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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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4部 闇の書事件
1章 帰ってきた早々にトラブル発生
  戦いの風は嵐となって?

「僕の名前は第59代目修練闘士(セヴァール)の従者をしています
闘士(ヴァール)クルダ流交殺法影技ガウ=バンです」

 聞かなければ良かった。
この名前記憶がある。

「私から名乗れといって名乗らないわけには行かないね
綾は魔法使い(ウィザード)の南條綾」

 SHADOW SKILLか・・・
いつの時代のガウ・バンなんだ
俺は相手を見ながらそう考えた
ダークネス(闇)との戦いの以前のガウなら今の状態でも何とか勝てると思う。
俺もKOFで格闘戦闘には多少は馴れたと思うから
そしてガウは指にナイフで軽く切り流れる赤い血を左のほほ下に
刀傷の血化粧をしながらこっちを見ていた。

 やつはマジみたいだ
修正しなければ
今のこの身体では不利だと

「こっちも準備するので少し待って」

「わかりました。」

 流石ガウ君素直だね
ついでに、俺は周囲を見回したがやはりこちらが不利ではある
フェイトもアルフもユーノも押され気味

「変身」

俺は一回転をしながら大人モードになった。
いつの時代のガウかはわからないけれど
まじにやらないと瞬殺される。

俺は夕姫を持ち、炎のガントレットを装備した。

「先ほどの動き、俺に察知できないスピード
その隙のない動き
マジにやらせてもらう
はぁああああああああああああああああ~」

俺は魔力と闘気をおしだした。
一応撤退宣告

「引くなら、見逃すけど」

 一応無駄だと知りつつ俺はガウにそう言った。

「撤退したいのはやまやまですが仲間が撤退しないのならそれに、クルダの傭兵が戦うときは負けません」

「それじゃ、やろうか」

「行きます」

「タイ・ト・ロー」

『アンセム(鋼雷破弾)』

俺は魔法の矢をガウに向けた
そして俺は剣を振りかざした。

当たると思った瞬間ガウは回避をして
当たらない距離から
回し蹴りをしてきた
風の刃が飛んできたので
俺はアッパーをした。

「爪刀(ソード)」

「久遠」

 まわしけりの衝撃波と久遠の衝撃波が相殺された

「ちっ厄介なことを」

「もしかして影技を知っているんですか?」

「クルダ流交殺法か」

「やはり知っているんですね」

「知識だけはね、確か傭兵王国クルダでも使い手がほとんどいないとされる
伝説の武術だったか?」

「良くご存知ですね。
魔法使いといっていたのに体術凄いですね」

「まぁね」

強力な呪文を撃つ隙がねえ
呪文の詠唱を唱えさせてくれるわけないか

何十合拳と剣で打ち合ったり
していたが
やはりこのまま体術勝負をしていては敗北する事はわかっていた。

俺は覚悟を決めた

ガウは地面すれすれで倒立の状態になり、
腕を軸に体を回転させ連続的に蹴りを繰り出す
最後になぎ倒しに来たので
連続攻撃に耐えながら
俺は意識をはっきり持ってガード
獣魔用の技
容赦ないな

重爪(チェンソウ)

「くっ・・・捕まえたぞ」
 
 押し切られる前に

「死にやがれ、『死黒天使(ダークエインジュアー)』」

 呪文を使用した瞬間
気を放出するので
一瞬だが気が緩んだ瞬間
力場が押し切られた
俺は何回転もしながら向こうにとんだ

 着地した瞬間
ガウはいやな感じがしたのかわからないがその場を飛び去ったが
位置がずれ上腕の一部が内部から爆発した
俺はふらふらしながら立ち上がり
くっ躊躇したせいで不完全にしか効果がなかったか?

「まさか俺の防御を壊してくるとは思わなかったよ」

「こんな恐ろしい呪文なんて初めてですよ
ラザレームでも使えないのではないのですか?」

 空を飛んだら勝てるのはわかっているけれど
それはしたらいけないことだよな

バリアジャケットとシールド(盾)がなかったらこれだけでK・Oだったぜ

「我は無敵なり、我が影技にかなうものなし、我が一撃は無敵なり 」

[ティア、ガードにすべての呪文をよろしく]

[了解しました。]

「俺に武技言語は通じない
俺の意志力をなめるな」

 忘れていたけれど神様特典で俺は暗示系列が聞かない身体になっている
武技言語とは自分には肉体強化などの暗示。相手には動けなくする暗示をかける技
武器言語が終わった瞬間
残像がこちらに向かってくる
魔眼でも残像にしか見えない
残像より後に黒い音が聞こえてくる

 これがガウの通り名にもなっている
ブラック・ハウリング(黒い咆哮)か
マジに姿がみえねぇ
俺は攻撃する場所を予想した瞬間
バリンという音が聞こえた
シールド破壊
俺は、シールドが壊れた所に
『クローミング・ロー(聖爆)』
手にエネルギーを纏い攻撃する

