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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその九

「敦君は今は下がるんだ」
「そうしてですか」
「攻めるタイミングを見計らうんだ」
 今度は広津や銀と訓練を行う彼に言うのだった。
「そして前衛には」
「私ね」
「そう、今は鏡花ちゃんが出るんだ」
 鏡花にも言うのだった。
「そしてそのうえで」
「私達も」
「君達は三人でね」
 銀達黒蜥蜴の面々にも超推理を述べた。
「周りを固めつつだよ」
「戦う」
「そうしていって」
 そしてというのだ。
「鏡花ちゃんの猛攻を食い止めるんだ」
「そしてそのうえで」
「敦君も来るけれど」
 やがてはというのだ。
「それも凌ぐんだ、広津さんが中心になって」
「中島君を防ぐ」
「そうしていくといいよ」
「それでは」
 広津が応えてだ、実際に彼等は夜に雨が降る中で訓練を受けていった。江戸川の超推理を聞きながら。
 そうしてだ、この日も訓練をしてだった。
 身体も休めた、その間にも探偵社に依頼が来たが。
 江戸川はその超推理で依頼を全て終わらせていた、そしてポートマフィアはポートマフィアでだった。
「そうか、ボスがか」
「ええ、しっかりとね」
 紅葉が中原に話していた。
「仕事をして」
「しっかりと利益は得ているか」
「表の仕事で」
「そうなんだな」
「今は殺しはしていないでありんすよ」
 マフィアの仕事でも有名なそれはというのだ。
「普通の仕事ね」
「儲けてるんだな」
「そうだよ」
「そうか、そういえば俺達はな」
 中原はここでこうも言った。
「殺しはするがな」
「一般市民には手を出さないしね」
「麻薬とかもな」
「しないでありんす」
「外道働きはしてねえな」
「ボスの癖性分で」
 それでというのだ。
「それはしてないね」
「だから警察もまだな」
「強く取り締まってこないんだよ」
 マフィアでもというのだ。
「確かに捕まったら死刑だけれどね」
「捕まる様な間抜けがうちにいるかよ」
 そもそもとだ、中原はこのことは笑って終わらせた。
「そうそうな」
「それはね」
「姐さんもわかるな」
「例えばわっちが捕まると思うかい?」
 警察にとだ、紅葉は中原に問い返した。
「警察なんかに」
「絶対にないな、姐さんを捕まえようと思ったらな」
 それこそとだ、中原は紅葉に答えた。
「異能力者の中でもな」
「凄腕をだね」
「何人も必要だぜ」
「そして死ぬ奴も出るよ」
 その凄腕の異能力者からというのだ。
「わっちを捕まえようと思ったらね」
「そうだよな」
「それはお前さんもだね」
「言った通りだよ、俺を捕まえるなんてな」
 それこそとだ、中原は紅葉に笑って答えた。 
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