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転生旅行

作者:銀の梟
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第十五部[ゴッドイーター物語]
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  第六喰い[極東支部から狩りに出て、初めは10人おりました。愚者の空母で3人死んで、怪我人だけ帰りました。贖罪の街で5人死んで、結局生存人員何人だ?答えは答えは0人0人なぜならなぜならそれは、贖罪の街に命無し]

 
前書き
前回のあらすじ

クロウ・・・フライヤ唯一の癒しキャラ

ブラッド隊・・・あれ?・・・感応種ってそこまで強く無くない?

榊・ペイラー・・・人類は弱い。弱さを補うために連携をしよう。

神器兵実験・・・失敗しブラッド隊から黒死病に三人感染。
        長官逮捕

ラケル・クラディウス・・・あっさりアラガミ化が解消
             黒死病の治療方法の研究開始

極東支部・・・超大型台風発生、同時にアラガミの群れと感応種、赤い雨に襲われる。
       戦闘による死傷者ゼロ
       黒死病の感染者多数

クロウ・・・極東支部員にバレる

フライヤ・・・極東支部に吸収される



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大人って可哀想だね。自分より大きなものがいないもの。よりかかって甘えたり叱ってくれる人がいないもの日

うん・・・

極東に再配属になってから3カ月間、

ムツミちゃんと一緒に食堂に籠りっきりだよ。

というか出してもらえない。

食堂の出入り口と、

私のマイルーム(窓のない部屋)の前は常に二人以上の神器使いが控えているし、

ミッションに出ようものなら必要数の3倍の神器使いが付いてくる・・・

これって軟禁じゃないか?

ムツミちゃんは嬉しそうだけど。

おかしいと思うの。

それに最近極東の神器使いの質が上がり過ぎている気がする。

新人以外はソロでウロボロスぐらいは普通に狩ってくるし、

ブラッド隊が来て二日目には既に何人かの神器使いがブラッドアーツに目覚めた。

血の力こそ覚醒には至ってないけどソロで感応種にも普通に対処するようになったし。

極東はやっぱり修羅の国だよね。


・・・

ユノちゃんは極東支部を活動拠点に移して、

週2~3の割合で食堂で歌を披露している。(超贅沢)

私はバックコーラスと楽器担当

ペルソナマンの正体すらバレたよ・・・

・・・

食堂が予約制になりました。

予約にあぶれると配給の合成食品・・・南無南無


私の以前のデータは死んだことになってたけどね




僕は宿題をやるためだけに生まれてきたんじゃない!日


技術班に頼んでいた食物の種の品種改良も成功したと報告が来たから受け取りに行った。

護衛兼監視としてシオ・シックザール、ソーマ・シックザール、加賀美リョウ、神薙ユウ。

後半の二人とかいつの間に帰って来たんだ・・・

シオちゃんとソーマ君結婚おめでとう。

極東が誇る最精鋭じゃねえか・・・

後方支援として雨宮サクヤ、ジーナ・ディキンソンの二名による広域監視までされてる。

カノンちゃんさえいれば混乱に任せて逃げれたかもしれないけどこれは・・・

・・・

受け渡しに来たノウマンさんに四人は全力で警戒していたが

いや・・・君たちじゃどうあがいても勝てないから。

・・・

フハハハハハハハハハ、これが知恵の実だ(あ、クロウさん。これがご依頼いただきました永遠の実になります)

「ノウマンさんありがとうございます」

植えて数日で世界が滅ぶ(どのような地域でも植えれば約40日で実が生り、栄養素と味も抜群に良いそうですよ)

「早速帰ったら試してみますね」

世界が終末を望んでいるのだ(では、またお会いしましょう)

「ノウマンさんも体調に気を付けてくださいね」

お前達を絶望に叩き込むのは私だ(クロウさんも壮健で)





「なあ、クロウ」

「はい?」

「あの人は信用できるのか?」

「はい」

「どう考えても世界を滅ぼそうとしている人にしか見えないが」

「ああ見えて子育てが得意なんですよ」

「「「「嘘だ!!」」」」

・・・

取り合えず榊さんに相談して畑を作らないと。

技術班が味が抜群に良いって言ってるんだし期待できるよね。






そりゃあ、誰だってほめられたらうれしいし、悪口を言われると腹が立つさ日



うん、

なんで種を埋める畑を作る作業が極東支部全体の一大行事になってるの。

まさか一般市民迄巻き込んで極東支部の外の土地に大規模な畑を作ることになるとは・・・

その日に至っては極東所属の神器使い総出で極東支部付近のアラガミを刈り取り、

住民が大地を耕し種を埋めて、

神器兵が畑の周りに対アラガミ防壁を作成する。


交代しながらだったけど完成までに3日しか掛かって無いんだけど・・・

極東は一般人すら化け物しかいないのかな?

