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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその一

               第三百六十八話  雨にも負けず
 戦士達は最初の訓練の後かつて太宰の友が愛していたというカレーを食べた、太宰はそのカレーを一口食べて笑顔で言った。
「そう、この味だよ」
「この味がか」
「織田作がいつも食べていたカレーだよ」
 隣で食べている中原にも答えた。
「本当にね」
「そうか、美味いな」
 中原もそのカレーを食べて述べた。
「飯とルーが最初から混ぜてあってな」
「上にソースをかけて生卵とかき混ぜてね」
「こんなカレーもあるんだな」
「織田作はこのカレーが本当に好きでね」
 それでとだ、太宰は中原に笑顔で話した。
「よく食べていたんだよ」
「そうなんだな」
「もう食べられないと思っていたよ」 
 太宰はこうも言った。
「けれどこうして食べられてね」
「嬉しいんだな」
「うん、またここに来るよ」
 是非にという言葉だった。
「私はね」
「お兄様のカレーも美味しいですけれど」
 ナオミもそのカレーを食べて言う。
「こちらのカレーも美味しいですわね」
「僕食べものには五月蠅いつもりだけれど」
 谷崎も言うことだった。
「このカレー本当に美味しいよ」
「そうですわね」
「このカレーなら」
 宮沢は誰よりも凄い勢いで食べつつ言う。
「おかわりしたいですね」
「好きなだけ食え」
 福沢も食べている、そのうえでの言葉だ。
「その分の金はある」
「そういえば武装探偵社ってお金ありますね」
 中島は福沢の言葉からこのことに気付いた。
「そういえば」
「うん、僕がどんな難事件も解決してね」
 江戸川が中島に話す。
「その報酬でだよ」
「お金があるんですか」
「皆もちゃんと解決するしね」
「事件をですか」
「いやいや、依頼をだよ」 
 他の面々は事件ではなかった、そちらだった。
「解決しているからね」
「その報酬で、ですか」
「うちの探偵社はお金があるんだ」
「そうですか」
「中には政府から秘密裡にっていう仕事もあって」
「そうしたお仕事は報酬が大きいからですか」
「かなりのお金があるんだよ」
 武装探偵社にはというのだ。
「少なくともここのカレーを好きなだけ食べられる位はね」
「ありますか」
「そう、だからね」
 それ故にと言うのだった。
「今から沢山食べようね」
「お腹一杯ですね」
「お腹一杯食べないと頭も動かないしね」
「訓練も出来ません。ですが」
 広津がここでだ、五代達に声をかけた。
「五代さんが変身された時は」
「何かあります?」
「恐ろしいまでの強さでした」
「一人で、だからな」 
 立花もぼやく様にして話した。
「俺達黒蜥蜴の精鋭を一蹴だからな」
「お強いと思っていましたが」
 黒蜥蜴を束ねる立場である一葉も言うことだった。
「あれ程までとは」
「しかもですね」
 広津はまた言った。 
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