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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。

作者:炎の剣製
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0264話『長波関連の新任務』

 
前書き
更新します。 

 




長波が第二次改装を受けて翌日に長波の能力チェックをしているところであった。
しかし、本当に強くなったなぁと感心する。

「大淀」
「はい。なんでしょうか……?」
「この、長波が改二になって持ってくる『12.7㎝連装砲D型改二』なんだけど、情報によると夕雲型、陽炎型、それに島風の甲型駆逐艦が装備すると基本数値の火力以上の数値が加算されると言うが、すごいな……」
「はい。長波さんはさらにそこに水上電探を一緒に装備すれば火力がプラス1されるそうですから下手したら軽巡の火力に迫る勢いですね」
「そうだな。でも、最近の傾向としては大発系の装備が出来ないというところは驚きだな」
「そうですね。てっきり装備できるとも思ったんですけど、火力の方にベースを回したみたいですね」
「主力of主力駆逐艦ゆえなんだろうな」
「そのようですね。それでは提督、そろそろ新しい任務に取り掛かっていきましょうか」
「そうだな」

大淀にそう言われて新しく出現した任務欄を確認する。

「まずはこの『装備開発力の集中整備』という工廠系から終わらせていくか」
「そうですね。明石に連絡を入れますか……?」
「頼む。その前に今の装備管理庫のチェックだな」

手早く現在の装備数をチェックするために妖精さん開発製のタブレットを出して現在の在庫数を確認する。
中口径主砲を3基、副砲系装備を3基、ドラム缶1個を破棄して鋼材2400を用意せよとあるからまた消費系かと思いながらも明石に頼んで破棄してもらう。
これで開発資材やらが手に入ったから先日に行った大型建造の被害で減った開発資材を回復出来て満足である。久々にグロ画像を見た気分だったからな……。連続して大型建造はするものではないという気持ちを思い出してたよ。

「次は『甲型駆逐艦の戦力整備計画』という任務だな。これは初めてだろうと思うけど演習と出撃が重なっている任務なんだな」
「そうですね。甲型駆逐艦……つまり陽炎型か夕雲型から二隻を選出して演習に出した後にその演習を行った二隻を編成に入れて南西諸島の海域全てを周ってくるというものですね」
「南西諸島全域か……これは久々に面倒くさい任務だな」
「あはは……そうですね。羅針盤がかなりあらぶりますからね」
「気が進まないけど、まずは演習をしてくる」

それで私は長波と高波を入れた編成で演習を済ませてきた。
やっぱり編成するなら長波を入れるならもう一隻はルンガ沖海戦関連で関係が深い高波がいいよな!
私はロマンを決行していくスタイルなのだ。
それで演習をしている時だった。

「提督ー! D型改二を装備した長波様の力を見なよ!」

長波はまるで本当に軽巡のような火力を出しながら演習相手を屠っていた。

「長波姉さま、素敵かもです!」

そんな長波を見て感激している高波がいる、っと……。
うん、予想通りの展開だな。見ていて可愛いというか面白い。

「よっし! 演習3回終わったぜ!」
「いっそのこと、このまま演習全部終わらせて来るか」
「いいねー! やろう!」

長波もやる気に満ちているのでこのまま5回とも終わらせてきた。
そのまま長波と高波を連れて執務室へと戻って来ながら、

「しっかし……今回の新任務は難しいのか分からないな……。いや、沖ノ島海域にいくくらいだから難しいとは思うんだけどな」

そう言って頭を掻く長波。
それに榛名が表に出てきて、

《長波さんに高波さん。沖ノ島海域は駆逐艦にとってはかなりの難所ですから十分注意してくださいね。提督と私も付いていますけどあの海域の戦艦勢はなぜか駆逐艦を主に狙ってきますから……》
「そうだなー……高波? 気合入れていくぞ?」
「はいかもです!」

ビシッ!と長波に対して敬礼をしている高波を見て思わず笑ってしまいそうになる。
本当に長波に対しては従順な態度だから見ていて和む。

「それじゃまずは沖ノ島海域以外の場所をやっていくとしようか」

私達は演習艦隊に北上さんを入れた編成で挑んでいった。
なぜ一人だけ変更したかというと演習で入れていた鳥海がちょうど練度がカンストしたのでもしかしたら正月になにか来るのではないかと希望しつつ待機中であるからだ。

