| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百七十三話 海上での緒戦その一

               第三百七十三話  海上での緒戦
 ライダーとヴァリアント達はこの日も訓練を行っていた、航空母艦を思わせる海上基地の上でそうしていた。
 その中でだ、クロヴァンはアナザーアギトと戦いつつ言った。
「くっ、まだ相手にならないな」
「ええ、まだね」
「木野さん達には遠く及ばないわ」
 ネサットもナタリーも言う、アナザーアギトに圧倒されてから。
「三人掛かりでもこれは」
「最初は驚いたけれど」
「今もなんて」
「何て強さなのよ」
「いや、かなり強くなっている」
 アナザーアギトは歯噛みする三人に身構えたまま告げた。
「昨日と比べてもな」
「けれど」
 そう言われるがとだ、クロヴァンはアナザーアギトに答えた。
「まだとても」
「敵わないとか」
「思ってるよ」
 実際にというのだ。
「だって本当に軽くあしらわれたから」
「いや、俺にとっては軽くじゃない」
「かなりっていうんだね」
「苦労した、一瞬でも動きが遅れれば」
 その時はというと。
「やられていたのは俺だ」
「そうだといいけれどね」
「強くなっていることは事実だ」 
 このことはというのだ。
「君達もな」
「そうそう、君達本当に強くなっているから」
 このことをアギトも言ってきた、彼は今は休憩中だ。
「それも一刻一刻でね」
「一刻限ですか」
「もっと言えば次の瞬間にはね」
 アギトはナタリーもこうも答えた。
「そうなっているよ」
「そうですか」
「間違いなくね」
「そういえば人の成長は常だと」
 今度はネサットが言った。
「言われていますね」
「そのことはその通りでね」
「実際にですか」
「そうだよ、君達も他の皆も」
「刻一刻と」
「強くなっているから」 
 だからだというのだ。
「きっと俺達ともね」
「互角にですか」
「戦える様になって」
 そしてというのだ。
「スサノオにも勝てるよ」
「そういえば」
 ここでクロヴァンが気付いた顔になって言った。
「津上さん達は訓練はしていても」
「そうだ、重要だとはわかっているがな」
 アナザーアギトはまた答えた。
「しかしな」
「訓練はですね」
「訓練だ」
 それに過ぎないというのだ。
「大事なのは何かというとな」
「実戦ですか」
「そうだ、実際にどう戦うかだ」
「アンノウン達と」
「そしてスサノオとな」
「そのことが重要ですね」
「訓練は訓練だ」
 それに過ぎないというのだ。
「そこは大事だ」
「そうですね」
「だからだ」
 それ故にというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