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フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!

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ラビリンス本土決戦
スーパーフレッシュプリキュア!誕生
  第47話 最終決戦!スーパーフレッシュプリキュア!誕生!!

 
前書き
 ラビリンス本土決戦の最中、フレッシュ6人は、ラッキークローバーグランドフィナーレの失敗により絶体絶命のピンチに。一方、スウィーツ王国では、スーパーフレッシュのプログラムが既に完成しており、メンバー全員のリンクルンへダウンロード&インストールを行い更に、再起動まで行いスーパーフレッシュプリキュア!が誕生します。
 今回は、上層部4人が合体した巨大怪獣ノースイーストの討伐成功までお送りします。 

 
 総統官邸前

 「まだまだ。」
 「キーーン。」
 フレッシュ&スウィート11人全員、キュアスティック砲撃を再度撃ち始めた。
 「ふわあーーーっ。」

 スウィートVSノーサー

 「ボンボンボンボンボーーーーン。」
 「ふわあーーーー。」
 5つのフィニッシュビームが固まりになってノーサーに襲いかかる。それに対し、ノーサーは謎のブレスを再度吐き始めた。
 「ふわあーーーぁーーーーっ。」

 フレッシュVS ノーザ

 6つのフィニッシュビームが固まりになってノーザに襲いかかる。こちらも同様、ブレスも再度吐き始めた。
 「ふわあーーーぁーーーーっ。」
 2ヶ所同時
 ノーサーとノーザが吐いた謎のブレスを貫通した。
 「行っけぇーーーーーーーーーーーーっ。」
 「ふわわわっ、ふわあーーーーーーーっ。」
 「ドーーーン、ドカーーーン。」
 フレッシュビームの固まりはノーザに、スウィートビームの固まりはノーサーにそれぞれヒットし、戦闘不能になった。

 繁華街

 光の柱が昇ったのが見えた。
 「ああーーーっ。」
 「あっ。」
 「ああーーーっ。」
 光の柱が消えた。
 「己、プリキュア。」
 「シューーッ。」

 総統官邸前

 「ハアハアハアハア。」
 「やっと倒したのね。」
 「皆、行くよ。シフォンのところへ。」
 「それは不可能です。」
 「はあ。」
 「シューーッ。」
 「あ、あなたは。」
 「我が名はクライン。ラビリンス総統メビウス様が忠実なる僕。」
 「クライン。」
 「プリキュア、この世界にあってはならぬ者。この私が来たからには、お前たちの好きにはさせん。」
 クラインの体が膨張し始めた。
 「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ、おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ。」
 「ブクブクブクブクバリン、ブクブクブクブクバリン。」
 「ああーーーっ。」
 「ブクブクッ、ドスン。」
 クラインはドラゴンクラインに変身した。
 「待たせたな。プリキュア、今すぐ消去だ。」
 「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ、うおっ。」
 「ハッ、キャーーーッ。」
 チェリー、メロン、キュアココの3人がまとめて吹っ飛ばされた。
 「ドスン。」
 「うおーーーーーっ。」
 「パッ、ブンブンブンブーーーーン、ポイッ。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ドスン。」
 ベリーマザー、パインマザー、メロンマザーの3人もまとめて吹っ飛ばされた。
 「パッ、ブンブンブンブーーーーン。」
 「うおーーーーーっ。」
 「ポイッ。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ドスン。」
 ベリー、パイン、チェリーマザーも吹っ飛ばされた。
 「パッ。」
 「いや~~~ん。」
 「ぬおーーーーーっ。」
 「ドスドスドスドス。」
 「ブーン、ブンブンブンブーーーーン。」
 「ぬおーーーーーっ。」
 「ポイッ。」
 「キャアーーーーーーッ。」
 「ドテドテッ。」
 ドランゴンクラインは大ジャンプした。
 「ぬおーーーーーっ。」
 「ヒョイヒョイ。」
 「ドスン。」
 「ヒョイヒョイ。」
 「ピーチ。」
 「ピーチマザー。」
 「今度は、間違いなく消去してあげますよ。食らいな。」
 「ドラゴンクライン。」
 「一体、何を。」
 「フッ。」
 「横へ逃げて。」
 「ダークブレス。」
 「バボーーーーーッ。」
 「キャーーーッ。」
 「ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ。」
 「ジュワーッ、シューーン。」
 「見て、あのビルが。」
 「何もかも消し去るダークブレスだ。」
 「皆、弱点が分かったわ。」
 「パインマザー。」
 「何。」
 「光よ。」
 「ドラゴンクライン、あなたの属性は闇ね。」
 「ハハハハハッ、ここ数年メビウス様の命により、官房長官として任務を遂行し、外へ出たことが無かったからな。」
 「それで、闇の力を増幅させたって言うの。」
 「そうだ。では、もう一度行くぞ。」
 「皆、アイビームの準備を。」
 「OK。」
 「ぬおぉぉぉぉっ、フッ。」
 「イレブンフォールド・プリキュア・アイビーム。」
 「バボーーーーーッ。」
 「キューン。」
 22本のアイビームが固まり、ダークブレスを消し貫通した。
 「バチン。」
 「ぬおっ。」
 「ドカッ。」
 「うごおーーーーっ。」
 「ドデッ。」
 「己、もう弱みを握られてしまうとは。」
 「待って、お父様。」
 「お父さんって、クラインのこと。」
 「シューーン。」
 「イ、イース。」
 「せつな。」
 「コラッ、呼び捨てにするな。クラインはあたしの育ての父よ。」
 「うそ。」
 「これ以上お父様を攻撃するなら、あたしも参戦するよ。」
 「イース、やるのか。」
 「はい、お父様。あたしと合体しましょう。力がより強力になる。メビウス様のために精一杯頑張るわ。」
 「よろしいでしょう、メビウス様のためなら。」
 「せつな、やめてーーーーー。」
 「呼び捨てにする貴様らの言うことは聞かん。スイッチ・オーバー。」
 「ムクムクムクムク。」
 「せつなーーー。」
 「せつなさん。」
 イースもドラゴンイースに変身した。
 「お父様、あたしの手に乗って。」
 ドラゴンクラインはドラゴンイースの手に乗った。
 「大きくなったのう、イース。」
 「はい、お父様。」
 「やめてぇーーーっ、せつな。」
 「うるさい。ではお父様、合体しましょう。」
 「頼むぞ。」
 「ドラゴンイースとドラゴンクラインは、合体し始めた。」
 「せつなさん。」
 「せっちゃん。」
 「ピーチ、ベリー、あなたたちにも原因があるのよ。」
 「悪人だったとは言え、相手は国立大学卒のエリート軍人で社会人よ。」
 「そうには見えなかったけど。」
 「2人共、騙されたことに気付いてないの。」
 「ハニートラップよ。」
 「ハニートラップ。」
 「これによって、君たち女子高生と同世代のように姿を見せていたのよ。」
 「そんなあ。」
 「今のイースがあれだけ凶暴にしたのは、あなた2人にも責任があるわ。」
 「謝りなさい。」
 「謝れば、解除する可能性があるわ。」
 ピーチとベリーは、一歩前へ出た。
 「せつな。」
 「呼び捨てしない。」
 「せつなさん、ごめんなさい。」
 「ダメだ。申し訳ございませんだろ。お前ら2人が付けた深い心の傷は癒えん。覚悟しな。」
 「そんなあ。」
 「その前に、我がナケワメーケの名前を教えてあげよう。」
 「クライース・ヒドラだ。」
 「クライースヒドラ。」
 「イースとクラインよ。」
 「ハッ。」
 「塔を壊されては敵わん。街外れの荒地へ行って戦え。良いな。」
 「ハッ。」
 「さあ、荒地へ来い。」
 「待っているぞ。」
 「決着はここで。」
 クライースヒドラは、翼を広げ飛び立った。
 「誰が、行くか決めて。」
 「私、行く。」
 「あたしも。」
 「私も。」
 ここに見張る物も必要よ。
 「あたし残るわ。」
 「チェリー。」
 「じゃあ、あと1組。」
 「私行く。」
 「決まりね。」
 こうして、クライースヒドラ討伐隊の以下のメンバーに決定した。
 キュアピーチ母娘、キュアベリー母娘、キュアパイン母娘、キュアメロン師弟の4組8人。
 「残り3人、ここを見張って。」
 「はい。」
 8人のプリキュアは、クライースヒドラを追って飛び立った。

