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世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
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第一章 WORLD LINK ~Grand Prologue~
  なのはStrikerS ~事件のその後~

ジェイル・スカリエッティによる大規模な次元世界間でのテロ。
後にJ・S事件と呼ばれた事件の、その後はというと






まず、崩壊した地上本部は機能している。
と、いっても、建物自体はまだ工事もなにも始まっておらず、とりあえずその機能をまだ生きている他の地上施設に移し、何とか臨時で動かしている状態だ。


それとは対照的に、機動六課隊舎はもうすでに元通りになっていた。
あの事件の後、何故だかどこよりも早く工事が着工され二日もしないで元通りになった。

まあ、まだ一応の原形はとどめていたから、それだけで出来たのはわかるが、なぜこんなにも早く工事が始められたのか。
はやて達はその理由は知らないが、なんだかあのおじさんの顔が浮かんでくる。



そしてそのおじさん、レジアス中将だが、管理局から去るのだそうだ。

今までやってきたことの落とし前をつける、といって管理局にすべてを自白したのだが、どう調べてもその証拠が出てこない。
いくら自白しても、そうである証拠がなければただの被害妄想だ。

しかし、そうはいっても納得がいかないのはレジアス自身である。
そうして、レジアスは辞職した。しかし、いまだに管理局から助言が求められたりと、彼の人生はまだ忙しくなりそうだ。



そんなことを思いながら、管理局員はかき集め、そして調べ上げたあるデータを消去した。

首謀者曰く、「グレアムおじさんと同じよーなもんや。それに、あの人恨んだってしゃーないやろ?」だそうだ。









逮捕されたスカリエッティと、ウーノ、ドゥーエ、トーレ、クアットロの五名は、その後管理局に協力することを拒み、各人異なる次元世界にある監獄に投獄された。

セッテは保護組に入った。

あのアインヘリアルの砲撃の際、なぜ青龍が自分を助けたのかを疑問に思い、それを聞いたものの今一つ納得できなかったらしい。
そこで、「その答えを知りたい」と言って一人で様々な世界を回ると言いだしたのだ。


それに対し、管理局は「構成プログラムを終了し、誰かが保護責任者になったら」という条件をつけて承諾した。
今頃は先に投降したナンバーズと共に、施設でプログラムを受けているだろう。



なお、その施設にはルーテシアとアギトも一緒におり、彼女の母、メガーヌが目覚め次第引き合わせ、共に暮らしていくことが可能だそうだ。
と、いっても彼女が自分がしたことをそう簡単に許せる人間かと言えばそうではないので、それなりの制限がつくのだろう。

ちなみにナンバーズたちの保護者候補としては、スバルの父、ゲンヤ・ナカジマと、聖王教会のカリム・グラシアが立候補している。
まだ未確定ではあるものの、チンク、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、の四人はナカジマ家に、セイン、オットー、ディード、セッテが聖王教会に身を置くことになりそうだ。


セッテの保護者に関しては、本人の希望で青龍の主、蒔風が指名されていたのだが、本人がこれを頑として拒否。
説得の末、各世界に施設を持つ聖王教会の方が旅をするのに効率がいい、と言われて最終的に聖王教会保護下になった。







なにはともあれ、彼女たちの未来は大きく開けた。

そこから自由という名の不自由を、苦しみ、楽しみを自分で選択し、生きていく。
この施設から出ていくのも、そう遠くはない。






次にヴィヴィオだが、あの後にもなにひとつ後遺症はなく、翌日に病室のベッドで目を覚ました時には、目の前に機動六課メンバー全員が見舞いに来てくれた。

その後、ヴィヴィオは正式になのはが引き取り、高町ヴィヴィオとして家族になった。
ヴィヴィオが蒔風もパパになってと叫んだが、やっぱり本人が拒否し、結局フェイトが後見人になった。


