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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十三話 海上での緒戦その三

「ハヤト君もね」
「是非ですか」
「戦って欲しいね」
「津上さんがそう言われるのなら」
 クラウディアはがっくりと肩を落として述べた。
「仕方ないです」
「仕方なくはないです」
「そうです」
 今度は雪梅とノアがクラウディアに言った。
「ハヤト君がいないと」
「何かと困ります」
「ましてや今は戦力が少しでも欲しい時です」
「そんな中で誰かがいなくなっては困ります」
「それはクラウディアさんもですし」
「個人的感情から言わないで下さい」
「若しあいつがいなかったら」
 その感情を言うクラウディアだった。
「私がエミリア様を」
「それは絶対にないから」
 そのエミリアが真剣な顔で言ってきた。
「僕はハヤト一筋だから」
「ですが若しいないと」
「そのこと自体がないから」
 絶対に、という言葉だった。
「もうね」
「それは悲しいことです」
 今度は泣くクラウディアだった。
「私としては」
「まあそう言わずに」
 泣くクラウディアにクレアが助け舟を出した。
「ここは落ち着いて」
「そうしてですか」
「コーヒーを飲んで」
 そしてというのだ。
「後は美味しいお菓子でも」
「あっ、私紅茶派なので」
 コーヒーと聞いてすぐに言ったクラウディアだった。
「出来れば」
「では紅茶を」
「それでお菓子は」
「ブリタニアの方なら」
 正確に言うと連邦内の一国だ。
「ティ―セットですね」
「はい、そちらです」
「あっ、いいね」
 ティーセットと聞いてだ、エミリアも明るい顔で言った。
「じゃあ今からハヤトと」
「あっ、お茶なら」
「はい、私達も」 
 サクラとカレンも言ってきた。
「お兄様と一緒に」
「楽しみたいけれど」
「え~~~っ、折角ハヤトとって思ったのに」
「一人占めはよくないわよ」
「はい、それに私は妹ですし」
「仕方ないなあ。じゃあハヤト」
 エミリアはふてくされつつもハヤトに言った。
「四人でね」
「うん、ティーセットをね」
「楽しもうね」
「そうしようね」
「じゃあ僕はコーヒーで」
 アルフォンスはこちらだった。
「ティーセットをね」
「そこはどうしても」
「やっぱりお国柄として」
 アルフォンスはシャーロットにも答えた。
「コーヒーだから」
「そうか、わかった」
「そういうことで」
「飲みものはそれぞれ楽しめばいい」
 これがシャーロットの考えだった。
「だからこそ」
「それじゃあ」
「一緒に食べよう」
「わかりました」
「では俺もコーヒーだ」
 木野もそちらだった。 
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