| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

その頃 地球の情勢では2

 
前書き
国連の会議の話です、 実際に 火星軍が地球でかなり大暴れしましたので。

その結果いろいろの勢力が、動き出します。 特に戦後を見据えての行動をとることが多くなっていきます。

これだから この世界は・・・ 

 
1986年12月 国連総会義室の某部屋


実際に地球の情勢下としては、有る意味で、一番色々と問題を抱えることと成っていた。

特に欧州戦線側として、幾ら救援要請やちゃんとした支援を国連に訴えても、アメリカの影響化にあるために、国連による、会議の内容は事実上の意味のない会議であった。


そう特に、三年前までは、火星軍と火星政府との接触、そしてなによりも、その軍事技術力となによりも、単独で三個のハイヴを落としていることは、どれほどの言い訳であったとしても、現状、地球上の国連に属している、各国の単独の力では、ハイヴ攻略はできないと、上層部ですら思っていたのだから無理はなかった。


だからこその【本命の第五計画】プランではあったが、その莫大な予算すらも今のその極秘会議においては

「それではアメリカの言うとおりに、第五計画が仮に完成するかも知れないが、今だ作れてはいない新型爆弾を、基に戦術を作っているのはいいでしょう、それはアメリカという国の独自の戦力だ、なにもいいわけは出ないが、だが現状を見てほしいとアメリカ政府に強く言っている」

確かに欧州側の代表の言っていることは、何も間違いではないのだ、実際にミディア級の買い入れと、それに伴う、絶対防衛ラインの構築作業は、確かに元ハイヴ周辺地区は完了はしているが。

だがそれは、同時にハイヴ以外の場所の地区に、ついてはまだ復興すら行ってはいないのだ。

あそこは最前線であるが為に、補給基地や生産ラインなど、拠点も幾つか作っておく必要があるために、地球脱出計画の第五計画に、今までどおりの予算を、欧州側が出す余裕がなくなっているのだ。


これは特に火星軍が三個もハイヴを鳥も出した、上で防衛拠点並びに、施設も作られているうえに、
ライノ級やビックトレー級などが、配備させていることからも、十分な防衛戦力が整いつつあるのだ。

おまけに、欧州側としては、この防衛ラインがあるために、本来ならば、陥落してもおかしくはない、パリ周辺の辺りは、いまだに、無傷で残っているのだから、そのための予算や、また新型戦術機開発や、火星軍や政府から、売り出される、戦車やガンタンク部隊の買い取りをしているために。


どう頑張っても、第五計画の予算は、もはや必要が、なくなっているのだ。

そのために、今回欧州側がこの連合の会議にやってきたのは、第五計画の物理的な凍結か、または、別の計画に変更をするためでしかないのだ。


それは日本としても同じでことであった。

すでに日本側を通して、極秘裏に【初期ジム】を渡された上に、モビルスーツと呼ばれる新機基準のロボット兵器も存在しているのだから、ガンキャノンとガンタンクも無論日本も購入しているのだ。

特にガンタンクの存在は、日本側としても、十分に参考になる技術がたくさん、あったのだ。
そのためか古い戦術機でもはや、戦闘行動に耐えられない、第一世代機はガンタンクのような射撃用に下半身を交換したタイプの試作品を、日本の工場で極秘裏に作っている最中なのだ。

これが完成するば、戦場で破壊された、戦術機をこのタンクタイプに換装する強化キッドを海外にうれると判断したのも大きい、

そのためか、やはり、日本もこのような交渉では本来ならば、アメリカ側に味方として、支援の言葉を投げるところが、逆の言葉を、アメリカの交渉官に、持ち掛けていたのだ。

「それはわが日本帝国も同じです、実際に第3計画も順調には進んではいません、確かに報告では初期ロット分は【対BETA陽動効果の実証実験作戦】と【ヴォールクデータ】を残してくれましたが、それゆえに未だにこうして各国は資金を提供しているのですよ、しかもだ火星軍と政府との交渉や技術交換によって戦術機の各部の性能が向上したという事実に目を背けるのはいかがなものかと」



実際に火星軍だけで、あれば地球上の全てのハイヴを、簡単に排除することは出来る、だがその後が色々と、大変になるのだから、政府としても、慎重に事を進めていくつもりである。


だからこそ、現状は火星軍は、自分達の武器の、お下がりではあるが、一部の兵器のライセンス生産を認めているのだ。




そして、なによりも実際にハイヴを、消し飛ばせるほどの威力を持っている、巨砲を有している浮遊戦艦もあるのだから、わざわざ今アメリカが作っているという、噂の新型爆弾の威力に頼る必要はないと考えても仕方がないのだ。