ちなみにその時ヴィヴィオを泣きやませたのは

「大丈夫!!絶対に舜君をパパにしてあげるから!!!」

というなんだか鼻息の荒いなのはの言葉だったらしい。





フォワードたちは事件が終わった翌日からすぐに訓練を始めていた。


あれだけ凄かったの事件の翌日に!?と思ったが、WORLD LINKで体調は最高になり、それに加えて特に大怪我もしていなかったので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。





今日も彼らの悲鳴に似た掛け声が訓練場から聞こえる。
覚えることは多く、機動六課運用期間終了まで、訓練スケジュールはびっしりだそうだ。







そして、はやて、というか、八神家は大変な大盛り上がりを見せていた。
なにせリィンフォースが戻ってきたのだから。

困ったのは初代、二代目の二人だ。
なにせ呼び名が同じでいちいち反応してしまう。

だから今のところは初代を「リィンフォース」、二代目を「リィン」と呼んで分けているらしい。



しかし、それでもリィンフォースの悩みは尽きない。
今度ははやてがリィンフォースから離れなくなってしまい、家でも職場でもべったりなのだ。


ヴィータやシグナム、ヴォルケンズたちは「すぐに戻んだろ」、とあきれ顔だったが、本人は少し困り顔だ。
と、いっても抱きついてからの上目使いで「リィンフォース~~~♪」と言われた瞬間グネグネと身をよじらせて悶えていたから、まんざらでもないのだろう。

一方リィンははやての隣を奪われて悔しいのか、ヴィータに泣きついてしまった。
そう、シグナムにアギトがつくことになって、もはや逃げ場がそこしかないのだ。


「リィンは・・・・もうヴィータちゃんしか・・・・うう~~~~」

「おーおーよしよし。まあ気にすんな。ああなってんのも今だけだから」

「余裕ぶっこいてて・・・・フッ」

「リィンお前どうしたよ!?」





今日も今日とて、八神家は平和である。











そしてはやて同様、大切なモノを取り戻せたフェイト。



現在、なのはと相部屋だった彼女の部屋は、フェイトとアリシアの部屋になっている。
なのはは新しい部屋でヴィヴィオと一緒だ。




「アリシア・・・・あの・・・・」

「・・・・・・」

「えっと・・・・」

「ダーーーーッッ!!!!」

「ひぇ!?」

「もう、いつまでももじもじしてないで!!!言ったでしょ?私はあなたを知っているって」

「え?でも・・・・なんで?」

「うーーん、なんだろ。あそこで目覚めるとき、いろいろ知ったのよ。いやぁ、大変ね、フェイトも」




なんとも軽い。いや、気さくなだけだろうか?
アリシアの言葉には、本当に会えてうれしいよ!くらいの意味しかなかった。

「ねね、私もフェイトと一緒に働きたい!!」

「え!?」

「いーじゃんいーじゃーん。おねーちゃんも一緒がいいぞぅ!!そして今までの分の時間をごっそりと取りかえすんだから!!!」

「うん・・・・そうだよね!!あ、でもそのためにはまず戸籍がいるかな・・・・」

「どうするの?」

「大丈夫!!執務官やってると戸籍のない人を相手にしたり保護したりしてるから、そういうのを作ったりしてごまかすのは得意だよ!!!」

「いやフェイト、それはいけないことだっていうのは私わかるよ?任せるけど」





なお、近々シャーリーとマリーがアリシアのためにデバイスをプレゼントするらしい。
もしかしたら、「雷光の魔導師」の異名は、フェイト一人のものではなくなるかもしれない。







そして、なのは。
今はヴィヴィオと楽しく暮らし、良好な親子関係であるようだ。



決戦の後、なのはは蒔風に想いを打ち明けたが、やっぱりというかなんというか、蒔風はこれを拒否した。
しかし、なのははすでに青龍からそのことは聞いていたので、それでも絶対に振り向かせて見せると息巻いていた。


