| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百六十九話 英雄集結その九

「こうしてね」
「食べることですね」
「そうするといいわ、じゃあね」
「今からですね」
「しっかり食べるわよ」
 この独特のカレーをというのだ。
「皆でね」
「はい、それにしても」
 ここで珠雫も言った。
「こんなカレーがあるとは」
「大阪はいいところみたいですね」
「私は大会で言っただけですが」 
 珠雫はリトルスノーにも応えた。
「七星剣の」
「あの大会ですか」
「少し騒動も起きましたが」
「聞いた話だと少しりゅいか?」
「はい、少しです」
 ビミィにもこう返す。
「お兄様が優勝しましたので」
「少しになるりゅいか」
「私的には」
「ううむ、珠雫の論理は凄いりゅいな」
「根っこはいい娘なんだけれど」
 恋々がビミィに答えた。
「これがね」
「中々困った部分も多いりゅいな」
「そうした娘なのよ」
「お話を戻しまして」
 その称号に相応しい冷たさでだ、珠雫は言った。
「このカレーですが」
「はい、大阪が本場の」
「大阪にいた時に食べに行けばよかったですね」
「あの時は忙しかったからね」
 一輝も述べた。
「大阪のグルメスポットはチェックしていなかったよ」
「大会に頭が一杯で」
「他にも色々あってね」
「それは残念だね」
「そうだよね」
 ユナエルとミナエルがここで一輝達に述べた。
「こんなに美味しいのに」
「折角大阪に行ったら」
「私達新潟県民でも大阪好きだしね」
「魂で感じるしね」
「私も感じるし」
 恋々も言ってきた。
「大阪に特別なものを」
「魂からね」
「そうだよね」
「たこ焼きについてもね」
「うん、大阪に住めたらね」
 太宰も言ってきた。
「このカレーをこの街にいるみたいに食べられるんだね」
「そうですね、確かに」
 中島は太宰のその言葉に頷いた。
「言われてみますと」
「そう思うと大阪も悪くないね」
「一度行ってみたいですね」
「機会があればね」
「はい、本当に」
「ここに彼がいれば」
 太宰はふとこうも言った。
「私は果たしてどう思ったかな」
「何かわかるな」
 洋はふと感傷を見せた太宰を見て述べた。
「あんたの気持ち」
「そうなんだ」
「何となくだけれどな」
 それでもと言うのだった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