俺は吹っ飛ばされたけれど
相手も吹っ飛んだ
っていうか普通の身体だったら完全に負けてる
俺は立ち上がり

「強いな黒い音が後から来る
まるで咆哮だな
そうか貴様が
黒き咆哮(ブラックハウリング)か」

「本当に得体がわからない方ですね」

「な~に、うわさで知っているだけだよ
あまりの速さに行動の後に音が聞こえてくる
その音がまるで咆哮の様に聞こえてくるから
黒き咆哮(ブラックハウリング)だったけ?
肩がいかれているのにまだやりあうかい?」

「まだ僕は倒れていません」

 お互いの気が充実した瞬間に
なのはの方から魔力を感じる
あの体力でなにしてるのなのは
俺がそちらを見た瞬間
なのはの身体から手が貫いていた。

「なのはぁああああああああああああああああああ
じゃまだぁああああああ!!」

『ガンズン=ロウ(爆炎障壁)』

 俺はガウの方に炎の障壁をしてから速効でそちらに向かった

「スターライトブレーカー」

 なのはの手からスターライトブレーカーが発射された
凄い音がして結界が壊されたが
放出中でもリンカーコアから魔力を吸い取っていた。

「ガウ、引くぞ」

ピンクの女性が合図をした。

 ガウはなのはの方を見てから

「すみません」と

「倒れて負傷しているものに攻撃とはな
騎士とは名ばかりの屑ということだな
なら次に会うときは
それなりの代償をもらう
今度はあのヴィータとかいう奴が倒れていようか
かんけいねぇ
広範囲呪文を使うから覚えておけ」

「「「・・・・」」」

 俺は殺気を全開にして言い切った。

「あぁ、次にあった時は
全員殺すつもりでやってやるから
顔洗って来いや」

 俺が言いたいことを言った瞬間ガウ達の気配も去った。

俺はすぐになのはの方に行き

「なのは大丈夫?」

「ご・めんね、足手まといになって」

「しゃべるななのは
慈悲深き方癒しの神よ 聖し御手を以ち示したまえ
人の血は血に 肉は肉 骨は骨に」

『白銀の癒し手(スィルヴェルマンティア)』

呪文を唱えた瞬間
なのは、フェイト、アルフ、ユーノの傷がふさがって
気力も回復していった。

「どう?」

「ふぇ身体が楽になったよ」

「うん」

[ティア、リンカーコアは]

[それは回復しませんでした]

 やはりなのは達の魔法とこちらの魔法の根本が違うから無理だったか

「なのは達はアースラの医務室だね。少し休むと良いよ」

そういって俺は通常状態に戻った

 俺たちはアースらに向かってなのは達は一応検査と治療のため、医務室に向かった。

俺は艦橋に向かった。

「お久しぶりですみなさん。リンディさん、クロノ」

「お久しぶりです綾さん」

「綾、久しぶり」

「エイミィあいつらのサーチは」

「ごめん無理みたい」

「そっか、エイミィも久しぶり」

「久しぶりだね綾ちゃん」

 俺は先に情報を集めた
闇の書のことと守護騎士
俺はここにくるまでに仮面の男に襲われたことを言った。
ガウの事を聞かれたので

管理外世界の何処かにアシュリアーナという世界があり
そこにある格闘技のひとつという事
その闘技を使うものは
一騎当千といわれていることを昔文献で読んだ事があるとのことを説明

「綾さんを襲ったっていう仮面の男は、結局何が目的だったのかしら……?」

「私もそれは分かりません。
ただ、よほど私を結界内に行かせたくなかったようですが・・・」

「仲間なのかしら?」

「さぁ?でも中に入ってこないということは仲間でもないのではないですか?」

「そうね」

 話しているときに
なのは達が艦橋に向かってきた

「なのはさん、フェイトさん。気分はどう?」

「リンディさん大丈夫です」
「わたしも、大丈夫です」

「そう、よかったわ」

「にゃはは、ごめんね、フェイトちゃん、綾ちゃん。
久しぶりの再会がこんなことになっちゃって・・・」

「ううん、気にしないで。
それより、わたしの方こそなのはを助けられなくてごめんね」

なのはの言葉に、フェイトは首を横に振った後、
僅かに目尻に涙を溜めながら謝罪の言葉を口にした。
そんな優しいフェイトになのはは微笑を浮かべながら、
フェイトと同じように首を横に振る。