なお、その際他の世界でもそういった女性がいると聞かされて、まだ見ぬライバルに激しい闘争心を燃やしていたりする。




彼女の身体には何一つとして一切の反動や負担は残らなかった。

「舜君のプログラムの賜物ね」とは彼女の主治医、シャマルの言。
フォワードたちの訓練にも手を抜くことなく、彼女は全力全開で鍛え上げるのだろう。









機動六課は、ゆりかごを落とし、更には「奴」という巨悪を撃ち払った部隊として「奇跡の部隊」として話題になった。


そこでは「銀白の翼人」蒔風舜の事も一緒に知られ、翌日、彼のベッドには多くの見舞い品が送られてきて、廊下まで並べられたほどだ。
更には週刊誌などのマスコミが殺到してきて聖王病院は混乱したが、そこは恐ろしい魔王(なのは)によって全員返り討ちにされた。




彼は管理局のトップ三人から元帥になってくれ、とまで頼まれたが、これを拒否。
だったらせめて表彰をともいわれるが、それは言いかけたところで却下した。


自分のことは口伝ぐらいの言い伝えで残すくらいがちょうどいい。



そう言って、記録に残すことを許さなかったのだ。
しかし、おそらくそれは無理だろう。

全管理局員が知ったとなっては、百年くらいじゃこの名声は衰えることなどないだろうからだ。


不幸中の幸いとしては、彼の名前を知られても、顔まで知ってる人はいない、という事だ。



知ってる人は知っている。
その程度で済んだのは本当によかったと、蒔風は胸をなでおろしていた。







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「・・・・で、なんでオレは病室から動かされてこんなとこでこんなことになってるわけ?」

「だって舜君、病院から動けないんだもん。ここでやるしかないでしょ?」

「せっかく事件も終わって、二人も帰ってきたんやから、ここはパァーーーーッ!!とやらなあかんって!!!」

「私もパーティーしたいよ?ほら、せっかく病院から許可取ったんだし、楽しもうよ!」



目の前の光景に半分唖然、半分ブスッ、とした蒔風が、ベッドの上で文句を言った。

現在時刻、18:00
蒔風が眠りから覚めてみると、彼のベッドは病院の大会議室みたいな部屋に運ばれていて、頭にはパーティー用の三角帽子がかぶせられていた。



なんでもこれから「事件解決&アリシア、リィンフォースお帰りなさいパーティー」を開くのだそうだ。
なお、パーティー名が書かれた看板は、「アリシア」と「リィンフォース」の名前どっちを先に書こうと揉めたのか、何度も書き直された跡が見える。





「あの・・・・・俺この通り動けないんですが」

皆パーティーやる気マンマンだが、蒔風は本人のいう通りベッドから動けない状態だ。


と、いうのも腕、右足はギプスに覆われ、点滴も三本くらい通ってるのだから、そりゃ動けないのだろう。
そしてそうでなくとも、ヴィヴィオが目覚めた時に無理矢理病室抜け出して会いに行って、すぐにやってきた病院長からカルテ(縦)で頭を殴られて昏睡、そこからベッドに縛り付けられていたのだ。




