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SAO~脇役(?)の異世界日誌~

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第十六話 またまた面倒

 
前書き
どうも、テストが終わって解放されたゆっくり雪です。
これから次のテストまではノンストップ更新ができるかと思います。
気長に待って頂けたら幸いです。
それではどうぞ。 

 

 ~アインクラッド第五十層主街区 アルゲード~

 どうも、ジョーだ。俺は今アイテムを買うためにエギルの店へ向かっている。
 エギルは商売上手(半分詐欺)だが常連の俺ならサービスくらいしてくれるだろう。

 「ん?なんでしまってんだよ?」

 エギルの店の入り口には「CIOSE」の文字が。
 あれ?この店休みの日とか無いはずなんだが。
 フィールドにでもいってんのか?

 取り敢えず店の周りをぐるぐる回りながら見ていると······


 「おっ。·····よしあそこから入るか。」

 二階の窓が開いていた。

 「よーし·······」

 特に必要は無いが軽く準備体操をしてから助走の構え(クラウチング)をとる。

 「いくぞおおおおおおおおおおお!!」

 AGI特化のビルドと軽業スキルを最大限活用し、飛び上がる。

 「ほっ!!」

 ガシャアアアアアアアアン!!

 「うわあああああ!?」

 隣の家の壁を蹴りガラス窓から家の内部へ侵入。計画通り。

 「だれだ!?」

 俺は床を向いている顔を上げると·······

 バァーン!!(キリッ

 「いやそれ別の作品だから!!」

 椅子に座っていたキリトに突っ込まれた。あれ?何でキリトが居るんだよ? 

 エギル説明中···············
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 「ハハッ!そいつは災難だったなキリト!」

 「いやお前こうなること分かってて逃げただろ。」

 「まぁその方がおもしろ·····ってエリュシデータ抜くな!危ないから!!」

 「大丈夫だ、ここは圏内だし。」

 「いやぁ、精神的な問題で·····って危な!?」
 
 「チッ·······ってお前ソードスキル白刃取りとかどうやったんだよ!?」

 「やれば出来るもんだ。」

 とまぁ白刃取りはさておきキリトは情報屋やら剣士やらアルゴやらに追っかけられたから
 ここに避難してるらしい。
 もっとマシな場所あるだろ。

 「いや新聞に書かれたのは分かるが50連撃って·····尾ひれというかなにヒレついてんだよ。」

 「確かになー。全くこっちの苦労もわかってほしいな。」

 「仕方ないでしょー?二刀流だってのばらしちゃったんだから。」

 奥の扉から何やら荷物をもって現れたのはリズことリズベット。
 リズベット武具店店長にしてキリトの剣、"ダークリパルサー"の製作者でもある。
 何故ここにいるのかと言うとリズが剣の素材の入手元を探していたのでエギルを紹介してやったら
 商売絡みで意気投合したらしく、今日は素材の取引にきてるらしい。
 
 「そういえばリズには見せてたんだったな。」

 「いやー。何であんなチート染みた剣二つ持つのか気になっちゃって。」

 「まさかジョーが覗き見してるとは思わなかったがな。」

 「あれはマジで偶然だ。いやお前リズの店の横でユニークスキル披露してる奴がいるとは思わんだろ」

 「まぁその点はこちらの落ち度だ····。」

 いやー。あの時はビビったなあー。店に誰も居ないもんだから庭を見に行ったらなんと
 キリトがとてつもない速さで二本の剣を振り回しているではアーリませんか。
 その様子を見ていた俺は背後から近づくもう一人の仲間に気づかなかった!
 薬をのまさ(ry
 ······話が逸れすぎた。不味いこのままじゃメリーに闇討ちされる。
 あれ?そう言えば俺がここに来た目的って·····

 「あぁ、そうだエギル。俺は買い物に来たんだった。」

 「忘れてたのかよ······」

 今まで新聞を読んでいたエギルが立ち上がって奥の扉に入っていった。
 流石仕事が早い。

 「んで?何がお望みだ?お前は常連だから安くしとくぜ?」

 「よく言うよ······。えー解毒ポーション15個とハイポーション20個に転移結晶2個だ。」

 最近レベリングしまくってたせいでポーションが底をつきかけてたんだよなー。
 これだけじゃ足りないが後はギルドの倉庫からでも持ってけば良いや。
 、あ。ギルドと言えばいつの間にかギルドリーダーになったメイは今アインクラッド第五十五層
 主街区"グランザム"にあるKoB------血盟騎士団の本部に行っている。
 何なんの会議なのかね?