 総統官邸へ通じる通り

 大勢の民衆が塔へ向かっている。
 「これはどう言うことでしょうか。」
 「どうやら、官邸前でプリキュア隊が戦っているのでは。」
 「行きますか。」
 「行くぞ。」

 首都ピョンピョン近郊 海岸付近の荒地

 「ここで立ち止まるとは。」
 「どうして、内陸寄りへ来ない。」
 「その誘いには乗らないわ。」
 「皆、巨大化するよ。」
 「OK。」
 チェリーマザーを除くスウィート4人は、リンクルンを出し外部メモリーを差し込み270度に捻ってクリックした。
 「チェンジ。ウルトラプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 スウィートの4人は巨大化した。
 「フレッシュ、同系のウルトラプリキュアの肩に乗って。」
 「はい。」
 「何だ。」
 「お父様、これが合体ウルトラプリキュアらしいのです。」
 「イースよこれにやられた経験があるのか。」
 「はい、ピーチの合体で。」
 フレッシュ全員がそれぞれの同系のウルトラプリキュアの肩の上に乗った。
 「行くよ。」
 「合体、ウルトラプリキュア。ヒーーーートアーーーッッップ。」
 「おおっ。少し容姿が変化してる。」
 「お父様、ここは一気に攻めましょう。」
 「相分かった。」
 「さあ、かかって来なさい。」
 「ガオーーーーオーーーーォーーーーーッ。」
 「ドスドスドスドス。」
 「タアーーーーーッ。」
 「ガオーーーーーッ。」
 「ブンブンブンブン。バンバンバンバン。」
 「ドデドデドデドデッ。」
 「て、手強い。」
 「接近戦、肉弾戦は相性悪いわ。」
 「どうした、ウルトラプリキュアとやら。」
 「食らいな。」
 「ボッ、フッ。」
 「横へ逃げて。」
 「バボーーーーーッ、ゴオーーーーッ。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ドデドデドデドデッ。」
 「こうなったら、それぞれの首にある弱点で攻撃するしかないわ。」
 「OK。」
 「フッ。」
 「トリプルプリキュアアイビーム。」
 「バボーーーーーッ。」
 「ビューーーーーン。」
 「バチッ、ビューーーン。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「プリキュアウォーターシューーーート。」
 「プシュッ、ピュウーーーッ。」
 「ベチャベチャベチャベチャッ。」
 「アググ。」
 「プリキュアブリザード。」
 「ピューーーーーッ、ガチガチガチガチッ。」
 クライースヒドラを氷漬けにした。
 「でかしたぞ、ウルトラキュアベリー。」
 「ええっ。.....ん。」
 「キコン、キコン、キコンキコンキコンキコン。」
 「時間が無いわ。一気に決めるよ。」
 「OK。」
 4人の合体プリキュアは一斉にジャンプした。
 「フォースプリキュアキィーーーック。」
 「バコン。ミシミシミシ、バリーーーン。」
 「ウゴーーーーッ。」
 クライースヒドラの変身が解かれ、ドラゴンクラインとイースに分離され戻った。
 「己、もう一度、官邸前へ来てもらうぞ。」
 「お先に。」
 ドラゴンクラインとイースはワープして去った。
 「シューーーン。」
 「いけない。至急、元の大きさに戻って。」
 「OK。」
 「急ぐよ。」
 8人は飛び立って再び、総統官邸前へ向かった。

 総統官邸前へ通じる通り

 「ドタドタドタドタ。」
 「光の柱が昇った後、塔の前は妙に暗いでんなあ。」
 「ツルン。」
 「うわはっ、わいのドーナツがーー。」
 「コロコロコロッ。」
 「ああーーっ、あんさんは。」
 「いゃあ、2匹のフェレット。」
 「サウラーはんにニューウェスターはん。」
 「隼人君どこにいるのかな。」
 「ホテルでっせ。」
 「案内してくれる。」
 「待って。」
 「空を見て。」
 「小さいプリキュア。」
 キュアチビベリーとキュアチビココの2人が着地した。
 「案内します。」
 「君たち名前は。」
 「あたしはキュアチビベリー。」
 「あたちはキュアチビココ。」
 「覚えておくわ。」
 「キュアチビベリーにキュアチビココか。案内してくれ。」
 「はい。」
 全員、御一行が宿泊するホテルへ向かった。

 総統官邸前

 「シューーーン。」
 「シューーーン。」
 「あら、ノコノコとお戻りで。」
 「あーーっ、悪かったな。」
 「やはり、ノーザとノーサーを頼ることにした。」
 「倒しているのに。」
 「それは、どうかな。」
 「下を見ろ。」
 「下。」
 「根付いている。」
 「そうだろ。」
 「根が生きてる限り、また再生するってことだ。」
 「植物って質悪いね。」
 「待って。」
 「皆。」

