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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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211部分:第十八話 劉備、関羽達と会うのことその七


第十八話 劉備、関羽達と会うのことその七

「ただ。あの方ではなく他の方だと思います」
「他の方?」
「はい、他に相応しい方がおられると思いまして」
 こう一同に話すのだった。
「私達の主に相応しい方は」
「私達か」
「じゃあ誰なのだ?」
 関羽も張飛もここで考える顔になる。
「我々の主となられるべき方は」
「とりあえず目立った諸侯は回ったがそれでも一人もいなかったのだ」
「諸侯でないのかも知れませんよ」
 孔明はこうも話す。
「ひょっとしたら」
「ひょっとしたらですか」
「今はわからないんですか」
「誰かは」
「少し占ってみました」
 この時代の軍師は占術も必要とされていた。孔明もまた軍師としてそれに通じていたのだ。それで今こう話したというわけである。
「それでこの地でその主と御会いできるようです」
「ここでか」
「この徐州で」
「その主と」
「はい、そう出ています」
 占いでは、というのだ。
「ですから少しお待ち下さい」
「そういえばここではだ」
 趙雲がまた話す。
「最近張三姉妹が人気だったな」
「ああ、都にまで来ることがあるっていう旅芸人の姉妹だよな」
「そうだ。ここが拠点だった筈だ」
 趙雲は馬超にも話す。
「この徐州がな。そして青州もだ」
「青州もかよ」
 馬超は青州と聞いてだ。あの名前を出したのだった。
「袁紹殿が治めてるよな、今」
「そうだったな。ややこしい方だが政治は見事だからな」
「それでもこの徐州は」
 黄忠は徐州の話をした。
「これといった主もいなくて」
「あまりまとまっているとは言えませんね」
「そうね」
 黄忠はナコルルの言葉にも頷いた。
「とても」
「賊こそ少ないけれどあまり治安はよくないよ」
 馬岱がここではじめて口を開いた。
「何かあったらすぐに叛乱とか起こりそうよね」
「そうね。確かに」
「不穏なものも漂ってますね」
 舞と香澄も眉をひそませた。
「このままだとね」
「しっかりとした牧がいないと」
「その袁紹さんや曹操さんじゃ駄目なのかい?」
 キングはここで二人の名前を出した。
「あの二人じゃ」
「御二人共今はそれぞれの州の統治と賊や異民族の討伐にお忙しいと思います」
「そうなの」
「はい、それに烏丸にも出陣されるようですし」
 こう馬岱に話すのだた。
「ですから」
「そうなんだ」
「はい、ですから今は徐州まで手が回らないと思います」
 そしてであった。もう一人話に出したのだった。
「孫策さんも今は山越征伐にお忙しいでしょうし」
「困った話よね」
 馬岱は溜息をつきながら述べた。
「力のある諸侯が進出できる場所にあるのにそれができないから結果として何が起こってもおかしくないような状況になっちゃってるって」
「そういうこともあります。幽州等はやがて袁紹殿が治められるでしょうけれど」
「そういえばあそこも牧いなかったよね」
「はい」
 孔明も馬岱も公孫賛のことを知らない。
「ですから」
「あれっ、誰かいたと思うのだ」
「だから公孫賛殿だ」
 関羽が目をしばたかせた張飛に話す。
 
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