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フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!

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ラビリンス本土決戦
いざ敵地へ
  第46話

 
前書き
 タイトルは、本編第47話と同一なので記載しません。
 ラビリンス本土決戦、廃棄物処理場を後にするキュアベリーマザーとキュアチェリーのシーンから、総統官邸前での壮絶な戦いの途中までお送りします。 

 
 ラビリンス 廃棄物処理場出入口

 「ドーーーン。」
 「坊っちゃん。ううっ、うーーっ、エーーンエーーン。」
 「ベリーマザー、いつまでメソメソしても仕方ないよ。」
 「エーーンエーーン。」
 「前へ進んで皆と合流しましょう。」
 「うん、チェリー。」

 ラビリンス コンピュータルーム

 「廃棄物処理場に集めたゴミを消去しました。但し、キュアベリーマザーとキュアチェリーは脱出。サウラーとニューウェスターが力を貸した模様です。」
 「愚か者共め。もっと早く消去すべきであったな。」

 ラビリンス総統官邸内にいるチビプリとその母親たち6組は

 「今度、このボタン。」
 「ポチッ。」
 「ウィーーーーン。」
 「こ、これは。」
 「エレベーターよ。」
 「ワナかもしれない。」
 「でも、乗って上へ行くしかないわ。」
 「仕方ない。乗りましょう。」
 「はい。」
 全員乗り込んだ。
 「最上階押して。」
 「はい。」
 「閉じて。」
 「はい。」
 「ガラガラドン。」
 「ウィーーーーン。」
 「万一、閉じこめられてもGPSがあるから。」
 「何とかなるわよ。」
 「キューーーン、チーーーーン、ガラガラ。」
 「着いたわ。」
 「降りるわよ。」
 「はい。」

 スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所

 「日本の名簿関連全ファイル削除に成功しました。」
 「よくやった。」
 「しかし、現実世界でもまだ150の国と地域が残っております。」
 「何、小さい国ばかりだ。削除もサクサク楽に進むはずだ。引き続き頼んだぞ。」
 「はい。」
 「そうか、これでクローバータウンストーリートも安心じゃな。」
 「しかし、ダークテルンを放っており、まだまだ油断できません。」
 「それもそうじゃな。」

 ラビリンス総統官邸内最上階

 「で、出た。」
 「イースのおばさん。」
 「誰がおばさんだ、ボケッ。」
 「名乗らせて。」
 「どうぞ。」
 「ピンクのハート愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアチビピーチ。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアチビベリー。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアチビパイン。」
 「真っ赤なハートは情熱の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアチビチェリー。」
 「グリーンハートは浄化の印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアチビメロン。」
 「ホワイトハートは誠実の印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアチビココ。」
 「6色揃って真の幸せの証!フレッシュチビキュア!」
 「何がチビキュアだ。まずは、お手並み拝見と行こうか。出よ、我が僕たち。」
 「イー、イー、イー、イーッ。」
 「雑魚ちゃんがいっぱい現れた。」
 「雑魚じゃないわ。あたしの部下よ。精一杯頑張って始末しておしまい。」
 「イーーーーッ。」

 一方、キュアベリーマザーを除くスウィートの4人は

 「ピピューーーーーッ。」
 「キャーーーッ。」
 「ドテドテドテドテッ。」
 「オバ様たち、いらっしゃい。」
 「あなたは。」
 「あたしは、ノーザの娘ノーサー。」
 「皆を引き離してどうするの。」
 「それは、連携技を使えなくする目的であなたちのグループからキュアベリーマザーを、フレッシュのグループからキュアチェリーを廃棄物処理場へ送ったのよ。」
 「考えたわね。」
 「各グループに分けるなんて。」
 「これもメビウス様の作戦よ。まず、あたしの部下たちと戦っていただきます。」
 「部下たち。」
 「出よ、我が僕たち。」
 「イーーーーッ。」
 「ハッ。」
 「素顔を見せてる部下もいるのね。」
 「素顔を見せてる部下は曹官隊よ。士官隊より格上よ。さあ、始末してあげなさい。」
 「イーーーーッ。」
 「ハッ。」