 御一行が宿泊するホテル内とある客室

 「コンコンコン。」
 「誰だ。」

 隼人はドアを開けた。

 「これは姉貴、サウラー。無事だったか。同じ色の服になってる。」
 「ああ。」
 「デリートホールから奇跡的に脱出したわ。」
 「姉貴、嬉しいぜ。おっと。喋るフェレットも2匹。」
 「隼人、もうこれからはあなたの味方よ。」
 「そうか。ようやく、ラビリンス国内でも俺の味方が増えたんだ。嬉しいぜ。」
 「だったら、善は急げよ。」
 「兄弟、ほな行くで。」
 「どこへだ。」
 「総統官邸前よ。」
 「よし、行くぜ。」
 ホワイトウェスターも外へ出た。

 ホテルロビー

 「隼人さん、行くのね。」
 「これは、小さいプリキュアとおふくろたち。」
 「一緒に行きましょう。」
 「もう、あなたを狙う者はいないわ。」
 「安心して。」
 「ありがてえ。」
 こうして、チビプリ母娘6組も加えてホテルを出た。

 総統官邸前

 「来たか、クライン。わらわと合体しろ。力がより強力なものになる。メビウス様のために。」
 「フッ、よろしいでしょう。メビウス様のためなら。」
 「イース、私と合体して。力がより強力なものになる。メビウス様のために。」
 「うん、メビウス様のために精一杯頑張るわ。」
 「キーーーン、バーーン、バーーン。」
 「は、はぁーーーっ。」

 繁華街

 「何や、あの光は。」
 「植物のつるが消えてる。」
 「どうやら、新しいナケワメーケに変身しているみたいよ。」
 「急ぐよ。」
 「はい。」

 総統官邸前

 「バーーーーン。」
 ノーザとクラインでノーザクライン、ノーサーとイースでノーサイースにそれぞれ、悪魔のような姿に変身した。
 「ノーサーとイースよ。」
 「ハッ。」
 「お前たちはでか過ぎる。また、荒地へ行って戦え。」
 「ハッ。」
 「わらわたちと勝負したい者はここへ残れ。」
 「私たちスウィートが行く。」
 こうして、スウィートの5人が荒地へ向かうことになり、以下の対戦となった。
 1.フレッシュ6人VS ノーザクライン
 2.スウィートVS ノーサイース

 フレッシュVS ノーザクライン

 「フフフフフフッ、ハハハハハッ。素晴らしい力だ。まさかこれほどのものとは試させてもらうぞ、プリキュア。」
 「キュウーーーン。」
 「来る。」
 「ボンボンボンボンボーーーーン。」

 首都ピョンピョン近郊の荒地

 「体長50m以上あるわ。」
 「あら、どうしたの。」
 「何なら、ウルトラサイズに変身したっていいのよ。」
 「その分、あの攻撃が当たりやすいからね。」
 「クッ。」
 「仕方ないよ。」
 「小さいまんまでは、この巨大な敵は倒せないわ。」
 「皆、行くよ。」
 「OK。」
 スウィートの5人は再度、リンクルン操作を行った。
 「チェンジ。ウルトラプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 スウィートの5人はウルトラプリキュアに超変身した。
 「来るなら来い。試させてもらうぞ、オバさんプリキュア。」
 「ハアーーッ。」
 「バコン。」
 「ベチン。」
 「キャーーーッ。」
 「ドスン。」
 「ヤアーーーッ。」
 「ベチン。」
 「キャーーーッ。

 総統官邸付近東の市街地

 「ハアハアハアッ。」
 「ドン。」
 「うわぁ。」
 「グシャーーーッ。」
 「うわ、うわっ、キャーーーアーーーーッ。」
 「パッ、パッパッパッパッパッ。」
 「はあ。」
 「大丈夫、早く逃げて。」
 「タッタッタッタッ。」
 「プリキュア。」

 総統官邸東側の大通り

 「何てひどいことするの。」
 「自分の国の人たちを巻添いにしようとするなんて。」
 「フッ、知ったことか。」
 「キュン、キューンキューンキューーン。」
 ノーザクラインは、手からレーザービームのようなものを発射し始めた。

 首都ピョンピョン近郊の荒地

 こちらでもノーサイースが同様のレーザービームを乱射し始めた。
 「キュン、キュキュキュキューーン。」
 「ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ。」
 「ドーーーン。」
 「ハッ、ハアーーーーーーッ。」
 「バコン。」
 「ウッ、ウウッ。」
 「タアーーーッ。」
 「うぬーーーっ。」
 「キューン、キュキューーン。」
 「ボーーン。」
 「オーーレッ。」

 総統官邸付近

 「あれ、見えへん。」
 「どこへいったのだろう。」
 「とりあえず、官邸前まで行ってみるよ。」

 東の市街地

 「キャーーーッ。」
 「キュン、キュンキュンキュンキューーーン。」
 「バンバンバーーン。」
 「はっ、キャーーーッ。」
 「タアーーーッ。」
 「キャーーーッ。」

 荒地

 「バンバン。」
 「ヘーーッ。」
 「バコン。」
 「ヘッ。」
 「ふわあーーーーーーーっ。」
 「タアーーーッ。」
 「バコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコ。」
 「タアーーーー、オリャーーーーッ。」
 「バコーーーーン。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ドデッ。」
 「こうなったら、キュアスティックよ。」
 「OK。」
 「キィーーッ。」
 スウィートの5人は、リンクルンを出しキュアスティックを呼び出す操作を始めた。
 「ふわっ。」
 「ハッ。」
 「トオー。」
 「エイッ。」
 「オーレ。」
 「ヤアー。」
 5人全員、キュアスティックを受け取った。
 「届け。愛のメロディ、ピーチロッド。」
 「響け。希望のリズム、ベリーソード。」
 「癒せ。祈里のハーモニー、パインフルート。」
 「努めよ。情熱のアレグロ、チェリータン。」
 「浄めよ。浄化のユビーロッソ、メロンガンブレード。」
 「チェンジ。」
 「ファ、カチャッ。」
 「メロンガン。」
 「メロンマザー、メロンガンに変更したワケは。」
 「ノーサイースのビームを相殺するためよ。」
 「考えたわね。」
 「行くよ。」
 「OK。」
 「キュン、キュンキュンキュンキューーーン。」
 「ピュン、ピュンピュンピュンピューーーン。」
 「グシャグシャグシャグシャッ。」
 「これは確実に相殺している。」
 「皆はそのスキに攻撃を。」
 「OK。」

