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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十二話 ハンドレッド達その十一

「俺はまだ今の俺の本当の力を出していない」
「エクシードギルスね」
「その力は、だよな」
「まだなっていない」
 ギルスのままだというのだ。
「この時はまだだ」
「本当の力じゃないのね」
「蘆原さんの」
「エキシードギルスには何時でもなれるが」
 それでもというのだ。
「あの姿は変身しているだけえ配力をかなり消耗する」
「だからあまり、ですね」
 後方からノアが言ってきた。
「変身出来ないのですね」
「あくまで切り札だ」
 そうしたものだというのだ。
「俺にとってはな」
「だから今はギルスのお姿ですね」
「基本はこの姿で訓練を行ってな」
「戦闘もですね」
「普段はな」
 普通の戦闘の時はというのだ。
「この姿だ」
「ギルスですか」
「そうだ」122
 その時もというのだ。
「相当な時でないとエクシードギルスにならない」
「そしてそのことは」
「他のライダーも同じだ」
「そう、僕もだよ」
 リディ、エリカを圧倒しているG3Xも言ってきた。
「G3Xの本来の力を出すのは」
「いざという時ですか」
「スサノオと戦う時でないと」
 そうした時でもないと、というのだ。
「出さないんだ」
「やはりそれは」
「変身された時にエネルギーの消耗が激しいので」
「だからですね」
「そうそう力を出せないのですね」
「そうだよ、力を持っていても」
 それでもというのだ。
「その力をどう使うかは重要だね」
「はい、強い力もです」
「使い方次第です」
 リディもエリカもこうG3Xに答えた。
「悪事に使えば駄目ですし」
「強い力もリスクがあればです」
「リスクを考慮しないといけません」
「つまりライダーの皆さんの真の力は」
「そう、リスクが大きいんだ」
 真の力はというのだ。
「それは確かに強いけれど」
「それを出せば体力の消耗が激しい」
「長くは戦えないですね」
「だからこそですか」
「いざという時の切り札ですか」
「そういうことなんだ」
 こう二人にも話した。
「僕達の力はね」
「だから今はですか」
「真の力を出さずに」
「普段のお姿で訓練をされている」
「そういうことですか」
「そうだよ」
 G3Xはまた二人に答えた。
「また訓練の時にその力も出すけれど」
「今はですね」
「このままですね」
「そうしていくから」
 こう言ってだった、G3Xは今は普通の状態で戦っていった、だがそれでもヴァリアント達を圧倒していた。
 それは他のライダー達も同じでクラウディアは訓練の後の夕食の時に北條を見てそのうえで彼に言った。
「G3は性能が落ちますよね」
「はい、G3Xと比べて」 
 そのG3に変身していた北條の言葉だ。 
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