 「へいまいど。793コルだ。」

 「へいよっと。」

 「ところでキリト、アスナはどうした?」

 「ああ、何か休みをとるら「キリト君ッ!!」」

 「背中痛ッ!」

 噂をすればなんとやら、俺が寄りかかっていたドアが勢い良く開き、俺は吹き飛ばされた。
 
 「ええ!?ジョーさん!?大丈夫ですか!?」

 「大丈夫だ、問題無い。」

 俺を吹き飛ばして入ってきたのは血盟騎士団副団長ことアスナ。
 慌ててるのは分かるがノックしてくれ。

 「まぁそれはいいとして、そんなに慌ててどうした?」

 「それが····。」

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 「ほぅ。」 

 「ヒースクリフがねぇ···」

 アスナによると、こういうことだ。

 まずアスナは昨日本部に帰還した後昨日あったことを全て報告し、休みを貰いたいと頼んだらしい。
 だがそれを承認するにはキリトとの立ち会いが条件だとヒースクリフが言ったそうだ。
 アスナは意味無いと言ったらしいが聞き入れられず、今に至る、と。

 「珍しいな、あの男がそんな条件を出してくるなんて。」

 「普段の仕事はお前に任せっきりなのにな。」

 「そうなのよ····なのに何で急に····。」

 何考えてんだろうなー、そんなにアスナを休ませたくないのかね?
 まぃアスナは攻略組でもトップクラスのプレイヤーだし、隊の指揮能力とかも高い
 から、あまり休ませたくないのは俺も少し分かる。

 うちのギルドにも同じようなのいるし。
 まぁメリーのことなんだけど。
 アイツはアスナとは少し違うけどな。
 腕が立つところは同じだがアスナのように真面目に働かない。
 それでいて何故かレベルはとんでもなく高いんだよな。確か前100いったとか行ってたな。
 ちなみに俺のレベルは88。

 「まぁともかく俺がヒースクリフに直談判してみるよ。大事な······」

 「?」

 「·········パーティーメンバーの為だもんな。」

 「そうだな、俺もアスナには世話になってるからな。」

 、と言うわけで俺も二人と一緒に血盟騎士団本部に行くことになった。
 友達のピンチだ、駆けつけない訳にはいかないぜ。

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 ~アインクラッド第五十五層 グランザム 血盟騎士団本部~

 「あれ?ジョーさん?なんでこんなところに?それにキリトさんも。」
 
 「いやちょっとアスナについてヒースクリフにな····っていうかメイは何でここに?·····あ、何か
 会議だっていってたな。何の会議だ?」

 「それがですね····どうやら「風」を血盟騎士団と合併させたいそうです。」

 「はぁ······うちが血盟騎士団とね·····そういや前アスナがうちに来てたっけな。」

 「いやー、聖竜連合とか軍とかから苦情が来そうなのでことわってるんですがね······」

 「まぁ確かにパワーバランス崩れかねねぇからな。」

 「でも聞いてくれなくて·····」

 あのヒースクリフがか·····。あんな聡明そうな顔してんのに意外と強引なんだな。
 普段の姿を見てるとそうは思えんな。

 「······剣で、二刀流で奪いたまえ。」

 「良いでしょう。剣で語れと言うなら、決闘(デュエル)で決着を。」

 どうやら俺たちが話してるうちに合意したらしい。
 条件はキリトとヒースクリフが決闘する。
 キリトが勝てばアスナの一時退団を承諾。
 ヒースクリフが勝てばキリトが血盟騎士団に入団。

 ········これどっちにしろキリトとアスナはくっつくだろ!

 このあとキリトとヒースクリフは決闘の日時等を決めていた。
 "神聖剣"と"二刀流"。
 いい勝負になりそうだねぇ······。

 ·······これでかえっておけばあんなことにはならなかったのだが、この時の俺が分かるハズ
 は無かった··············。

 ← to be continued....

 
 

 

 

 

  
  
 

 
後書き
はい、今回はかなり中途半端なとこで終わりましたね。
まぁ次の話へ繋げるためなので仕方ありません。
次回は、原作通りキリトvsヒースクリフと、もうひとつあります!
察しの言い方なら(ほぼ全員)予想できると思いますが、次回もお楽しみにお待ちください。 
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