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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十二話 ハンドレッド達その十五

「そのショッカー首領のことも」
「是非だね」
「教えてくれますか」
「うん、それはね」
 津上もすぐに答えた。
「食べてからね」
「ショッカー首領のデータもですか」
「ショッカーの怪人達のファイルの最期にあるから」
「あっ、ショッカーという種族の」
「ショッカーは組織なんだ」 
 津上はこのことは断った。
「話したけれどスサノオはね」
「多くの組織や種族を生み出してきていて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「ショッカーが最初の組織だったんだよ」
「スサノオが生み出した」
「その後でゲルショッカーという組織を生み出したけれど」
「そのゲルショッカーの時にですか」
「この組織が壊滅した時に姿を現したんだ」
 津上はノア達にこのことも話した。
「仮面ライダー一号と二号の前にね」
「そして戦ったんですね」
「その時はあっさりと自爆したんだ」
「戦ってはいないですか」
「その時はね、けれど」
「今はですか」
「俺達も戦ってきたから」 
 ショッカー首領の姿の時のスサノオと、というのだ。
「どんな能力や強さかはわかっているから」
「だからですね」
「これからね」
 まさにと言うのだった。
「スサノオのこともね」
「研究して」
「頭に入れていこうね」
「わかりました」
「スサノオのことだけをまとめたファイルもあります」
 ここでこう言ったのは北條だった。
「津上君が言ったものとは別に」
「あっ、そのファイルもありましたね」
「はい」
「すいません、忘れていました」
「いえいえ、とにかくです」
「スサノオのファイルもですね」
「皆さんに読んでもらうということで」
「それも戦いのうちですね」
「敵を知ることも」
 それもまた、というのだ。
「ですから」
「それじゃあ」
「宜しくお願いします」
 クレアも言ってきた。
「是非」
「では今から」
「スサノオについて学ばせて頂きます」
「それでは」
 北條はヴァリアントの面々にスサノオのファイルを手渡した、そうして彼等もそこからスサノオのことを学んだ。
 そしてだ、そのデータを読んで最初に言ったのはクリスだった。
「それぞれかなりの強敵ですが」
「それでもって言うのかい?」
「はい、ですが」
 こう尾室に答えた。
「倒せない敵ではないですね」
「弱点はあるしね」
 尾室はクリスに応えて話した。
「どんな姿の場合も」
「そして戦闘力も」
「かなりのものだけれどな」
「勝てます、僕達が総力を結集して戦えば」
 その時はというのだ。
「必ずです」
「そうなるから」 
 それでというのだ。
「俺達もこれまで勝ってこられたんだよ」
「倒せる敵だからですね」
「いつも何とかだけれどな」 
 尾室は笑ってこうも言った。
「それが出来てきてるんだよ」
「ではこの世界でも」
「そうして勝っていこうな」
「わかりました」
 クリスは尾室に確かな笑顔で言葉を返した、そうしてまた訓練を行うのだった。


第三百七十二話   完


              2019・4・15 
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