サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

ガチャッ（ドア）




サトシ：「ヒカリは
”カントー新時代計画”の話、聞いたか？」




ヒカリ：「あ、うんっ。、、なんか、
本当にシルフを敵に回しちゃう感じだよね」



ガサガサッ（袋）


サトシ：「俺がバトルした時点で
もう敵に回したからなー。
えーっと、湿布は、、これかっ。」







ヒカリ：「、、そう言えばさっ、サトシは
どうやってギャロップを手に入れたの？」




サトシ：「えっ？、、あぁ、ギャロップか。
手に入れたって言うか、借りたんだよっ」



ヒカリ：「借りたって、誰に？」



サトシ：「孵化施設の主任だよっ。
話をしてたら俺に渡してくれたんだっ」





ヒカリ：「ふーん、、、。
良く貸してくれたわねっ！
変装はバレなかったの？」



サトシ：「あぁ！なんか、俺を見て
昔会った少年トレーナーの事を
思い出したみたいでさっ。
昔、その少年トレーナーにポケモンを
守ってもらったみたいなんだ」



ヒカリ：「なるほどねーっ。
その少年トレーナーとサトシが
重なってみえたのかもね！、、、っていうか、
ポケモン捜査の事言ってないわよね？」




サトシ：「言ってないよっ。でも、
仮に言ったとしてもあの人は良い人だぜ！
何となくそんな気がする！
ヒカリっ、背中に湿布貼ってくれるか？」




スッ（湿布）


スッ（受け取り）




ヒカリ：「ふぅんっ。でも確かに、
シルフに買収されても貸してくれたなら
いい人なのかもね♪上着脱いでっ」



サトシ：「買収、、、か。
早く”カントー新時代計画”を阻止しないと、、」


スッ（上着）





ヒカリ：「そうよね、、、ちよっとサトシ！」



サトシ：「ん？どうした？」


ヒカリ：「背中傷だらけじゃない！」



サトシ：「そりゃーニューラの攻撃
くらってたからなっ！」


ヒカリ：「くらってたからな！
じゃないわよ！ちゃんと消毒して
ガーゼ巻かないと！」


サトシ：「大丈夫だよこのくらいっ！」


ヒカリ：「いいから消毒液とって！」



サトシ：「え〜っ」



サトシはヒカリに消毒液を渡した。