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ドリトル先生の名監督

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第八幕その九

「それでチェックも出来てるからね」
「先生余計に健康なんだね」
「そうなんだよ」
「それはいいことだね、健康であることはね」
「まず幸福の第一歩だね」
「全くだよ」
 それこそというのです。
「先生も健康だからね」
「幸福の基本にいるよ」
「健康であれだね」
「うん、あと僕はお酒は飲むけれど」
 こちらは大好きです、ですが。
「煙草は吸わないよ」
「そうそう、先生煙草は吸わないね」
「あと変なお薬もしていないよ」
「あんなのをしたらね」
「それこそだよ」
 そうした危険なお薬についてです、動物の皆はお顔を曇らせて言いました。
「人間お終いだよ」
「人間止めたのと同じだよ」
「イギリスにもそうした人いるけれど」
「日本にもいるしね」
「そう、コカインも覚醒剤もね」 
 そうしたお薬はというのです。
「絶対にね」
「やったら駄目だね」
「破滅よね」
「もう一回手を出したらっていうし」
「それこそ」
「ああしたお薬は身体にも心にも悪いから」
 だからだというのです。
「それをやったら駄目だよ」
「絶対にね」
「先生もそう言ってるよね」
「あんなことしたらね」
「駄目よね」
「僕は煙草もお薬もしないよ」
 そのどちらもというのです。
「お酒は飲んでも」
「それでもだね」
「そうした露骨に身体に悪いものはしない」
「そうしてるんだね」
「健康第一で」
「そう、健康であることを楽しまないと」
 それこそと言う先生でした。
「まずはね」
「というか覚醒剤とかね」
 王子はかなり真剣なお顔で首を傾げさせて言うのでした。
「何でするのかな」
「色々忘れたいとか刺激を求めてとかね」
「そういうのでやるんだね」
「そうみたいだよ」
 先生は王子にお話をします。
「どうやらね」
「それで身体も心も破滅するんだね」
「そうなるよ」
「酷い話だね」
 それこそとです、また言った王子でした。
「というか馬鹿な話かな」
「そうしたお薬に手を出すことはね」
「犯罪だしね」
「使用が禁止されているのには訳があるんだよ」
「手を出したらとても危険だから」
「だからだよ」
 まさにというのです。
「法律でも決められているんだ」
「そうだよね」
「身体も心も破滅させる楽しむことだよ」
「幸せであることだね」
「ああしたお薬では幸せになれないよ」
 確信を以て言う先生でした。
「地獄が待っているだけでね」
「全くだよ」
「あんなのをやっても幸せになれないよ」
 動物の皆も言います。
「若しそんなことをしたらね」
「身体も心もボロボロになって」
「生きながら地獄に落ちる」
「そうなるわね」
「そう、絶対にそうなるから」
 だからだというのです。 
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