「でも、院長先生からはこれならいいよ、って言われましたし」

「それに、これ以上舜さんを視界からはずしたら、どんな無茶するかわかりませんし。こうしてるほうが安心です」



おそらくここまでベッドを運んできた二人だろう。
スバルとエリオが拳を握って語っていた。

「舜さんの怪我って、まるで私たちがしなかった分全部引き受けたみたいなんですよね」

「そんなことないぞ。ってか今さらだけど、俺の身体ってワールドリンクやった時から攻撃食らってないよね?あの時ある程度回復したから、このギプスいらないはずだけど?」


その蒔風の言葉に、そんなことないです、ときつめの口調でシャマルが言う。


「確かに元には戻ったけど、疲労自体はその体に残ってたのよ?腕なんて簡単に疲労骨折したわ」

「いつ」

「ゆりかご落とした後舜君が気絶して、運ぼうとしてスバルさんが持ちあげようとした時にポキッと」

「そこで落ちそうになったのを私が支えようとした時に、反対の腕が」

「で、最後に落下した舜君を私が掴んだ時に右足が・・・・・ね?」




え?となる蒔風がスバル、シグナム、なのはの方を見る。

その視線にスバルはあ、あはは~~と笑い、シグナムは申し訳なかったというかのように咳ばらいをし、なのはは両手を合わせてごめんね?としていた。



「勘弁してくれ・・・・・」

「あはは。でも、これはこれでいいと思うんだ」

「なんで?」




「だってこれなら舜君にアーンって出来るでしょ!!!?」

「なにを拳握りしめていっとるんだお前は!?そこ!!フェイト、はやて、GJしない!!」

「舜、あっちはアリシアだよ」




そんなこんなでパーティーが始まった。テーブルには実に多くの食材が並んでいる。

一瞬食べきれるのか?と思った人も何人かいたが、スバルやエリオ、そしてギンガを見て「ああ、大丈夫だな」とか納得した。



「体重・・・・・・」

「(ビクッ!!)」

「デブ・・・・・」

「(ビビクッ・・・・・!!!!)」





「ギン姉。なんか舜さんの言葉に皆反応してるけどなんなんだろーね?」

「さあ?それよりスバル、食べましょ。向こう一週間分は溜めないと、おなか減っちゃってもう駄目だわ」

「うん!!いくら溜めても全部どっか行っちゃうもんね、私達!!さあ、食べるぞーーー!!!」





「ぎゃあ!!!こっち動けないのになんでお前らそんな一方的に殴れんの!?おかしい!!おまえらおか、ブホッ!!!!」

「このッこのッ!!!!」

「もっと考えてから言ってくださいッッ!!!」

「やめて!!フェイトちゃん、うちを止めんといて!!!」

「ダメだよはやて!!!さすがに魔法はまずいって!!アリシアも手伝って!?」


「あっははははははは!!!やっぱ知ってるだけじゃダメだわ、こうして見てやっと面白い!いいぞ~~、もっとやれ~~☆」




蒔風を殴るなのは、ティアナ。
攻撃魔法を仕掛けようとシュベルトクロイツをブンブン振るはやてと、それを後ろから押さえるフェイトに、完全傍観爆笑者アリシア。



ちなみに最初に攻撃したのはキャロで、その拳は蒔風を守ろうとしたエリオに命中した。
今は蒔風のベッドの隣辺りでキャロが正座したエリオに説教している。


「あれは女の子のパンチじゃないよ・・・・ブーストかかったスバルさんのより痛かったもん・・・・・」



エリオは知らない。
恋する乙女は強いが、怒りに狂った乙女は恐ろしいのだ。





「スバルおねーちゃん、このお肉いーい?」

「ん?いーよ?たくさん食べるんだよー?」

「うん!!!」



むしゃむしゃと食べているスバルたちのお皿に山のように積まれた肉を、ヴィヴィオが貰ってなのはと蒔風のベットに向かう。



「あの中に向かって、しかもご飯を持って行ってあげるとは・・・・」

「ヴィヴィオ、強くなったね」


山積みになっている一本の骨付き肉、いわゆる「マンガ肉」を食べながらスバルとギンガは感心していた。

ちなみに食べ方としては

・まず、縦に口に入れる

・そして、骨を掴んで引き抜く

・骨だけ出てくる


というものだ。



「こんがりしててうまい!!!」

「こんがり肉!!!スタミナ回復!!!」

「これでいくら走っても大丈夫だね!!!!」



おまえらはどこのまわしもんだ?