ここにアプサラスとライノサラスが、入らないのは、それは最初に威力として、見せたのが、戦艦による、一撃の砲撃よって、消し飛んだ、ハイヴ上層部を、世界中の人間が目撃、してしまったのだ。

だからこそ、それが基準となっているのだ。

「だが、いつ彼らが我々の敵になるかも知れないのですよ、だからこそ我々は独自に兵器を開発して彼らに対して対等の交渉に持っていけるように努力はするべきでしょう!!!!」



このアメリカの台詞には、会場にいる殆どの、議員連中が大笑いをしてしまった。


「なにを、ふざけたことを言っているのですが? アメリカはそこは我々ではなくてアメリカという国がでしょう」


「確かに、今まではアメリカに頼るしか、戦術機の新型機開発は出来なかった上に、物資なども頼っていたが、現状は火星軍と政府という途方もない力が出てきた上に、彼らを脅せる兵器の開発の中止を我々が願っているのだから、アメリカとしては仕方がないだろう」


「そうだな、アメリカが仮にその新型爆弾を開発に成功したとしてもだ、我々にはどうせ、その開発データや実物は渡さないつもりだろうな、逆に人がいないハイヴしかない場所に同等、その新型爆弾の実験場にしたいから無茶な作戦を作って、国連主体という言い訳をするのだろう」



「違いわが国は・・・そんな馬鹿な真似はいたしません」


だが彼の言っていることはある意味で間違っているのだ、火星軍がいなければ現状では普通に各国から巻き上げた資金などで、実際に新型爆弾【G弾】を作った上に、その実験場を日本の横浜ハイヴ攻略戦時に無断で二個も落としているのだ。


しかもその言い訳がなんとも見苦しい上に、そもそもその時点でアメリカとの同盟は切れているのに、もかかわらず、アメリカは同盟国日本の救援の為だと、かの国連の会議でほざいたのだ。



だれもがわかっていのだ、あれはG弾という新型爆弾の実験場にしたということを、そもそも、それをするならば最初に作戦として、入れておけば何も問題ではなかったのだが、問答無用ということもあり

日本側に大量の被害が出てしまったのだ、それもすらも補填はほとんどしていないのだから、日本人から嫌われるのは仕方がないとは。


だここの歴史では、ハイヴは三個も落ちた上に、インド戦線はなんとか、戦線を維持できる限り戦力を火星軍と政府から回してもらっていた。


さすがにインド方面にハイヴが乱立することは、火星軍にしても地球側にして、色々と困ったことになるのだ。特にインド洋が一切使えなくなるために、補給路の問題もあったからだ。

そのためか火星軍も政府も、アプサラスⅢを含む、特殊08小隊も配備しているのだ。

つまり火星より防衛線が成り立っているのだ。欧州連合とインド方面は、ここに来て日本も無理やり同盟条約に、追加された恨みがあるために、わざわざアメリカが有利になる展開に持っていくほど、馬鹿ではなかった。


ただし中華戦線だけは別であった、確かに火星軍や政府からも支援は貰っているが、実際には政府関係者に通さずに、現場のそのまま補給物資などをラー級やクラップ級の護衛の下、ミディア級が隊列を組んで堂々と輸送作業をしているのだから手出ししにくいのだ。



確かに今まではあれば、国連を通すことで補給物資などを援助してもらってきた、中華戦線ではあったが、実際に彼らがやっていたことは、その補給物資の中抜きと、呼ばれる横流しを、やりまくっていたのだ。


もちろん売る先はソ連やドイツという国である、しかも極秘に裏ルートを使って肥え太っていた奴らからしてみれば火星軍の支援物視は本当に金と変わらないはずで遭ったが。


そんなことは、火星軍と政府と、すれば過去の地球連邦時代より、前の時代の、中華思想や、それ関係を知っている連中が多い為に、軍事物資は直接渡すこととなっていた。


またこの中華戦線にも【ヘビィ・フォーク級陸上戦艦20席】と【陸上戦艦ビッグトレー級が10隻】配備されていのだ。


これは戦線によっては、兵士達の休むところがないという、場所もあるために、またそれと同時に確実に、どの物資が足りていないか、ということも把握する為、にも配備されているのだ。


この戦艦が配備されている為に、実際に砲撃力は比較的に上がっている為に、砲撃を免れた残りのBETA軍の、残党程度は中華戦線が持っている、戦術機大隊でも、十分に片付けることが出来ていたのだ。


これは中華戦線の前戦の将兵達が、まともであるという証拠をさしていた、彼らに物資を直接渡せば十分にその能力を遺憾なく発揮してくれる、という具体的な証拠を出してしまったのだ。