 総統官邸付近東の市街地

 「プリキュア・ラブサンシャイーーン。」
 「プリキュア・エスポワールシャワーーー。」
 「プリキュア・ヒーリングブレアーーー。」
 「プリキュア・ホットハーーート。」
 「プリキュア・クリーンフィルターーーー。」
 「バーーンバーンバーンバーーーン。」
 「ヤアーーーッ、プリキュア・バッドメモリーリムーーーーブ。」
 「うぎゅう、ううーーっ。」
 「ハッ。」
 「キューーーン。」
 「ふわあーーっ。」
 「ドーーーン。」

 荒地

 「キュン、キュンキュンキュンキューーーン。」
 「ピュン、ピュンピュンピュンピューーーン。」
 「プリキュア・ラブサンシャイーーン・スウィーーーーート。」
 「ふわあっ。」
 「ドーーーン。」
 「プリキュア・エスポワールシャワー・スウィーーーーート。」
 「プリキュア・ヒーリングブレアーーー・スウィーーーーート。」
 「ボーーンボーーン。」
 「ふわあ、ふわあーーーーーーーっ。」
 「プリキュア・ホットハーーーート・スウィーーーーート。」
 「ボッ。」
 「ふわあーーーっ、アチチチチッ。」
 「プリキュア・クリーンフィルターーー・スウィーーーーート。」
 「ビューーーン。」
 「ボーーーーン。」
 「ふわあーーーっ。」
 「止めるよ。」
 「OK。」
 「クインテッド・プリキュア・ストーーーーーップ。」

 東の市街地

 「シックスフォールド・プリキュア・ストーーーーーップ。」

 2ヶ所同時

 「カチカチカチカチッ、チーーン。」
 「取り囲むわよ。」
 「OK。」
 「レディーーーーー・ゴーーーッ!」

 荒地

 「キコン、キコンキコンキコンキコン。ブーーーーッ。」

 東の市街地

 「ミコン、ミコンミコンミコンミコンミコン。ブーーーーッ。」

 2ヶ所同時

 「ブザー切って。」
 「OK。」
 「正義の女神よ、私たちに力を貸して。」
 ピーチとピーチマザーは大きく右腕を上げた。

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「よし、クローバーボックス改が蓋が開いて自動作動し始めたぞ。」
 「キーーン。」

 2ヶ所同時

 ピーチとピーチマザーは、大きく両腕を広げた。
 「プリキュア・フォーメーション。」
 すると、メロンとメロンマザーのリンクルンに着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーン。」
 「クリーンストーク、セット。」
 メロンはノーザクラインの頭上めがけて、メロンマザーはノーサイースの頭上めがけて天高くクリーンストークを放り投げた。
 続いて、他の5人にも着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーーン。」
 「プラスワン、ハートリーフ。」
 「プラスワン、ブレアーリーフ。」
 「プラスワン、エスポワールリーフ。」

 総統官邸東の市街地

 「プラスワン、リムーブリーフ。」

 2ヶ所同時

 「プラスワン、ラブリーリーフ。」

 総統官邸東の市街地

 5人は同時に、各リーフを敵頭上めがけて天高く各リーフを放り投げた。

 荒地

 4人は同時に、各リーフを敵頭上めがけて天高く各リーフを放り投げた。

 2ヶ所同時

 「ピューーーーーッ、カキーーーン。」
 クリーンストークと各リーフが磁力の力でもって合体し、五つ葉フレプリ紋様を形成し肥大化し始めた。
 「ビュンビュンビュンビュンビュンビュン。」

 ナノ研究所

 「よし、ジェット噴射だ。」
 「ポチッ。」

 2ヶ所同時

 「ボン、ゴオーーーーーーッ。」
 「紋様の上へ来たわ。」
 「全員、着地の態勢を。」
 「OK。」
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 メロンとメロンマザは、中央のグリーンダイヤの上に着地した。そして、グリーンダイヤは光った。
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 続いて、チェリーとチェリーマザーがレッドハートの上に着地しレッドハートが光った。
 「パタッ。」
 パインとパインマザーがイエローハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 イエローハートが光った。
 「パタッ。」
 ベリーとベリーマザーがブルーハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ブルーハートが光った。
 「パタッ。」

 総統官邸東の市街地

 キュアココがホワイトハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ホワイトハートが光った。
 「パタッ。」

 2ヶ所同時

 最後、ピーチとピーチマザーがピンクハートの上に着地した。
 「キィーーーン。」
 ピンクハートが光った。その後、下降し始めた。
 「皆、揃っているね。」
 「はい。」

 総統官邸東の市街地

 「メロン、行くの。」
 「はい。では皆さん、ノーザクラインの脳天に尻餅をつくわ。」
 「パタッ。ピュウーーーー。」
 「ドーン。」
 「痛え。」
 「ツカッ。」

 荒地

 「今回、キュアスティックを持ちながらのグランドフィナーレね。」
 「キュアスティックを揃えましょうよ。」
 「OK。」
 すると、特殊なバズーカーになった。
 「これは。」
 「名付けて『クローバーバズーカー』よ。」
 「よし、脳天めがけて発射よ。」
 「OK。」
 「ボーン。ピュウーーーッ、ドカーーーン。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「手応えあったね。メロンマザーは適当なところにいて。」
 「OK。」

 総統官邸東の市街地

 メロンは、ノーザクラインの脳天で尻餅をついた。その後、離れた間合いで地面に着地した。更に、リーフが地面の降りて来ました。リーフが地面に付く直前、メロンもリーフを踏んづけた。そして.........
 「ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ!」
 「シューーーーッ、カキン。」

 荒地

 こちらも、リーフが地面に着地した。そして.........
 「ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ・ウルトラ・スウィート!」
 「シューーーーッ、カキン。」

 2ヶ所同時

 「ハアーーーーーーーーーーッ。」

 ところが

 「うーーーーーーっ、ハアーーーーーーッ。」
 「バリーーーン。」
 「キャーーーッ。」

 荒地

 「そんなあ。」
 「離れて。」
 「ふわあーーーっ。」
 「キュン、キュンキュンキュンキューーーン。」
 「レファファ、カチャッ。」
 「メロン・レーザーマシンガン。」
 「ピュン、ピュピュピュピューーン。」
 「グシャグシャグシャグシャッ。」
 「体力が回復してるみたい。」
 「また、撃ち直しね。」
 「弱点を見直すわ。」

 東の市街地

 「ふわあーーーっ。」
 「キュンキュンキュンキューーーン。」
 「バンバンバンバンバン。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「そんなあ、6人のハートを1つにした技が効かないなんて。」
 「あたしたち全然完璧じゃない。」
 「きっとできるって信じてたのに。」
 「一生懸命努力したのに。」
 「爆破エネルギーを吸収するなんて。」
 「もう、やり直しも効かないわ。」
 「皆でシフォンを助けて幸せゲットのはずなのに。」
 「バーーーーン。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「いかん。スーパーフォームのプログラムは、まだ完成していないのか。」
 「所長、既に完成しております。」
 「フレッシュ全員のリンクルンを遠隔操作して、スーパーフォームアプリをダウンロードしてからインストールしろ。」
 「はい。」