 更に一方、キュアチェリーを除くフレッシュ5人は

 「ああっ。」
 「アアーーー。」
 「ビューーーッ。」
 「バコン。」
 「うわ。」
 「何。」
 「うわあーーーーーっ。」
 「キャーーーッ。」
 「ドテドテドテドテドテッ。」
 「いらっしゃいざーます。」
 「あっ。」
 「ようこそ、キュアピーチ、キュアベリー、キュアパイン、キュアメロン、キュアココ。」
 「あっ。」
 「うっ。」
 「悪いおばさん。」
 「ノーザ。」
 「オホホホホホッ。まず、わらわの部下たちと一戦交えるざーます。出よ、士官隊と曹官隊。」
 「イーイーイーイーイーーッ。」
 「全てはメビウス様のために。」
 こうして、3ヶ所で僕たちとのバトルが始まった。

 廃棄物処理場から総統官邸内へ向かっているキュアベリーマザーとキュアチェリーは

 「タタタタタタタタタタタタタタッ。」
 あの戦いを思い出しながら走っている。
 「今は、一刻も早く皆のところへ。」
 「ええ。」
 「タタタタタタッ。」

 一方、タルトとアズキーナは

 ホテルを出て昨日知り合ったラビリンスの幼女の家を訪れている。
 「おはよう、○☓ちゃん。」
 「おはよう、イタチくんとイタチちゃん。」
 「イタチやないでフェレット。」
 「フェレットって言うんだ。イタチにもいろいろあるんだね。」
 「わい、タルトって言うねん。」
 「うち、アズキーナどす。」
 「2匹で夫婦やねん。」
 「夫婦。パパとママなの。」
 「そや。」
 「子供いるの。」
 「いまんねん。」
 「昨日、拉致された子供たちを探しに塔へ乗り込んで探ったどす。」
 「今度はそこへ。」
 「ヘエ。」
 「確か、パパから聞いたことがあるわ。陸軍本部に妖精用の捕虜収容所があるって。」
 「そや、そこや。」
 「一緒に行くどすか。」
 「うん、行こうか。」
 こうしてタルトとアズキーナは、捕虜収容所を探すべく例の幼女と一緒に行くことになった。

 チビプリとその母親6組VS イースの部下たち

 「プリキュア・プチファイアー。」
 「ボオーーーッ。」
 「イーイーイーイーイーーッ。」
 「プリキュア・プチブリザード。」
 「ピュウーーーッ、ガチガチガチガチッ。」
 「イーーーーッ。」
 「プリキュア・プチサンダー。」
 「バチッ、ビリビリビリビリ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドテドテドテドテッ、シューーーン。」
 「プリキュア・トルネード。」
 「ビューーーッ。」
 「バキボキバキボキッ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドテドテドテドテッ、シューーーン。」
 「プリキュア・プチコメット。」
 「イッ。」
 「ビュービュービュービューーーッ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドテドテドテドテッ、シューーーン。」
 「ココ・プチボーーーンド。」
 「ピューーーッ、ネチネチネチネチッ。」
 「イーーーーッ。」
 「ハアーーッ。」
 「バコボコ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドデッ、シューーーン。」
 「ママも強い。」
 「ここまで来たら、やるしかないでしょ。」

 ベリーマザー以外スウィートVS ノーサーの部下たち

 「バコボコバコバコ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドデドデドデドデッ。」
 「やるわね。」
 「雑魚は一掃よ。」

 チェリー以外のフレッシュ5人VS ノーザの部下たち

 「タアーーーッ。」
 「バコボコバコボコ。」
 「イーーーーッ。」
 「ドデドデドデドデッ、シューーーン。」
 「やるざーますね。」
 「何のこれしき。」
 「わらわと一戦交える前に良いこと教えてあげましょう。お前たちがどんなに頑張ってももう手遅れざーます。」
 「どう言うこと。」