つまりは中華戦線の、上層部の連中は、これ以上賄賂や物資の横流しで、太ることが出来なくなっていたのだ。

特に最前線に送られている中華側の兵士たちは、基本として、まともな人間が多いのだ、賄賂、補給物資の中抜きなど、上官や党によって、命じられていてもだ、それをすれば、軍そのものが機能不全を起こすと、分かっている将校や兵士達が、邪魔だと思っているうえに、同時に、最前線に送れば今までは勝手に、BETA軍勢の足止めに作戦によって、次々とそうした、ものたちが、死んでいたが。

今では違っていたのだ。環境が変わったことと、並びに出撃命令を出したとしても、その前にほとんどのBETA軍勢は陸上戦艦の砲撃や、ガンタンク部隊の砲撃に一方的に消滅しているだ。

その砲撃中のさなかに、中華の党のトップ達が、通信で突撃命令を出したとしてもだ。火星軍が現在砲撃しているさなかに、その中に突撃していけという、バカな命令は当然、同じ戦場にいる、火星軍にも通信は傍受されるのだ。


これによって、最初のうちは中華のトップ達がふざけた命令を、出してはいたが、火星軍にも傍受された上で、通信に割り込みをされた上で、なんでその命令を実行しなければならないのか?


折角有利な、戦場をなんで崩す必要があるのかを、火星軍の上級士官たちに最初から説明をする必要が出てきたのだ。


特に補給物資を横流し、しない部隊達を、処刑のために砲撃の中に突入させるとか言った、中華の党の一部の政治家連中や、軍の関係者は、次の日には、完全に死体となっていたのだ。

しかもだ、そいつと関係が深かった、奴ら全員は何かしらの死亡原因があるのが、最低でも四回以上起きれば、火星軍も政府も当然色々と、国連の場で堂々で、説明した結果。


国ぐるみで、補給物資の中抜きをやっていたことを、白状はしたが、すでにその者たちは死亡していおり。

真実は闇の中という感じにはなっていたが、現実は違っていたのだ。



その結果が、現在も中華の連中も声を上げたが、火星軍や政府としては直接渡したほうが早いという回答であったが、

実際に彼らの言い分はなにも間違ってはいないために、中華としてはなんとしても権力という蜜を吸いたいが為に今はアメリカ側にいるだけであった。




ソ連とドイツとしても立場的には中立であるのだ、そもそも、その新型爆弾が開発に、成功したとしても、その実験場の提供場所として、ソ連かドイツかまたは中華側しかないのだ。


現状のハイヴの数は、本来の歴史よりも、ハイヴの数が圧倒的に少ないために、そんな危ない爆弾を使わずとも、火星軍に協力してもらえれば一番楽ではないかという意見が上層部に圧倒的に多いのだ。



また、なによりも、一番アメリカが頭を抱えているのは、火星軍が地球上で作り上げたスペースコロニーと呼ばれる人口の大地であった。



これは流石に大きさが大きさなので、地球側から普通に分かってしまうほどの大きさであった。

つまりは地球が仮にだハイヴだらけとなってしまったとしてもだ、この人口の大地でいればいのではないかという意見が多いのだ。



その意見もアメリカとして馬鹿には出来なかった、彼らが作ろうとしているものは地球が脱出する為の宇宙船なのだ、しかも大きさが大きさなのだが・・・



「それにだ、第五計画の新型爆弾やまた地球を見捨てる計画よりもだ、アメリカよ火星政府に頭を下げてあの人口の大地の作り方の教えをこうほうが先ではないか?」


「そうだ、プライドよりもだ、このままでいけば仮にBETA大戦が終結してもだ地球の環境が色々とまずいだろう、特に対レーザー用の弾頭によって環境が破壊されているのだ、移住先としては悪くはないと思うがね、これこそが新しい第五計画にふさわしいとは思わないか各国の議員よ」



「「「「「「「おおおおおおお」」」」」」


確かにそうなのだ、実際に彼らにしてもだ、仮に地球に残ったとしてもだ、その環境下で暮すよりかは


契約者達からの連絡で、ロンデニオン・コロニー群の中の、ひとつのコロニーは、とても環境が良い上に、人が住める環境下であるというのだ、さらには1G下で有るというもの色々と大きいのだ。



彼らにしてみれば、無重力になれると、人間の骨や筋力が低下するのは、分かっていたからこそ、宇宙に出るのは最後の手段と考えていたのだが、こんな手段が、近くにあるのに、それを使わない手はないと考えるのは普通であった。