 荒地

 「大変よ。娘たちが。」
 「とは言っても、こっちも戦っているし。」
 「ごめんね。どうすることもできないわ。」
 「キュンキュンキュンキューーーン。」
 「ピュンピュンピュンピューーーン。」

 東の市街地

 6人の内5人は、意識を失って倒れてしまった。キュアチェリーだけ微かに意識がある。
 「ああーーっ、うっ、ああーーーっ。」
 チェリーは、クリスマスイブの日、赤塚公園で民衆が集まった時のことを思い出してる。
 「皆、ごめんなさい。」
 別のラビリンスの幼女がチェリーに近付き、チェリーの手をつかみ撫で始めた。
 「痛いの痛いの飛んで行け。痛いの痛いの飛んで行け。」
 「あっ、ここにいては危ないから早く逃げて。」
 「あのね、この前ね。知らないお姉ちゃんがあたしを助けてくれたの。」

 回想編大通り

 「とってもうれしかった。」

 現実に戻って

 「プリキュアもあたしたちを助けてくれた。だから今度は、あたしが助けるの。」
 「はあーーーっ。」
 「ああーーーっ。」
 「どう言うことだ。ラビリンスの国民は、メビウス様のためだけに存在すれば良いのだ。全てはメビウス様のために。うぬぬーーっ。」
 「そいつは違う。」
 「ううっ。」
 「パタッ、コン。」
 「ふふっ。」
 「俺たちもプリキュアに教わった。」
 「その子のように人を思いやる心こそが大切だと。」
 「そして、皆で助け合って行けば、笑顔になれる幸せになれるってね。」
 「はっ。ニューウェスター、サウラー、隼人君も。」
 すると、テレビ電話の着信がサウラーの携帯に入った。
 「もしもし。」
 「坊っちゃん。」
 「レミさん。」
 「2人共無事だったのね。」
 「そうだよ、レミさん。」
 「今、戦闘中だから来れないけど、決着がつくまで待ってて。」
 「分かったよ、レミさん。」
 通話を切られた。すると
 「チビプリとお母さんたち。」
 「うわあ、ひどい。」
 「他の5人は気絶してる。」
 「わいもおるで。」
 「うちかて。」
 「タルト君にアズキーナちゃん。」
 「大丈夫どすか。」
 「また、ひどうやられてまんなあ。何とかせな。」
 「詳しい話は、5人が回復した後にしよう。」

 付近にいるカメラマン2人

 「おい、民衆が集まっているぞ。」
 「引き続き撮影ですね。」
 「そうだ。」
 「シーーーーッ、カシャカシャ。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「全員のインストールと再起動は終わった。」
 「所長。」
 「どうした。」
 「インフィニティにある全てのファイルを削除することに成功しました。」
 「でかしたぞ。」

