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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十一話 ヴァリアントその十三

「皆さん何処かで見た様な」
「あっ、そういえばそうだな」
 フリッツはレイティアのその言葉に同意して応えた。
「初対面の筈なのにな」
「本当に何処かでね」
「お会いした気がするな」
「そういえばそうね」
「そうですね」
 サクラとカレンも言われてみればだった。
「そんな気がします」
「何処かの世界でね」
「あれっ、それ私もだし」
 エミリアも言われてみればだった。
「ライダーの人達と会った気がするよ」
「そうなのか?何でなんだ?」
 ハヤトはエミリア達のその言葉を聞いて首を傾げさせた。
「そんな気がするのは」
「いや、何か中身でね」
「中身で?」
「そう、その関係で」
「そんな風に思うんだな」
「不思議なことにね」
「あっ、それあるから」
 真魚は首を傾げさせたエミリア達に笑って返した。
「特定の子達にね」
「そうなんですか」
「確かに全く違う人よ」
 それぞれでというのだ。
「けれど中身、魂は同じらしくて」
「違う人同士でも」
「それでそう思ったりもするのよ」
「そうなんですか」
「そう、だからね」 
 真魚はエミリアにさらに話した。
「こうしたことは特にね」
「おかしく思うこともないですか」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「不思議に思わずに」
「普通に感じていればいいですか」
「そう、かなりの人にあることだから」
「そういえば別にな」
「そうよね」
 フリッツとレイティアは今度は二人で話した。
「悪い感じはしないわね」
「何処かで会ったって思うだけでな」
「これといってね」
「悪くないよな」
「そうよね」
「よくあることよね」
「どの世界でもですよね」
 小沢と尾室も知っているのでこう話せた。
「本当に」
「そうよね」
「じゃあ会長さんもかしら」 
 エミリアは自分達以外の面々かとここで考えた。
「ライダーの人達のお話を聞いてると」
「ええ、多分こっちの世界でも殆どの子がよ」
 小沢もエミリアに答えた。
「そうみたいよ」
「そうですか」
「だからね」
 それでと言うのだった。
「おかしいとも何とも思わなくていいわよ」
「今お話してくれてるみたいに」
「本当に誰でもだから」
「中には悪人だったりするのかもな」
 ふとだ、ハヤトはこう考えて述べた。
「俺達の中身が」
「それあるよね」
「可能性は零じゃないよな」
「そうよね」
「そうしたことは考えない方がいいから」
 尾室はそうしたことについてはフォローを述べた。 
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