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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその八

「その先に必ず出て来る神こそだ」
「倒すべき敵だね」
「そうだ、だからだ」
 芥川は羅生門の黒い無数の槍を出し続ける、中島はその槍達を手足で弾き返している。その彼に言うのだった。
「やそがれは今こう言うのだ」
「そしてスサノオにだね」
「やそがれが引導を渡す、この世界ではな」
 こう言ってだ、芥川は訓練の時も闘争心を剥き出しにしていた。そうしてだった。
 夜も訓練をした、このことについて江戸川はこう言った。
「そうそう、戦いはね」
「何時起こるかわからない」
 一条が答えた。
「だからだ」
「こうしてだね」
「夜の訓練も行ってだ」
「夜に戦ってもいい様にするんだね」
「そうだ」
 その通りだとだ、一条は答えた。
「勿論雨が降ってもだ」
「戦闘になるかも知れないからね」
「その時にも備えてだ」
 そうしてというのだ。
「雨が降ってもな」
「訓練をするんだね」
「そうする」
「そんなことを言ってたら」
 江戸川は夜空を見上げて話した。
「降ってきたよ」
「そうか」
「それじゃあだね」
「この中でだ」
 一条の返事は淀みのないものだった、それも一切。
「訓練をしよう」
「夜に雨の中でも」
「何度も言うがだ」
「敵は何時来るかわからないからね」
「俺達は雨の中でも戦ってきた」
「夜でもだね」
「グロンギ達ともな」
 そして他の種族や組織とも、というのだ。
「そうしてきたからな」
「だからだね」
「このまま訓練をする」
「そして夜や雨の時に戦いになっても」
「勝つ」
 絶対にと言うのだった。
「何があろうともな」
「そういうことだね、じゃあ僕もね」
 傘を出してその中に入りつつだ、江戸川は一条に話した。
「超推理でね」
「戦っていくな」
「僕は戦闘は出来ないよ」
 江戸川が最もよくわかっていることだ、誰よりも。
「けれどね」
「それでもだな」
「そう、僕には超推理があるんだ」
 これがというのだ。
「武装探偵社に来るどんな事件も解決してきたし」
「グロンギとの戦いでもだな」
「勝ってきたから」
 その推理、もっと言えば頭脳で探偵社の異能力者達を動かしてきたからだ。言うならば彼は軍師であるのだ。
「今度戦いになってもね」
「その超推理でだな」
「勝つよ、だからね」
「今もか」
「傘をさして」
 そうしてというのだ。
「戦うよ、そして」
「そのうえでか」
「勝つよ」
 こう言ってだ、江戸川は自分の超推理をそれぞれ戦う異能力者達そしてライダー達に話してだ。的確な戦術を示していった。 
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