 チビ&ママVS イース

 「どう言うことなの。」

 スウィートVS ノーサー

 「どう言うこと。」

 3ヶ所同時

 「こう言うこと。」
 「ピンッ。」
 イース、ノーサー、ノーザ3人共同時に指を鳴らした。
 透明ディスプレイが同時に複数現れた。こんなことができるのは24年前、捕虜にされたスウィーツ王国の民が作ったダークテルン(別名=クロルン)の仕業である。
 「ああーーーっ。」
 「全てはメビウス様のために。」
 以後、この発言が続きます。
 「これって。」
 「嘘だ。」
 「そう。既に、全パラレルワールドはメビウス様の支配下よ。」
 「嘘、そんなの嘘。」
 「だって、四ツ葉町の皆は。」
 「成田にいて分からなかったか。」
 「ああーーっ、このこと。」
 「ピンッ。」
 「全てはメビウス様のために。」
 この発言はまだまだ続きます。
 「大輔。」
 「あなた。」
 「そんなあ。」
 「皆を。」
 「全てはメビウス様の支配下よ。」
 「ハアーーッ。」
 「ピカッ。」
 もう1つ、透明ディスプレイが現れた。スウィーツ王国ナノ研究所を映していてショコラの顔が出てきた。どうやら、ショコラがプリキュアメンバーに向けてテレビ電話を発信したものであった。
 「ノーザ、ノーサー、イース。」
 「誰ざーます。」
 「もう1つディスプレイがある。」
 「私は、スウィーツ王国ナノ研究所所長でシフォンの父でもあるショコラだ。」
 「あの父親だと。」
 「最新の映像に更新してみろ。これは録画ではないか。」
 「何。」
 「いいから、更新してみろ。」
 「何度やっても、無駄だと思うざーますが。」
 「ピンッ。」
 「全てはメビウス様のために。」
 「全てはメビウス様のために。」
 「全てはメビウス様のために、なんちゃって。」
 「な、なんちゃって。」
 「良かった。」
 「支配から逃れた。」
 「やったあ~。」
 「うぬぬぬっ、ショコラ。何をしたざーます。」
 「名簿ファイルを順次削除してるぜ。」
 「大輔。」
 「みんなあ。」
 「大丈夫だよ。支配から逃れた。」
 「これも、スウィーツ王国の皆様のおかげだ。」
 「あなた。」
 「己、ショコラ。」
 「父として当然のことをやっただけだ。娘を返せ。」
 「何。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「さあ、パフェ、出るんだ。」
 「はい。」
 パフェはテレビ電話に出た。
 「ノーザ、ノーサー、イース。」
 「何ざーます。」
 「お願い、娘を返して。」
 「誰が返すざーますが。」
 「ピンッ。」
 テレビ電話の通話が切れた。
 「あなた。」
 「パフェ。」
 「ううっ、ワーーンワーーンワーーン。」
 「パフェ、僕は負けないよ。娘を助けるために、今後も最善を尽くす。」
 「あなたーーー。」

 ラビリンス総統官邸内

 プリキュアとラビリンス幹部との戦いが再開された。

 チェリーを除くフレッシュ5人VSノーザ

 「オホホホホホッ、いらっしゃい。」
 「うーーーっ。」

 ベリーマザーを除くスウィート5人VS ノーサー

 こちらもノーザ同様、無数の技がノーザの体から現れた。
 「おばさんたち、覚悟するざーます。」
 「言葉遣いもお母さんソックリ。」
 「ウザいざーます。」

 2ヶ所同時

 「ハアーーッ。」
 「そして、さようなら、プリキュア。」
 「ううっ。」
 「ああっ。」
 「ピュピュピュピューーーッ。」
 「ヒョイヒョイ。」
 「ドスン。」

 チビプリ母娘6組VSイース

 「精一杯いつでも相手だ。かかって来な。」
 「ならば、この姿に変身するよ。」
 チビプリ6人は、一斉にリンクルンを出し外部メモリーを差し込み270度に捻った。
 「チェンジ。ミニマムプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 「何、消えた。どこへ行った。」

