仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十七話 運命の力その十
「だから強い」
「だから注意しろというのか」
「そうだ」
芥川にだ、一条は一言で答えた。
「一人で向かわないことだ」
「そうじゃのう、こ奴について書かれていることを見れば」
紅葉がここでン=ダグバ=ゼバについて書かれているその文章を読んでそのうえでこんなことを言った。
「尋常な者ではないわ」
「凄いね、百六十人以上倒してるんだ」
宮沢もその文章を見て言う。
「同族のグロンギ達を」
「そうだ、全て殺した」
一条は宮沢にも答えた。
「目覚めてな」
「戦ってだね」
「そうした、だから言う」
「この姿の時が一番強いんだね」
「戦闘力だけでなくな」
それに加えてというのだ。
「残虐性や好戦性も含めるとな」
「快楽殺人鬼か」
ここでだ、言ったのは国木田だった。
「こいつは」
「そうなんだ、こいつはね」
ここでだ、五代も話した。
「俺は最初の戦いで最後にこいつと戦ったけれど」
「強くそしてか」
「とんでもない奴だったよ」
五代は国木田に話した。
「まさに戦闘狂、そして国木田さんが今言った通りにね」
「快楽殺人者か」
「そうすること自体が好きでね」
そうした者でというのだ。
「本当に恐ろしい奴だったよ」
「そうだったか」
「だからね」
「こいつと戦う時はか」
「尋常じゃない覚悟が必要だよ」
「データを観ていても」
晶子はン=ダグバ=ゼバのそれを見ていた。
「スサノオの他の姿とはね」
「違うよね」
「ええ、違うわ」
本当にというのだ。
「他のスサノオの姿の時とはね」
「というかこいつ戦ったら駄目だよ」
江戸川はこう言った。
「絶対にね」
「強くて残虐だからだね」
「うん、他の姿の時もやばいけれど」
それでもというのだ。
「この姿の時は別格だよ」
「だからだね」
「こいつとはね」
本当にと言うのだった。
「戦ったら駄目だよ、戦ったら」
「死ぬ、かな」
「そうなるよ、これは。というか」
ここで五代も見てだ、江戸川は言った。
「君も死に掛けたよね」
「戦ってね」
「それじゃあね」
それこそと言うのだった。
「避けるべきだよ」
「それはね」
「君はしないよね」
「クウガになった時から」
まさにその時からだとだ、五代は江戸川に答えた。
「覚悟を決めているから」
「そうだね」
「そのこともわかっているね」
「僕の超推理を以てすれば」
江戸川も五代に答えた。
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