「んー……まぁ、このあたしに任せておきなよ。ビシッと決めてあげるからさー」

いつもの気だるげな感じの北上様だけど頼りになるから任せておきたい。
それで加賀ちゃんとあーさん(二人目の赤城の事)を入れた6人で各海域をクリアしていった。
今回は運が良かったのかあんまり苦労はしないで回ることが出来た。
沖ノ島沖もいつもの攻略艦隊に長波と高波を入れて出撃してもらったのでなんなくクリアできたし。
そしてやってきました沖ノ島海域。
そこへと出撃していく私達はもう何度も逸れる羅針盤に「やはりか……」と内心で涙を流していた。

「うー……やっぱり改二になったからって駆逐艦じゃ辛いぜー……」
「そうかもです……」

すでに何度もの出撃によって二人は疲労困憊状態が何度も続いていた。
もう大破してはバケツを使う羽目になっていたからな。
いや、本当に今回は運がないな。
でも、最初の一回でいきなり成功ルートにいったのまではよかったんだけど運悪くあーさんが大破させられて泣く泣く撤退したからな。
それであーさんは「精進が足りず、すみませんでした……」と謝ってきたけどよくあることだから気にするなと言っておいた。
一回神威を入れて遠回りルートも行ってはみたんだけど、ボスにたどり着いた時には被害が凄い事になっていたので普通に負けたしね。
それでやっぱり羅針盤に祈ることにした。
そして何度も出撃する事30回は越えたかな……?

「ッ! 提督! 羅針盤が正常に動いたぜ!」
「よし! 今度は道中に注意しながら進もうとするか」

そしてついにボスの戦艦勢を倒すことが出来たので、

「やーっと終わったぜ……だるかったなー」
「かもかも……」

高波はすでに語尾だけになっていた。
それほど疲れたんだろうな。
そんな二人に鞭打つのは少し引けたけど、

「それなんだけど、もう一つこれから二人に任務をしてもらいたい」
「まだあんのか!?」
「かもー!?」

それで悲鳴を上げる二人。
だけど、安心してくれ。

「今度は楽な任務だから大丈夫だ」
「本当かー……?」
「ああ。まずは編成任務にとりかかるか」
「おっ? どんな編成任務なんだ?」
「ああ。『精鋭「三一駆」第一小隊、抜錨準備!』というもので長波改二、高波改、沖波改、朝霜改の四人を含めた編成をするというものだ」
「なーんだ。それなら大丈夫じゃん? うちは全員いるからな」

長波はそう言ってホッと溜息を吐いているが、私はそうは思わない。

「まぁ、うちはいいんだけどな……まだ沖波だけは通常海域でも実装されていないから持ってない提督は涙するだろうな。朝霜もカレー洋リランカ島沖でしか手に入らないし、高波に至っては現在最奥のKW環礁沖海域でしかドロップしないからな……。だから演習先で自慢だけはするなよ?」
「お、おー……」
「わかりましたかも……」

その後に四人を執務室に集めて編成任務をクリアした後に、

「それじゃ最後の任務を取り掛かろうか」
「どういう任務なんだ……?」
「ああ。『精鋭「三一駆」、徹底海域に突入せよ!』というものだから四人のうち二人を引き連れてサーモン海域に二回行くだけだから簡単だろう……?」
「なんだ、そうなのか。それなら簡単だな」
「はりきっていくかもです!」

そんな感じでまた二人を引き連れてサーモン海域を攻略していったのであった。
ちなみに今回の任務で戦闘詳報が二つ手に入ったけど、今後また誰かの改二に使うかもしれないので大事に取っておこうと思っている。
なぜか改修で使えるとか言う話だけど勿体ないの一言に尽きるからな。


 
 

 
後書き
戦闘詳報は大事に取っておきましょうね。
私は必ず今後も使うと思っていますので取っておきます。

それと今年もあと今日を入れて三日です。
有明海域に挑んでいる提督の方は頑張ってください。



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