 キュアベリーマザー&キュアチェリー

 他のメンバーと合流を目指すべく通路を走り続けている。あの戦闘シーンを思い出しながら。
 「今は、一刻も早く皆のところへ。」
 「ええっ。」

 フレッシュ&スウィート、同時

 「ドスン。」
 「テヤーーーッ。」
 「ハアーーッ。」
 「ドスン。」
 「キャーーーッ。」
 「ピュピュピューーーッ、グルグルグルッ。」
 「キャッ。」
 「ドスン。」
 「パイン(マザー)。」
 「ドスン。」
 「キャーーーッ。」
 「オホホホホホッ、無様ねえーーーっ。」

 チビプリ母娘6組VS イース

 「トリプルプリキュアキィーーーック。」
 「ウッ、鼻の中の奥から聞こえる。」
 「バコン、ズキン。」
 「ゲエーーーッ、マジイテェーーーー。」
 「トリプルプリキュアキィーーーック。」
 「今度は、逆の鼻の奥からだ。」
 「バコン、ズキン。」
 「激痛エーーーーーッ。」

 フレッシュ&スウィート、同時

 「オホホホホホッ、オホホホホホッ。」
 「ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイッ。」
 「ドスーーーン。」
 「もう、お前たちの知ってる世界ではないざーます。フッファーーーーッ。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」

 チビプリ母娘6組VS イース

 「エイッ。」
 「コチョコチョコチョコチョ。」
 「うわあーーーーーっ、やめろ、チビ共。」

 総統官邸内機関室

 カメラが作動し、中継を始めた。

 ジャーナリストのアジト

 「こ、これはプリキュア。」
 「官邸内で戦ってるみたい。」
 「それでは、繁華街へ行きましょう。」
 「よし、出るぞ、取材だ。」
 「はい。」

 ピョンピョン繁華街

 「バン。」
 「ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロッ。」
 行進の通過を待つ者がいる。レイカ似のラビリンス幼女、タルトとアズキーナである。
 「タルト様。」
 「プリキュアや。」
 「あれが、プリキュア。」
 すると
 「シーーーッ、カシャカシャッ。」
 「あれ、流之助はんに陽一はん。」
 「これは昨日のフェレットさんとお嬢ちゃん。」
 「何してるの。」
 「取材です。」
 「君たちの表情も撮すよ。」
 「カシャカシャッ。」
 「オーロラビジョンでも中継映像を映しているとは。」
 「ドンドン撮すぞ。」
 「あれ、イースのオバはんだけ苦戦してまんなあ。」
 「プリキュアがいないのにねえ。」

 フレッシュ5人&スウィート4人、同時

 「ううっ、ううーーうーーーっ。」
 「ギューーーッ。」
 「ハアーーッ。」
 「コン。」
 「ピュピューーッ。」
 「はっ。」
 「グルグルグル。」
 「キャーーーッ。」
 「ドスン。」
 「うっ。」
 「あっ、ハアーーーーーーッ。」
 「コン。」
 「ピュピュピューーーッ、グルグルグル、ビューーーン。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ドスーーーン。」
 「辛い、苦しい。でもねえ、そうなったのはお前たちのせいなのざーます。」
 「はあっ。」
 「お前たちが、自分で選んだりするからざーます。」
 「うわっ。」
 「ギューーーッ。」
 「オホホホホホッ。」
 「うわーーーっ。」
 「キャーーーッ。」

 繁華街

 「うわーーーっ。」
 「ピーチはん、ベリーはん、パインはん、メロンはん、キュアココはん。」
 「メビウス様に支配されて生きていけば、何も考えなくて良い。」
 映像が切り替わった。
 「うわぁ~、こちらも。」
 「カシャカシャカシャカシャッ。」
 「ピーチマザーはん、パインマザーはん、チェリーマザーはん、メロンマザーはん。」
 「面倒臭いことはしなくて良い。失敗も後悔も悲しいことは何も起こらない。オホホホホホッ。」
 「はあーーーーーっ。」
 「ははあーーーっ。」

