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『遺り続ける傷』

作者:零那
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『弱さ』



此処に帰ろう
早く帰ろう
そう想う処が
無くなれば
生きる気力も
奪われてく

絵空事を浮かべ
理想論を語り
綺麗事だけどね
必要だった
そういう希望が

こんな腐った
世の中でもまだ
大丈夫かもって
思いたかった
まだ諦めたくは
無かった...

そう気付いた時
前を向ける
気がしたんだけど
それももう
君が居なきゃ
無理なんだって

こんな弱い僕で
ごめんなさい

君が居た事
当たり前の日々

二度と戻らない
悲しき現実を
そろそろ
受け止めなきゃね


 
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