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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十一話 ヴァリアントその十一

「本当に生半可だと」
「それはわかってるよ、俺もね」
「そういえば」
「そう、アンノウンともずっと戦ってきたからね」
 明るく優しい笑顔での言葉だった。
「だからね」
「それでもですか」
「こう言えるよ」
「そうですか」
「頑張っていけばね」
 それでというのだ。
「今は一対一がやっとでもね」
「もっと有利に戦える様になるんですか」
「必ずね」
「若しそうなったらな」
「そうよね」
 今度はフリッツとレイティアが話した。
「私達もね」
「かなりの数の敵が出て来ても戦えるな」
「そうよね」
「今はまだそんなに数は多くなくてもな」
「スサノオはどれだけでも出せる」
 このことをだ、葦原は二人に話した。
「それこそ何千何万でもな」
「何万か、そこまで出されるとな」
「私達じゃ絶対に勝てないわね」
「今は十体位までしか出て来てないけれどな」
「一度だとね」
「だが勝てる様になる」
 蘆原はその何万ものアンノウン達にも話した。
「だからだ」
「それだけの数が出て来ても」
「安心していいのね」
「辛い戦いになるが」
 大群が相手だ、このことは否定出来ないというのだ。
「しかしだ」
「それでもなんだな」
「それだけの数のアンノウン達にも勝てるのね」
「そうなる、ただその為にやることはある」
「というとやっぱり」
 サクラは蘆原の今の言葉を聞いて気付いた顔になって述べた。
「訓練ですね」
「わかるな」
「強くなろうとも思ったら」
「訓練と実戦だがな」
「実戦はそうそうないですからね」
「そうだ、だからだ」
「訓練ですか、わかりました」
 サクラは蘆原の話に納得して頷いた、だが蘆原の話はそれで終わりではなかった。
「まだあるがな」
「えっ、まだあるんですか」
「そのことも後で話す」
「何か色々あるんですね」
「そんなにない、だか勝つ為にだ」
 そのアンノウン達そしてスサノオにというのだ。
「それなりのことをしなくてはいけない」
「ならやってやります」
 ハヤトは蘆原のその言葉に強い声で答えた。
「俺達も」
「そうするか」
「はい」 
 やはり強い声で答えた。
「戦いを仕掛けられましたから」
「そうよね、売られた戦いだからね」
 エミリアはハヤトのその言葉に応えた。
「だからね」
「勝たないとな」
「気が済まないよ」
 エミリアの声も強いものになっていた、可愛らしい声だがそこには戦士つまりハンドレッドとしての気概があった。 
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