 フレッシュ&スウィート、同時

 「メビウス様の下で生きることは、とっても楽で素晴らしいざーますよ。だから、おやめなさい。」
 「ウッ。」
 「うわーーーっ。」
 「キャーーーッ。」
 「ドテドテドテドテ(ドテッ)。」
 「プリキュアもメビウス様に逆らうのも。」
 「いや。」
 「嫌だーーー!」
 「やめるのよ!」
 「ピュピュピューーーッ、グルグルグルッ。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「ううーーー、ううーーーっ。」
 「あきらめてメビウス様に支配されるざーます。」
 「ううーーーっ。」
 「うーーーっ。」
 「あきらめろって言うざーます。」
 「私たちはあきらめない。」
 「ギューーーッ。」
 「ハアーーーーーーッ。」
 「うがーーっ。」
 「バシン、ドーーーン。」
 フレッシュ5人とスウィート4人は、一斉にジャンプした。

 フレッシュ5人VS ノーザ

 「クインテッド・プリキュアキィーーーック。」

 スウィート4人VS ノーサー

 「フォース・プリキュアキィーーーック。」

 フレッシュ5人&スウィート4人、同時

 「バコーーン。」
 「ウッ、なぜ、なぜ、あきらめない。」
 「あきらめる必要が無いからよ。」
 「バコンバコン。」
 「選んで、後悔したって良いわ。」
 「バコンバコン。」
 「何度も間違えて。」
 「いっぱい迷って。」
 「来た道を戻って。」
 「たくさん回り道して、歩いて来た方が良い。ハアーーッ。」
 「バコン。」
 「うわーーーっ、わーーーっ。」
 「ドカーーーン。」
 「そうやって、私たちが歩いて来た道を強くて豊かになるんだよ。」
 「そして、豊かの道にはたくさんの笑顔が生まれるのね。」

 スウィートVS ノーサー

 「消去ね。」
 「ハアーーッ。」
 「フファーーーッ。」
 「ガチッ。」

 繁華街オーロラビジョン前

 「はあーーーーーーっ。」
 「あっ、マザープリキュアはん。」
 「おきばりやす。ピーチマザーはん、パインマザーはん、チェリーマザーはん、メロンマザーはん。」
 「エエーーーーッ。」
 「ううっ。」
 「うーーーーっ。」
 「ゾロゾロゾロゾロ。」
 「マザープリキュア、おばさんだけどカッコ良い。」

 フレッシュ5人VS ノーザ

 「いつの時代の話をしているざーます。」
 「エエッ。」
 「強くて豊かな国。それは、バブルがはじけてから終わっているざーます。」
 「そんなあ。」
 「お前たちが産まれた頃には、長引く不況が続き、不幸のゲージが上昇し続けているのを、ご存じないざーますか。」
 「そんなの知らない。」
 「だから、メビウス様を呼び込んだざーます。」
 「知らない知らない知らない。」
 「そんなあ。」
 「もう強くて豊かな国ではないなんて。」
 「いや、もう一度、バブルを上回る強くて豊かで安定した国にしてみせる。」
 「フッ、借金まみれの国が。財源はどこにあるざーます。」
 「財源はあるわ。」
 「どこに。」
 「海の底よ。」
 「まだ、海底を掘ったことないからね。」
 「たくさんの資源が眠っていると聞いてるわ。」
 「資源を掘って、輸出して外貨を勝ち取って、それで借金を返して。黄金の国ジパングを復活させて幸せゲットだよ。」
 「ハアーーッ。」
 「ピュピュピューーーッ、グルグルグル、ギューーーッ。」
 「キャーーーッ。」

 繁華街オーロラビジョン前

 「今度はフレッシュの5 人や。」
 「おきばりやす。ピーチはん、ベリーはん、パインはん、メロンはん、キュアココはん。」
 「エイーーーッ。」
 「ううーーーっ。」
 「プリキュア、カッコ良い。」

