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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十九話 英雄集結その十

「いい友達だったんだな」
「私にとってね」
「そうだよな」
「私は終生忘れないよ」
 太宰はカレーを食べつつこうも言った、見ればもう皆そのカレーを食べている。それも心から美味しく味わいながら。
「何があってもね」
「何ていうかな」
「じゃあその人の為にもな」
「皆で食べるぞ」
 ペンギンコマンド達も今は神妙な感じだ、そのうえでの言葉だ。
「美味いしな」
「太宰さんとお友達の為にも」
「皆で残さず食べるぞ」
「そういえば君達は」
 太宰はそのコマンド達に応えて述べた。
「多少女好きだけれどいい人達だね」
「多少?」
 ここで異を唱えたのは未晴だった。
「物凄くだと思いますよ」
「そうかな」
「駄目だって言う相手にはセクハラしないですが」
「それでもなんだね」
「普通にいやらしい本を読んだりしてますから」
「ははは、それ位いいじゃないか」
「そうですか?まあ確かに私から見ても」
 コマンド達のそうした面を見てもだった、未晴は述べた。
「この人達は心根はいい人達です」
「そうだね」
「仲間思いで」
「そうなのよね」
 このことはユノも頷くことだった。
「私も何度も助けられているし」
「それならいいと思うがね、それでは皆でね」
 また言う太宰だった。
「このカレーを食べよう」
「はい、それでは」
 ミモザも応えた、そしてだった。
 全員でカレーを食べた、それもそれぞれが腹一杯になるまでだ。そのうえで彼等は食後暫く休んでだった。
 そのうえでだ、訓練に入ったが。
 舞台はヨコハマの街全体だった、彼等はこの世界でも実戦さながらの戦いであったがその時にであった。
 中島は他の世界の戦士達との訓練の中でこう話した。
「皆さん凄いですね」
「何ていうか」
 鏡花も手合わせをしてから言う。
「それぞれの人達が」
「うん、強烈な個性を持っていて」
「その個性を引き出していて」
 そしてというのだ。
「凄く強い」
「本当にね」
「私達も油断出来ない」
 鏡花はこうも言った。
「どの人にも」
「そうだね、けれどこの人達がね」
「私達の仲間ね」
「だから頼もしいね」
「これだけの人達が一緒だと」
「それはあんた達もだよ」
 ガウルが二人に言ってきた、訓練の中で。
「新たに仲間に入ってくれてな」
「それでなんだ」
「ああ、かなりな」
 こう言うのだった。
「頼もしいぜ」
「そう言ってくれると嬉しいよ」
「私も」
 中島も鏡花もガウルに応えた。
「なら貴方と共に」
「一緒に訓練をしてね」
「強くなるから」
「今以上に」
「ああ、一緒に強くなろうぜ」
 ガウルは二人にまた応えた。 
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