・・・

神器兵のAIをこの日の為に榊さんとリッカちゃん、レア博士とラケル博士が共同で改良して完成させたらしい。

九条さん?知らない子ですね。












男ならどんなにピンチな時でも立ち向かわなければならない時がある日


永遠の実美味い。

料理しないでも美味しいし、

料理したら更に美味しい。

これはこの世界の食糧問題を解決できたんじゃないかな?

実際極東支部付近の人間に配給する分も既に作れているし。

これからは種を増やして土地をさらに広げてを繰り返していけば、

日本は緑の国に戻れるかもしれないね。







お前の物は俺の物。俺の物も俺の物日


本当に、

本当に久しぶりの狩りだよ。

九尾だってさ。

レトロオラクル細胞を持ってて対アラガミ防壁の強化に役立つって話だけど、

榊さん、

貴方って確かオラクル細胞を発見した研究者の一人で、

まだ微小細胞時代のオラクル細胞を観測してるってデータがあるんだけど、

九尾のレトロオラクル細胞より古いと思うのは私だけかな?


・・・

「いや・・・量を確保できないんだよ、確かにあれの方が古いんだけどね」

「なるほど、培養もできないですもんね」

「極東最強の偵察兵が重傷を負って持ち帰ってきたデータだと今まで観測したどのアラガミより強いそうだ、そこで極東支部の最強の神器使いで構成された部隊を派遣することにした」