 総統官邸内コンピュータルーム外の階

 「ボーーーン、ボーーーン。」

 東の市街地

 「国民がここまで勝手に行動するとは。お前たちもプリキュアもろとも消去だあーー。」
 「ボーーーン。」
 「ハアーーーッ。」
 「シックスフォールドプリキュアプチバリアーーー。」
 ノーザクラインの太いレーザービームをガードし続けている。
 「メビウス様が何だ。命令なんか従ってられるか。」
 「キューーーン。」
 「プリキュアは、私たちを助けてくれたじゃない。」
 「キューーン。」
 「今度は、俺たちがプリキュアを助ける番だ。」
 「キューーン。」
 「頑張れ、プリキュア。」
 「キューーン。」
 「負けないで、プリキュア。」
 「ううーーーっ。」
 「持たねえ。」
 「もうダメーーッ。」
 「消えて無くなれ。」
 「バーーーーン。」
 「うわあーーーーーっ。」
 「キャアーーーーーッ。」
 「トドメだあーーーーーっ。」
 「プリキュアーーーーー!!!!」
 「フーーーッ、キーーーーン。」
 「何だ、あれは。」
 「うぬーーーっ。」
 「これって。ん、アカルン。」
 「プログラムが完成しているキー。270度に捻るキー。」
 「270度って。」
 「そこに捻れば、スーパーフレッシュプリキュア!キュアチェリーフェニックスに変身できるキー。」
 「分かったわ、やってみよう。」
 キュアチェリーは立ち上がり、リンクルンを出し、外部メモリーを差し込み、横に開き270度に捻ってからクリックした。
 「チェンジ。スーパープリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 キュアチェリーは、キュアチェリーフェニックスに超変身した。
 「アカルン。」
 「今度は他の5人を蘇生させるキー。」
 「どうやって。」
 「プリキュアフェニックスアタックを唱えるキー。」
 「分かったわ。」
 「プリキュア・フェニックス・アターーーーック。」
 更に、倒れてるキュアパインのキャリーケースからキルンが出て来た。
 「あの小さいのは。」
 「何だ、あれは。」
 キュアチェリーフェニックスは、不死鳥フェニックスに変身した。
 「キィーーッ。」
 「キルン。」
 「お前は誰だ。」
 「あたしは不死鳥フェニックス。ノーザクライン、貴様を懲らしめる上、倒れた5人を復活させてみせる。」
 「何。」
 「フェニックス、頑張れーーーー。」
 「ありがとう、お嬢ちゃん。」
 「うぬぬ。」
 「名付けて転生の炎よ。食らいな。」
 フェニックスは火の鳥となり、ノーザクラインのところへ向かい始めた。
 「ボオーーーッ。」
 「な、何。」
 「ゴオーーーーッ。」
 「ポロローーーン。」
 「おおーーーっ。」
 「倒れた5人が起き上がった。」
 「ゴオーーーーッ。」
 「うわっ、うわあーーーーーっ。」
 「ドーーーン。」
 「アチチチチッ。地中へ潜るしかないざーます。」
 ノーザクラインは地中へ潜った。一方、火の鳥はフェニックスに戻り、皆が集まる場所に戻って来た。
 「ありがとう、フェニックス。」
 「皆、立ち直ったみたいね。」
 フェニックスは、変身を解除しキュアチェリーフェニックスに戻った。
 「チェリー。」
 「ニューウェスター、サウラー、隼人君も。」
 「意識が回復したね。お3人さん、話があるよ。」
 「プリキュア、俺たちは真実を知るために戻って来た。」
 「皆も同じ想いよ。」
 「どうやら、君たちの戦う姿に気付かされたようだ。このラビリンスで何が起っているのか。真実を知りたいとね。」
 「メビウスは何なのか。なぜ、我々は命令に従わなければならないのか。」
 「自分で考え、自分で行動し、自分で確かめる。」
 「それこそが俺たち皆の本当の心、本当のハートだ。」
 「ワーーワーーー。」
 「ありがとう、皆。」
 「あたしたちも負けてられない。」
 「こんなにたくさんのハートをいただいて。」
 「ラビリンスの皆の想いに応えなきゃ。」
 「フェニックスにも感謝しなければ。」
 「これってすごく暖かい。」
 「想いが伝わってくる。」
 「力が湧いてくる。」
 「さあ、他のフレッシュ5人。スーパーフォームのプログラムが完成し、インストールされているわ。出してから270度に捻ってみて。」
 「はい。」
 すると、各メンバーのリンクルンケースから、アカルンを除く全てのピックルンが出て来た。
 「ラビリンスとスウィーツ王国両国の民たちのおかげだキー。」
 「皆の強い想いが奇跡を起したキー。」
 「さあ、今度はプリキュアが奇跡を起こすキー。」
 「もう一度、ハートを1つにするキー。」
 「そして、リンクルンを出して270度に捻るキー。」
 「そうだよ。私たちだけじゃない。」
 「皆のハートを1つに。」
 5体のピックルンは、それぞれのキャリーケースへ入って行った。その後、チェリー以外のフレッシュ5人は、そのキャリーケースからリンクルンを出し、スーパーフォームへ変身操作を始めた。
 「チェンジ。スーパープリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 5人はスーパーフレッシュプリキュア!に変身した。それと同時に、ノーザクラインが地上へ出て来た。
 「うぬぬ、プリキュアめ。ん、何か違う。」
 「改めて名乗るわよ。」
 「OK。」
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてスーパー、キュアピーチエンジェル。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてスーパー、キュアベリースーパーマーメイド。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてスーパー、キュアパインアゲハ。」
 「真っ赤なハートは情熱の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてスーパー、キュアチェリーフェニックス。」
 「グリーンハートは浄化の印。」
 「パンッ。」
 「とれたてスーパー、キュアメロンソルジャー。」
 「ホワイトハートは誠実の印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてスーパー、キュアココトロピカル。」
 「6色揃って幸せへと導く使者!羽ばたけ!スーパーフレッシュプリキュア!!!」
 スーパーフレッシュの6人は浮上し始めた。
 「ワーーーワーワーワー。」
 「綺麗。」
 「お姉ちゃんたち、カッコ良い。」
 「スーパーフレッシュプリキュア!」
 「これが、プリキュアレジェント伝説の戦士。」
 「いや、こんなん伝説にもあらへん。伝説を超えた奇跡のプリキュアや。」
 「うぬぬーーっ。」
 「これこそ、神から授かった力。」
 「皆の想い。」
 「皆のハート。」
 「確かに受け取ったわ。」
 「プリキュアは負けない。」
 「皆の力で必ず勝つ。」
 「スーパーフレッシュプリキュア!だと。フン、所詮見かけ倒しだ。」
 「キューーン。」
 「プリキュア・スーパー・バリアー。」
 「コン。」
 「何。」
 「フウーーーンブーーンブーーンブーーンブーーンブーーン。」
 「フフン、フンフン。」
 「キューーンキューーン。」
 「ヤアーーーッ。」
 「バコン。」
 「ウウッ。」
 「テヤーーーッ。」
 「ベチン。」
 「うわっ。」
 「プリキュア・スーパー・サンダータッチ。」
 「ペタッ。パチッ、ビリビリビリ。」
 「うわあーーーーーっ。」
 「パッ。」
 「ううっ。」
 「オリャアーーーーッ。」
 「ブーーーン、ブーーーン、ブーンブーンブーンブーン。」
 「メロンソルジャー。」
 「OK。」
 「ブンブンブンブン、ポイッ。」
 「プリキュア・ドロップキィーーーック。」
 「バコーーーーン。」
 「うがーーっ。あっ、うわあっ。」
 「バコン。」
 「ヤアーーーーーーーーーーッ。」
 「バコボコバコボコバコボコバコボコ。」
 「うっ、うっ、うっ、ううーーーっ。」
 「ヒョイ。」
 「エイッ。」
 「うわあぁぁぁーーーーああーーーーーっ。」
 「ドカーーーーーーーーーン。」
 スーパーフレッシュの6人は、吹っ飛ばされたノーザクラインをじっと見ている。

 荒地

 「キュンキュンキュンキュン。」
 「ピュンピュンピュンピュン。」
 「ピーチマザー。」
 「娘たち6人、スーパーフレッシュプリキュア!に超変身したみたいよ。」
 「すごい戦闘能力ね。」
 「パインマザー、チェリーマザー。」
 「どれどれ。」
 「格好もすごい。」
 「ウルトラに対してスーパーってワケね。」
 「270度プログラムがようやく組まれたのね。」
 「頑張って、スーパーフレッシュの6人。」

 東の市街地

 「ううーーーっ。これは一体、どう言うことだ。これは何かの間違いだ。認めん。こんなことはありえなーーーい。」
 ノーザクラインは、自分のエネルギーを目一杯溜め、巨大なビームを作り出し、撃ち始めた。
 「バーーーーン。」
 「ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ。」
 「ああーーーっ。」
 「しまった。皆が。」
 「任せて、ココ・スーパー・バリアーーー。」
 「バーーーン。」
 「うううっ。」
 「ココトロピカル。」
 「ハッハッハッハッハッ。」
 「パッ。」
 他のスーパーフレッシュ5人もスーパーバリアーを唱え、ガードを固めた。

 荒地

 「キュキュキュキューーン。」
 「ピュピュピュピューーン。」
 「これじゃキリがないわ。」
 「もっと特効なものが無いかな。」
 「閃いた、ピルン。」
 「キィーーッ。」
 ウルトラキュアピーチはリンクルンを出しピルンを差し込み、特典アプリのコマンドを選びクリックした。
 「ピューーーン。」
 ピーマンがいっぱい出てきた。
 「ピーチマザー、これは。」
 「イースが苦手な食べ物よ。」
 「ドンドン投げつければ良いのね。」
 「そうよ。」
 「ポイポイポイポイポイ。」
 「うわあーーーーーっ、やめろーーー。」
 「スキあり。」