「ありがとう、フェイトちゃん。わたしを助けに来てくれて。
それに、久しぶりに会えて、わたしとっても嬉しいよ」

「うん、わたしも、なのはに会えて嬉しいよ」

 お互いに笑顔を浮かべながら、なのはとフェイトは再会したことを喜び合った。
 
「綾ちゃんも、久しぶり、来てくれてありがとう」
「うん久しぶりだね、なのは。
フェイトも久しぶり」

「うん。綾久しぶりだね」


「フェイトちゃんも綾ちゃんも、久しぶりに会えたのにこんなことになってゴメンね?」

 そして、なのはは申し訳なさそうに顔を俯かせながら口を開いた。
しかし、綾はそんななのはの謝罪の言葉に小さく首を横に振った。

「いや、それに、謝らなければならないのは、私の方かな」

「なんで?」

「あんなことになるのなら広範囲呪文で瞬殺すればよかった」
 
ちょっと物騒なことを言った。

「相変わらずだよね、綾ちゃんは
瞬殺なんて怖いこと言わないで」

「私たちは大丈夫だから、それに守られるだけじゃない」

「そうだよ。それに、あの回復呪文で体調もいいし」

「そう」

 反対に慰められるとは思わなかったなぁ

「綾ちゃんありがとう。わたしを助けに来てくれて」

「結局はやられてしまったから・・・ごめんね」

「ううん、助けに来てくれたから
わたし、とっても嬉しかったんだよ」

「なのは」

「綾、本当に助かったよ、あのままやっていたら結構やばかったと思うから」

「フェイト」

「ありがとう、次はあのもの共を殲滅するから安心して」

「ありがとう、綾ちゃん
でもあまり過激なことはしてほしくないかな」

「うん、ありがとう、綾」

「感謝は受け取るけれど、過激なことは
守れそうにないかな」

 そういいながら含みのある笑顔で二人に答えた。
それから、みんなで情報交換を行った。
まとまった話が、下記になる。

 管理局で第一級捜索指定されているロストロギア、
闇の書が絡んでいるということ。
それを完全なものとするため、
リンカーコアの蒐集に《守護騎士》が動いているということ。
そして、目的は不明ではあるが、綾と交戦した仮面の男が二人いるということ。
クルダ流交殺法という武術を使う少年が協力者が一人

「というのが、今、僕たちが分かっている情報だ。他に何かあるか?」
「ふ~ん、なるほどね良くわかった」

 クロノの言葉に俺は静かに頷いた。
今、同じ部屋にいるのは、綾、なのは、フェイト、アルフ、リンディ、クロノ、エイミィの七人である。
ユーノは一足先に闇の書について調べるために、無限書庫へと向かった。

「じゃあ、僕からの話は以上で終わりだ。何か質問はあるか?」

「あっ、はい。これから、わたしたちはどうすればいいのかな?」

 そう手を上げてなのはがクロノへと質問した。

「とりあえず、この一件は僕たちの担当になることが決定した。
だが、綾、なのはとフェイトは僕たちを手伝う必要はないんだが
きっと、言っても聞いてくれないだろ?」

「うん。わたしも手伝うよっ!」

「わたしも。あの人たちとちゃんと話をしないと」

「あいつらはけんかを売ってきたしね
買わないといけないとダメだと思わない」

 俺はクロノに笑顔で答えた。

 そう話す綾、なのはとフェイトに、クロノははぁ、と溜め息を吐くと、観念したように話を続けた。

「まぁ、そう言うと思ってたけどね。
なら、なのは達には嘱託魔導師として、
僕たちの捜査に協力してもらうよ。
ただ、、レイジングハートとバルディッシュの修理が完了したらだけどね

「さっすがクロノくんっ!」

「ありがとう、クロノ。迷惑掛けてゴメンね?」

「もう慣れたよ」

 フェイトの言葉に、クロノは苦笑しながら答えると、視線を綾へと移した。

「でも書くなとは言わないけれど、あまり書かないでね」

「了解」

 綾の言葉にクロノが頷きわかってるみたいな素振りをしてくれた。
リンディが口を開いた。

「じゃあ、今日はこれで解散かしらね。
今から準備しないといけないことが沢山ありますからね」

「了解です、艦長」

 リンディの言葉で今日は解散となった。

「綾ちゃん! いっしょに帰ろ」

「うん・・・・何か忘れてうような、まっいっか」

 なのはが綾へと声を掛け、綾も頷きを返した。

「あ、なのは、帰るのは少し待ってくれないか?」

「なんで……?」

「今からフェイトの面接があるんだが、
その面接官に会うのになのはもいっしょに来てもらおうと思ってね」

「そうなの……?」

 クロノの言葉に、なのはが不思議そうに首を傾げた。
フェイトは分かるが、自分が呼ばれたわけがわからなかったからだ。
そんななのはにクロノがその理由を説明し始めた。

「その面接官になのはの話しをしたら、
一度会って話しをしてみたいと言っていてね。だから、お願いできるか?」

「うん、わかった」

 俺は必要ないから、そういえばホテルのほうに戻らないといけなかったっけ!

「よかったら、綾もお願い出来るか?」

「面倒だけど、前回の治療などの借りがあるから会うだけなら良いよ
誰なのその人?」

 俺の言葉にクロノは名前を答えた。

「ギル・グレアム顧問官です」

 面倒くさそうな名前
 
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