多分ユウ君とリョウ君、感応種対策でベルベットちゃんとギルバート君を連れていけば討伐できると思いますよ。

「行ってくれるかい?」

「了解」

・・・

多分榊さんなりの息抜きに行ってこいって事だと思う。

ここ1年ぐらい休暇なんかなかったし。

久し振りの運動、

楽しんでこよう。





悪いなあ、このゲーム三人までしかできないんだよ日

結論を言おう。

九尾は強かった。

九本ある尻尾からホーミングレーザーを撃ってきて、

口から尾獣玉みたいなものを吐き出す。

結界みたいなモノを張り此方の行動を阻害して来る。

鏡の様な体毛は遠距離攻撃を反射してくる。

いきなり地面が燃える。


今まで戦ったどのアラガミよりも強いと断言できる。

戦闘開始から半日かかってようやく討伐できたけど緑豊かな森だったのに更地になったよ。


・・・戦闘の描写一部抜粋

「おれ、この任務終わったら休暇貰うんだ。一月位」

「気持ちは分かる、解るけどお前の休暇は長くて三日だ」

「せ、殺生な」

「まあ、今回はゆっくり帰りましょう」

「あれが九尾か」

「大きいですね」

「見た感じ、ヴァジュラの5倍ぐらいですね」

「今まで見つかって無かったって、偵察班は無能か?」

「この森の中ですし」

「むしろ怪しめよ、ポツンと森があるその現実に」

「まあ死の森って言われてる原因なんじゃないですか?」

「さっさと終わらせて、ゆったり帰るぞ」

・・・

「あの赤い光には気を付けろ。追跡して来るぞ」

「ちょ・・・一発でシールドに亀裂が出来たんだけど」

「「「「「避けろよ」」」」」

「射線上に入るなって私言わなかったっけ?」

「アブな」

・・・


「こちらエリック、射撃武器は効かないみたいだ。反射してくる。どうぞ」

「こちらユウ、確認した。確かに反射してきます。どうぞ」

「こちらリョウ、鏡の様な体毛の部分のみ反射が有効なようだ。オーバー」

「つまり狙えるのは尻尾の先と開いた口と目の部分って事かい?どうぞ」

「高速で動き回り大量の弾幕をばら撒く九尾相手だと自殺行為だと思うんだが・・・」

「射線上に入るなって私言わなかったっけ?」

「躱せるから問題は無いけど躱した先でしっかりと相手の弱点に当ててる所が解せない」


・・・

「おい、いきなり地面が爆発したぞ。どうぞ」

「何か前兆の様な物は有ったか?どうぞ」

「一瞬だが地面が赤くなった気がした」

「了解。オーバーロード」

「射線上に入るなって私言わなかったっけ?」

「何か・・・予兆的なものは有るか?」

「位置取りで彼女に背後を取られることです」


・・・

「おい、山が消えたぞ。全員無事か?」

「無事だ馬鹿野郎。」

「何よあれ」

「口に球状のオラクル細胞が集まった時は全力退避をしろ、多分シールドじゃ防げない」

「「「「了解」」」」


・・・

「黄色い光に触れるな、動きが鈍くなるぞ」

「元から触らねぇよ」

「ちょ、止め・・・」

「射線上に入るなって、私言わなかったっけ?」

「俺、俺生きてる」

「誰だ誤射姫(カノン)連れてきたの」

「今回は助かったからいいだろ」


・・・

九尾のサブ兵装(誤射姫)がヤバかった。

真後ろからの攻撃と正面からの追跡攻撃。

隙が無いぜ。






いくらばかでも、よろこばせといてがっかりさせるのはかわいそうよ日


対アラガミ防壁の改修が終わった。

なんと近くに来たアラガミを自動で捕食して成長していくように設定されているみたい。

人間を不味い味だと認識させることによって人間を食指の対象外に変えたみたい。

凄いな。

一応極東支部の周りの防壁が新型に変更された。









きみが帰ったら部屋ががらんとしちゃったよ。でも・・・、すぐになれると思う。だから・・・、心配するなよ日


フェンリル本部で終末捕食が発生した。

発生してから1年で極東支部以外からの通信が取れなくなったらしい。

極東支部は新型の対アラガミ防壁のお陰で無事だったけど壁の外は飲み込まれた。

新型の対アラガミ防壁が縦に成長しなかったら飲み込まれていたと思う。

壁の外にあった畑が喰われたのがキツイ。

食糧庫に仕舞ってある永遠の実は大体十年分・・・

余裕だな。

うん。

ここからまた増やせばいいんだ。

・・・

壁の外に家族が居たユノちゃんが心配。

慰めないと。




これからぼくの人生でも、ふたすじの別れ道にまようことが、なんどもあるだろう。そんなとき正しい道を教えてくれる機械をぜひ出してくれ日

畑作成。

まあ前回より狭い範囲だけどね。

まだ防壁の外の終末捕食は続いているらしい。





ことしは、計画的になまけていたんだ日

終末捕食開始から2年経過

牧場を作成。

畑の作物に余裕が出来てきたから牧場を作ることに。

極東支部は地下に広がっている。

まだ防壁の外の終末捕食は続いている。






のどかなお正月だなあ。今年はいいことがありそうだ日


終末捕食開始から3年経過

空に連絡通路を作成開始。

壁の上から被害が出ていないエイジス島への橋を作成。

完成するのは何年後かな?

まだ防壁の外の終末捕食は続いている。

・・・

榊さんはラケルの嬢ちゃんとレア博士とシックザール夫妻と共に終末捕食細胞のサンプルを研究中。

副産物でラケルの嬢ちゃんの下半身が動くようになった。








学校から帰るだろ。つかれているから、昼ねするだろ日


終末捕食開始から9年経過

地下の一部から終末捕食の浸食を確認。

地下部を対アラガミ防壁で覆う作業を開始。

エイジス島への橋が完成。

エイジス島で生きていた20人と合流。

エイジス島はアラガミの天国になっているみたいだから破棄。

橋も発破解体した。


・・・

終末捕食細胞の解析が終わった。

新しい偏食因子の作成が成功したらしくて、

被験者を募集していたので、

退屈だったので受けた。

失敗しても転生するだけだしね。




ぼくはいまにあやとり大臣になる。きっとなってみせる日


終末捕食開始から10年経過

生まれ変わった気分。

まさか投与してから適応する迄一年近く経過するとは思わなかったけど。

私が転生してなおかつ隔離施設の外から歌が聞こえなかったら発狂してたかもしれないけど、

今は最高にハイってやつだぜ。


私の血液を元に偏食因子の研究と改良をするらしい。


終末捕食は私の適応と同時に終わったそうだ。

何か関係しているのかな?


・・・

壁の外は緑豊かで動物が沢山いた・・・あ・・・魔法球と同じ結果か。

なら私だけは結果を知っていたって事になるね。

完全記憶があっても。

関連付けする知能が無かったら無意味だったね。

これからは頭も鍛えようと思う。

知識や技術だけじゃなくて発想力とかも鍛えないと。







頁は次に続いている。

 
 

 
後書き
newアイテム

永遠の実

偏食因子
P53
P66
P73
P100


newスキル

捕食適応:EX
何でも食べれて、
適応した状態に変化させる

 
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