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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十話 ヨコハマは燃えてその十一

「倉庫も多いですね」
「港町だからな」
「それなら倉庫を借りて」
「必要なだけな、そしてだ」
「倉庫を拠点にしてですね」
「戦っていた」
 そうなっていたというのだ。
「それはそれでな」
「言われてみれば」
 雪菜も頷いて述べた。
「この船がなくとも」
「戦おうと思えばな」
「幾らでも戦い方がありますね」
「なければ考えてだ」
 そしてというのだ。
「工夫をしてだ」
「戦っていきますね」
「そうだ、その時はその時でな」
「そうですね、この船がなければでないですね」
「確かに大いに利用しているがな」
 それでもというのだ。
「そうなる」
「言われてみますと」
「君もそう思うな」
「私達のこれまでの戦いは」
 雪菜は無意識のうちに古城を見つつ国木田に答えた、実は二人はいつもセットの様に共に戦い休んでもいる。
「そこに何かあれば」
「それを使ってだな」
「戦ってきました」
「そういうことだ、つまりはだ」
「戦いは、ですね」
「そこにあるものを使ってだ」
 そうしてというのだ。
「戦うものでそれがなくともな」
「あるものを使う、ですね」
「そうだ」 
 まさにというのだ。
「それが戦いだ」
「ですね、俺達の戦いは」
 今度は古城が言ってきた、雪菜の横から。
「本当にこれだって思う場所を見付けて」
「そしてだな」
「そこを使って戦います」
「それは今も同じだな」
「はい」
 まさにとだ、古城は国木田に答えた。
「はっきり言えば」
「そうだ、この船は今充分に使っているが」
「例えなくともですね」
「別の場所を拠点にしてだ」
「そこに食いものとかを入れて」
「そうして戦っていた」
 それだけのことだというのだ。
「そして勝とうと努力していた」
「まあお金もあるし」
 ノアも言ってきた。
「そうしたことも出来るな」
「そうですね、お金があれば」
 ロレンツォはノアのその言葉に頷いて言った。
「そうしたことも可能です」
「そやね」
「あの、ですが」
 自分達で話をするノアとロレンツォに言ったのは誰かというと。新だった。
「悪事をして儲ける、特に偽札は」
「それで儲けたらあかんか」
「はい、マフィアといえども」
「いや、うち等マフィアでも健全やし」
 ノアはそこは断った。
「偽札も表に出してないで」
「あくまでヴァレンティーノさんの食べものですか」
「それだけやで」
 それに過ぎないというのだ。 
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