなり強いから」
 実際にとだ、尾室は二人に答えた。
「丸太振り回したりして」
「丸太を、ですか」
「こんな小さな娘が」
「あとログハウスも造ったりするから」
「知力も健在なんですね」
「恐ろしい娘ですね」
「まあこの娘の世界も凄いからね」
 こうも言う尾室だった。 
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