 東の市街地

 「ふわあーーーっ。」
 「キュンキュンキュンキュン。」
 レーザービームからなるエネルギー球が大きくなっていく。」
 「ううっ、エッ。」
 「頑張れーーーー。」
 「アアッ。」
 「プリキュア、頑張れーーーー。」
 「ワーーーーワーーー。」
 「頑張れー、プリキュア。」
 「皆。ハアーーーーーーッ。」
 「ハアーーーーーーッ。」
 バリアーが5つ葉クローバーを形成した。
 「何。」
 「ドカーーーン。」
 「ワーワーワーワーーー。」
 「あんなにも激しい戦いをしているのに。」
 「なぜか、とても美しいわ。」
 「あれが、皆の幸せのために戦う姿。そう言うことなのか。」
 「そや。」
 「なぜだ。一体、お前たちのどこにそんな力が。」
 「あたしたちだけの力じゃない。」
 「ラビリンスの人たち皆の力よ。」
 「彼らだけじゃない。サポートしてくれる、スウィーツ王国の民たちの力もよ。」
 「それが1つになれば、どんなものにも負けない大きな愛の力になる。」
 「だから、皆と一緒に生きていく意味があるの。」
 「くだらん。メビウス様が完全に管理した世界こそ絶対。個人の想いなど、ただの無意味なデータに過ぎん。」
 「皆、行くよ。」
 スーパーフレッシュ6人は、両手でこねり始めて魔法を作り始めた。
 「パーーン、キーーーン。」
 「想いよ届け。」
 「ハーーン、パーーーッ。パーーンバンバンバン。」
 「プリキュア・ラビング・トゥールハート。」
 「バーン、キューーン。」
 「待った。」
 「シューーン。」
 「ドーーーン、バーーーン。」
 「あれ、いつの間に巨大なノーサイースが。」
 「ガードした。」
 「想いがズレてしまった。」
 「ううーーっ、うーーっ。」
 「ノーサイース。」
 「何で来たの。」
 「待って。」
 「スウィート。」
 「元に戻して追って来たわ。」
 「せつな、繭螺。」
 「どう言うこと。」
 「お父様がやられる姿は見たくないわ。」
 「私も、ママがやられる姿は見たくないざーます。」
 「やられるときは皆一緒よ。」
 「イース、ノーサー。」
 「よく言ったざーます。」
 「今頃、『皆のハートを1つに』に気が付いたのね。」
 「お前たちとは違う。」
 「メビウス様のためにハートを1つにするのよ。」
 「イース、ノーサー。よく言ったざーます。」
 「もう一度、合体して精一杯頑張るわ。」
 「よし、合体するざーます。」
 ノーザクラインとノーサイースが合体し始めた。
 「あの2体が。」
 「仕方ないわね。4人は人間ではないから。」
 「フフフフフフッ、ハハハハハッ。」
 「でかい。」
 「我が名はノースイースト。ラビリンス総統メビウス様が作り出した最強のナケワメーケなり。」
 「ノースイースト。」
 「ノースイーストよ。」
 「これはメビウス様。」
 「ハッ。」
 「塔を壊されては敵わん。また、荒地へ行って戦え。今度の戦いで勝者のみ話を聞こう。良いな。」
 「ハッ。」
 「プリキュア隊、勝ったらここへ来るが良い。」
 「OK。」
 「ならば行け。」
 「ハッ。」
 ノースイーストは一足先に飛び立った。
 「坊っちゃん、生きててよかった。」
 「キュアベリーマザー。」
 「詳しい話は後ね。じゃあ、行って来るから。」
 「はい。」
 「皆、行って来るね。」
 スーパーフレッシュとスウィートの11人は一斉に飛び立った。
 「頑張れプリキュア。」
 すると
 「ああ、追いかけ始めた。」
 「イカン、チビプリたちも一緒に来てくれ。」
 「はい。」

 荒地

 「まず、私たちスウィート5人から。」
 「OK。」
 スウィートの5人は、一斉にリンクルンを出しウルトラプリキュアに変身する操作を始めた。
 「チェンジ。ウルトラプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 スウィートの5人は、ウルトラプリキュアの変身を終えた。
 「次、キュアココトロピカルを除くスーパーフレッシュの5人、該当するウルトラプリキュアの肩に乗って。」
 「はい。」
 「キュアココトロピカルは、市街地から来る民衆を食い止めて。」
 「はい。」
 キュアココトロピカルは、市街地の方へ向かって飛び立った。
 「では、行くよ。」
 「OK。」
 「合体。ウルトラハイパープリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 「パッ。」
 「何。」
 すると、ウルトラプリキュアの5人は、スーパーフレッシュのような姿に変身した。
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてウルトラハイパースウィート、キュアピーチ・ウルトラエンジェル。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてウルトラハイパースウィート、キュアベリー・ウルトラマーメイド。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてウルトラハイパースウィート、キュアパイン・ウルトラアゲハ。」
 「真っ赤なハートは情熱の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてウルトラハイパースウィート、キュアチェリー・ウルトラフェニックス。」
 「グリーンハートは浄化の印。」
 「パンッ。」
 「とれたてウルトラハイパースウィート、キュアメロン・ウルトラソルジャー。」
 「5色揃って平和をもたらす使者!羽ばたけ、ウルトラハイパープリキュア!!!」
 「何がウルトラハイパープリキュアだ。」
 「デカくすれは、良いってものではないぞ。喰らえ。」
 「キューーン。」
 「四つ葉クローバーバリアー。」
 「コン。」
 「何。」
 「キュキュキュキューーン。」
 「コンコンコンコン。」
 「無駄だよ。」
 「皆、キュアスティックを。」
 「OK。」
 「キィーーッ。」
 キュアベリーウルトラマーメイドは浮き上がって、マーメイドの姿になってから操作始めた。
 「頑張れプリキュア。」
 「皆。」
 「これ以上出たら危険よ。」
 「ハッ。」
 「トオー。」
 「エイッ。」
 「オーレ。」
 「ヤアー。」
 5人はキュアスティックを受け取った。
 「届け。愛のメロディ、ピーチロッド。」
 「響け。希望のリズム、スーパーキュアスティック、ベリートライデント。」
 「癒せ。祈りのハーモニー、パインフルート。」
 「努めよ。情熱のアレグロ、スーパーキュアスティック、チェリーラグナロク。」
 「浄めよ。浄化のユビーロッソ、メロンガンブレード。」
 「何。」
 「2人がスーパーキュアスティックになってる。」
 「てめえなんか一刀両断よ。」
 「あたしのトライデントで串刺しにしますか。」
 「うぬぬ。」
 「頑張れプリキュア。」
 「皆、協力してくれるかな。」
 「何をすれば良いのですか。」
 「チビピーチ。」
 「はい。」
 「ピルンを出して。」
 「キィーーッ。」
 「ピーマンを大量に出して。」
 「はい。」
 「皆に持たせ、ノースイーストに投げ付けなさい。」
 「はい。」
 キュアチビピーチは、ピルンを差し込み特典アプリを開いてから大量のピーマンが出て来た。
 「やめて。」
 「イース。」
 「取り乱してはダメ。」
 「落ち着くざーます。」
 「では、行くぞ。」
 「フワーーーッ。」
 「プリキュア・ワイドサンダー。」
 「ピカッ、バチッ、ドカーーーン、ゴロゴロゴロ。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「プリキュア・トルネード。」
 「ピュウーーーッ。バキボキバキッボキッ。」
 「ドデッ。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「テヤーーーーッ。」
 「ポイッ、ビューーーン、グサッ、ガチガチガチッ。」
 キュアベリーウルトラマーメイドは、ベリートライデントをノースイーストに向けて投げ付け刺さった。
 「ウゴオーーーーーッ。」
 「オリャアーーーーッ。」
 「バラッ。」
 「トオリャアーーーーッ。」
 「バラッ。」
 「ウゴオーーーーーッ。」
 「ドデッ。」
 キュアベリーウルトラマーメイドは、刺さったベリートライデントを抜き、引っ込めた。他のウルトラハイパープリキュアの4人もキュアスティックを引っ込めた。
 「皆、一斉にジャンプよ。」
 「OK。」
 「頑張れプリキュア。」
 「クインテッド・プリキュア・キィーーーック。」
 「バコーーーーン。」
 「ウゴオーーーーーッ。」
 「ドデッ。」
 「さあ、この技で仕上げるわよ。」
 5人のウルトラハイパープリキュアは、両手を捏ねる動作をし魔法のハートを作り出した。
 「パーーーン、キーーーーン。」
 「想いを届け。」
 「バーン、バーーンバンバン。」
 「プリキュア・ラビング・トゥールハート・ウルトラ。」
 「バーーン、キーーン。」
 「ウゴオーーーーーッ。」
 ノースイーストに見事ヒットした。
 「精一杯頑張ったのに。」
 「ピーマンが弱点だなんて。」
 「総統メビウス様に。」
 「栄光あれーーーーーっ。」
 「倒したわ。さあ、解除よ。」
 「OK。」
 ラビリンスの民衆が、ノースイーストの倒れた現場へ向かった。