「時にフェイトちゃんはあの言葉大丈夫なん?」

「え?わたし、いくら食べてもここに・・・・」

「「ぶっ殺すよ!?」」


「ええええええ!?」


そしてフェイトの言葉に今度はヴィータ、はやてがキレた。
まあ、フェイトが「ここ」と言ったのがどこであるかは、皆さんの想像にお任せします。









「いてて・・・酷い目にあった・・・・・」

「僕もとばっちりですよ・・・・」

「すまんのぅ・・・・で、時にエリオはキャロとどうなの?」

「ブボッッッ!?」

殴り終わられ、エリオが蒔風のベッドのとこにある椅子に座って呑んでいたジュースを噴き出す。
顔が真っ赤なのはむせたからだけではないだろう。


「な、なななん、なんでですか!?」

「え?だってお前ら、いいコンビじゃん。お似合いだとおにーさんは思うけどなァ」

「じゃ、じゃあ舜さんはなのはさんのことどうなんですか!」

「え?ああ、あいつは俺にとって妹みたいなもんだからにゃー。それに、俺は誰かに恋することはないんだって」

「う・・・・」

「ほれ、諦めてお前らの赤裸々なお話を聞かせんしゃい」

「フェ、フェイトさ~~~ん!!!舜さんがいじめるーーーーー!!!!」

「ほーれ、お姉さんが慰めてあげよう」

「エリオ君!!そっちアリシアさん・・・ってなに胸に顔うずめとんじゃボケぇ!!!!」


「まっ、これは不可抗りょブゲッ!?」


「エ、エリオーーーーーー!!!!」



走り去るエリオ。
立ちふさがって、それを回避しようとしたエリオを捕まえて抱きしめるアリシア。
それにとんでもない声を出してドロップキックを放つキャロ。
叫ぶ蒔風。



ちなみにアリシアは「やっぱ面白~~い」とか言って指さして笑ってる。


「ひ・・・ひど・・・い・・・・」(ガクッ)




「い、いいのか?エリオ、完全に伸びてるぞ?」

「ここは病院ですから」

「いや、理由になってねえよ!?」












「それにしてもなんでいきなりこんなことしたんだ?」

「え?」


パーティーも終わりつつあり、眠ってしまったヴィヴィオを膝の上で撫でながら、蒔風が隣に座るなのはに聞いた。


「だって・・・舜君、「奴」を倒したからすぐにいなくなっちゃうんでしょ?」

「ああ・・・そういう事か・・・・・」

「だから、想い出を残すなら今のうちかなぁ、って」

「ふーん」


「でも!絶対に会いに行くからね!!」

「くんなくんな。来られても困る。なんでそんなにするわけ?」

「す、好きだから!!!」



一瞬どもりながら、なのはが力説するように言う。
それを聞いて蒔風はため息をつく。



「いいかなのは。もっといい男がいるって。みんな、ではなく、おまえを大事にしてくれる人が、な」

「そんなことないよ。舜君は、私を守ってくれた」

「「みんな」の一部としてな」

「その意識、変えてあげるから!!!」

「そう言って息巻いて、会えるかわかんねぇんだぞ?」

「会うよ」

「え?」

「絶対に、また会うもん」

「・・・・・さいで」








そうして、パーティーはお開きした。








それから二、三日、蒔風は病室で過ごし、後に六課隊舎へと生活の場を移した。
もう日常生活には何ら支障も無く、軽い物なら模擬戦もできるそうだ。






そうしてから一週間が過ぎた。









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そして、深夜



蒔風は部屋を抜け出し、ひとり訓練場へと向かう。

プレートを起動させて、廃棄都市をその場に出現させる。






そして待つこと、十分。











待ち人が、そこに現れた。










to be continued
 
 

 
後書き
アリス
「次回で終わるんですよね?このなのは!!!」

ええ終わります。
やっとここまで来たって感じですよ全く


アリス
「次回、待ち人、来たる」

ではまた次回















全力全開手加減なし…機動六課で最後の模擬戦!
 
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