またそれに同時にコロニーということは、いざというときに自分達が作ってきた財産や歴史的な価値が有るものを丸ごと持っていけるということもある。


さらには一部の勢力ではあるが、同時に独裁者になれるともそれは気づいていたのだ。

周りは真空の宇宙空間であるのだ、人が生きる為には酸素がいるのだ、それを握っている上に自分達の政策その物が外に出ないのだ、物理的なやり取りをしなければだ。


つまりだ、中華戦線やソ連・ドイツとしてもだ、自分達に従う連中だけこのコロニーに一緒に避難させて暮せるようにするとか普通に考えていたりするのだ。


現状では地球上では、そのような考えは無理ではある、どのような手段によっては、自分達の政策が必ず外へばれてしまうからだ、だがコロニーは別であると分かりきってしまう。


そのためか、第五計画の根本の見直しが叫ばれていのだが、もはやアメリカ以外は、全て敵状態の議会においてはなにを言っても無理だということを悟ってしまったのか


これによってアメリカが主体で進めていたほかの惑星への移住する為の計画そのものが書き換えられたのだ。


「地球の国連主導により火星軍並びに政府から技術支援によって宇宙空間に人口の大地を作る計画】


これが第五計画の根本となっている、第四計画はそのまま第3計画の後を告ぐためにも【対BETAの情報収集】という名目でなんとか生き残ることが出来たのだ。


だが実際には第四計画を、何処を招致して、主体的に動かすと成れば話は別となってくる。

確かに対BETA戦戦は、大きな役割をなすことは間違いないのだか、大戦後には人類の役に立つかどうか微妙になっている。


だからこそ、第五計画の話どこが、やるのかということで、議会が奮闘してそのまま終ってしまう。


実際にハイヴ攻略は、未だに人類の力だけでは出来ないのと分かってる、だからこそ情報がほしいと考えるのは当たり前であるのだが、火星軍から売りに出している【モビルスーツ】の技術の応用機などの開発も有るのだ。


資金と資材と人材の提供は、あんまりしたくはないというの本音であった。


だが同時に攻略された、ハイヴの探索においても、情報を持っているであろう、反応炉は綺麗さっぱりなくなっているのだ、これは火星軍の攻撃によってなくなったためでもあった。



つまり欠片でも残っていれば調査もできのたが、サトシの勅命でロンド・ベル隊のメンバーはハイヴ攻略後においてはハイヴ内に生き残っているBETAを皆殺しにしろと勅命が下っているのだ。


これは映画やアニメでもこの手の怪獣物では、欠片1つからでも再生するかもしれない、または情報がもれてしまうのではないかということで、反応炉付近は、最低でもビームマグナム五発はぶち込んでいるのだ。


最初のハイヴ攻略後にも、反応炉は綺麗に吹き飛んでいるために心配ではなかったが、ウイングガンダムほどの大火力を有している機体は、実際にあの時のロンド・ベル隊には少なかったのだ。



だが今では違う、火星側は地球側に残した戦力でも十分に対処できるとほどは、大丈夫なのだ。



こうして会議は奮闘していく中、一ヵ月後アメリカの議員の代表が代わっていたのだ、これはG弾派閥の連中がトップになったことからも。

とりあえずは、新型爆弾を作っり、その威力と性能を確かめることで、仮に危なかったとしても、問題ないと判断されたのだ、すでに核の嵐で、カナダを汚染しているのだ。

それにだ、新型爆弾の汚染が仮に、あったとしてもだ。一生続くわけでもないのだ。

いざと言う時の、スペースコロニー計画もあるのだから、一部の軍部やアメリカの上層部はこうして納得していたのだ。


また一時的にでも、スペースコロニーの建造の、ノウハウがもし手に入るのならば、そこに住めばいいのではないかという意見もあったのだ。つまり地球を見捨ててもいいという勢力が過半数を超えてしまったのだ


元々新型爆弾の派閥は、地球から逃げる派閥と、なんとか新型爆弾ですべてのハイヴを消滅した上で、地球の覇権を捕るという、アメリカらしい思想の持主で、構成させていたのだから。

このようにいたるのは、無理はないことであった。


また前の代表はなぜかは知らないが、国連の外交官として最前線の元ハイヴ基地に飛ばされてしまった。




こうして地球の情勢もまた動き始めていた、そうしている間にも一ヶ月も立たないうちに火星から
【ゼ・タノ門】と呼ばれる宇宙要塞が新たに地球の惑星軌道上に到着してしまった。



これもアメリカの元代表が飛ばされた原因のひとつであったのだ。


アメリカとしても地球圏の覇者として、君臨する予定が見事に壊れていくのだから、

それの仕返しとして下げたくない頭と、プライドを下げてまで火星政府との交渉を現在も続けてはいるのだから、無理はなかった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