 ノースイーストの倒れた現場

 そこにいるのは、2個の球根と2匹の小さなトカゲだった。
 「これが。」
 「イース、ノーサー、ノーザとクラインの正体。」
 「ウェスター、ニューウェスター、サウラー。」
 「うわっ。」
 「赤いトカゲが喋った。」
 「あなたがせっちゃんなの。」
 「そうだ。ピーチにあわせろ。」
 すると、ノースイーストと戦ったプリキュア隊10人もこの現場に来た。
 「ピーチ、いる。」
 「はい。私だけど。」
 「この赤いトカゲが話をしたいそうだよ。」
 「赤いトカゲがせつな。」
 キュアピーチエンジェルは、赤いトカゲを手に取った。
 「せつな。」
 「呼び捨てにするな、ボケッ。その口癖直しな。」
 「ごめん、せつなさん。」
 「元の姿に戻るまであたしとお父様、ノーザとノーサーは、長期間眠りに就くわ。いつか、このお礼キッチリさせていただくわ。」
 すると、赤トカゲは地面を降り、ノーサーの球根を持った。更に、もう1匹のトカゲ『クライン』もノーザの球根を持った。
 「お父様、行きましょう。」
 「ああ。」
 「精一杯眠ってから、精一杯お返しするわ。」
 「せつなさん。」
 イース、クラインはノーサーとノーザの球根を持って、荒地の奥へと去って行った。
 「せつな。」
 「皆はーーーん。」
 「タルト、アズキーナ。」
 「無事で良かった。」
 「よう、頑張りはりましたどすな。」
 「うん、でも。」
 「パチパチパチパチ。」
 「皆の声援とピーマンのおかげだよ。」
 「文子さん、坊っちゃん。」
 「どうやって、あのデリートホールから脱出できたの。」
 「それが。」
 「僕たちでも良く分からない。」

 回想編 デリートホール内

 「あの時、僕とニューウェスターは既に、消滅したものと思っていた。」
 「フーーーッ。」
 「だが。」
 「今まで見たことも感じたこともないような暖かい光だったわ。」
 「気が付いた時は街に戻っていた。」
 「ただ、光に包まれながら声を聞いたような気がする。」
 「キュアキュアフリップウーーーッ。」

 現世に戻って

 「キュアキュアプリップウーーーッ。」
 「うん、キュアキュア、いや、チュパチュパかな。」
 「まさか、シフォンが。」
 「でも、シフォンは今、メビウスに囚われているはずなのに。」
 「そう言えば、声と一緒にかすかに音楽も聞こえた。」
 「そうね。」
 「以前、その携帯電話から流れたいたことがある。」
 「おっ、そうや。あん時や。」
 「タルト様。」
 「プリキュア隊の皆はんを応援するため、リンクルンでダウンロードした音楽を流したやろ。」
 「フッ。」

 回想編、繁華街オーロラビジョン前

 「きっとあん時、シフォンにダウンロードして聴かした音楽が届いたんや。」

 現世に戻って

 「だが。」
 「なぜ、僕たちを助けたんだ。」
 「あなたたちは2人共、優しい心を持っている。」
 「出頭して、法の裁きを受け、改心・更生すれば、立ち直る見込みがあるって、シフォンちゃんが言ってるのよ。」
 「私たちが。」
 「改心・更生できるって。」
 「うふっ。」
 「礼を言うよ、レミさん。」
 「坊っちゃん。」
 「君の手の温もりが、僕をを目覚めてくれた。」
 「うれしいーーー。」
 キュアベリーマザーはサウラーを抱擁し始めた。
 「チューーーッ、チュチュチュチュッ、ギューーーッ。」
 「うわあーーーーーっ。」
 「坊っちゃん、立ち直ったら、結婚しようね。」
 「ママーーー。」
 「良いじゃない。」
 「うふふふふふっ。」
 「いよいよ残るのは。」
 「総統メビウス。」
 「あそこにシフォンちゃんもいるのね。」

               完
  
 

 
後書き
 いよいよ、敵はメビウス1人になりました。だが、メビウスの方から休戦協定が。結局、プリキュア隊もランチ抜きで戦っていたため、お腹が空き、休戦協定に応じることにした。だが、この休戦協定は、メビウスのマザーコンピュータが一部復元回復することになります。 
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