仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十八話 雨にも負けずその十五
「何か出て来たぜ」
「ほお、これはまた」
紅葉はその出て来たものを見て面白そうに声をあげた。
「面白い姿だねえ」
「この姿は何度かなっている」
スサノオの声がした、そしてだった。
ン=ダグバ=ゼバの姿をしたスサノオが戦士達の前に出て来た、そのうえで彼等に余裕のある声で言ってきた。
「そしてこの世界ではこの姿でだ」
「俺達と戦うか」
「そうするつもりだよ」
スサノオは一条にも答えた。
「次の戦いの時には」
「次の?」
「今の戦いは終わりだ」
まさにとだ、スサノオは一条に再び答えた。
「次は半月後としたい」
「その時にか」
「そうだ、私はだ」
まさにと言うのだった。
「今回の何十倍ものグロンギ達を出す」
「そうして俺達と戦うか」
「そのつもりだ」
スサノオは中原にも答えた。
「そしてだ」
「そのうえでか」
「君達と戦い君達を見せてもらう」
「一つ言っておくからな」
中原は戦いの疲れをものともせずスサノオを見据えて神に告げた。
「その戦いでもだ」
「勝つのは君達だな」
「そうだ、人間を甘く見るなよ」
「甘く見ていない、むしろだ」
スサノオは中原の甘く見るなという言葉について答えた。
「君達の力を知っているからこそだ」
「戦いを仕掛けてか」
「君達を見ているのだからな」
「じゃあ勝たせてもらよ」
江戸川の今の言葉は本気だった。
「そうさせてもらうからね」
「その意気だ、若し君達がそうしないならだ」
「君は戦いを挑まない」
「その通りだよ、私は戦いを通してだ」
そのうえでというのだ。
「君達を見ているのだからな」
「そうして楽しんでいるね」
「そうだ、だからこそだ」
「わかったよ、なら僕も超推理を使って」
自身の力をというのだ。
「そして戦って」
「勝つか」
「君に対してもね」
「その時の戦いでは貴様も戦うのだな」
国木田はスサノオを見据えて問うた。
「そうだな」
「この姿で」
「わかった、では首を洗って待っていろ」
国木田はスサノオを見据えたまま神に告げた。
「我々が貴様を必ず倒す」
「ではその時をだ」
「楽しみにしていてか」
「私は今は去ろう」
「半月後貴様はやそがれが倒している」
芥川もスサノオに告げた。
「そのことを言っておく」
「では私と戦うか」
「貴様が笑顔になりたいならだ」
戦いからだとだ、芥川はクウガ達から聞いたン=ダグバ=ゼバの性質戦闘狂殺人狂のそれから述べた、
「精々笑顔になれ」
「そうしてというのだね」
「倒れるのだ」
「そうか、ではな」
「今は去るか」
「言いたいことは全て伝えた」
だからだというのだ。
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