 チビプリ母娘6組VSイース

 「ズキン。」
 「やめろ、激痛えーーー。」
 「ならば、今までやってきたことを全て反省しなさい。」
 「誰が。」
 「やりなさい。」
 「はい。」
 「トリプルプリキュアキィーーーック。」
 「トリプルプリキュアキィーーーック。」
 「バコンバコン。」
 「ズキンズキン。」
 「うぎゃあーーーーっ。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「所長、長老。」
 「ラビリンスを除く全パラレルワールドの国と地域の名簿ファイルの削除に成功しました。」
 「よし、よくやった。」
 「一部のメンバーは、フレッシュのスーパーフォームの作成に着手してくれ。それ以外のメンバーは、ラビリンス国民の住民基本台帳ファイルの削除に着手してくれ。」
 「はい。」

 フレッシュ5人VSノーサー

 「はあーーーーーーっ。」
 「いい加減にあきらめなさい。バブルを知らないプリキュア。」
 「ブーーーーン。」
 「ヒョイ。」
 「ピュピュピュピューーーッ、グルグルグル、パッ。」
 「あっ、ああーーーっ。」
 「うわっ、ううーーーっ。」
 「ギューーーッ。」
 「メビウス様に支配されなさい。プリキュア。」
 「嫌だよ。」
 「どんな大きな困難が迫って来たって。」
 「ちゃんと受け止めたら。」
 「いくらでも超えられるわ。」
 フレッシュ5人はノーザを振り回し始めた。
 「ううっ。」
 「ハアーーーーーーッ。」
 「ブーンブーンブーーーン、ビューーーン。」
 「うぬうーーーーっ。」

 繁華街オーロラビジョン前

 「カシャカシャカシャカシャッ。」
 「そや。ピーチはん、ベリーはん、パインはん、メロンはん、キュアココはん。」
 「ああーーっ、プリキュア。」
 「あっ。」
 「プリキュア。」
 「あっ、プリキュア。」
 「民衆が集まって来たぞ。撮影だ。」
 「はい。」
 「シーーーッ、カシャカシャカシャカシャッ。」
 「ゾロゾロゾロゾロッ。」
 「ああっ。」
 「プリキュア。」
 「プリキュアって何。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「今だ。街に集まった人物のデータを削除せよ。」
 「はい。」

 スウィート4人VSノーサー

 「そろそろ終わりにしようか、マザープリキュア。」
 「フッ。」
 「ドスン。」
 「ピュピュピューーーッ、グルグルグル、ギューーーッ。」
 「キャーーーッ。」
 「ピュピュピュピュピュピュピュピュッ。」
 「バコバコバコバコバコバコバコバコ。」
 「ハアハアハアハア。」
 「あら、どうしたの。随分苦しそうじゃない。」
 「苦しいってどんなことか。」
 「悲しいってどんなことかを知っている方が。」
 「幸せな気持ちが。」
 「よく分かるの。」
 「エエイ、ざれごとは聞き飽きた。」
 「ピュピュピューーーッ、バコーーン。」
 「うっ、ううーーーっ。」

 繁華街 オーロラビジョン前

 「カシャカシャカシャカシャッ。」
 「ザワザワザワザワ。」
 「いつの間に、こんなにぎょうさん集まらはったんやろ。」
 「えらいこっちゃ、これはえらいこっちゃで、アズキーナはん。」
 「エーーーッ。」
 「見てみい。皆、立ち止まってんねん。」

 フレッシュ5人VSノーザ

 「ううーーーっ。」
 「あーーーっ。」
 「さっさと消えなさい、プリキュア。フーーーッ。」
 「バーーーーン。」
 「わっ。」
 「ピュピュピューーーッ、バーーーーン。」
 「キャーーーッ。」
 「ドテドテドテドテドテッ。」

 繁華街オーロラビジョン前

 「ああーーっ、うわあーーーーーっ。」
 「プリキュアはん、ピンチどす。」
 「わいが、わいがプリキュアのためにできることは何や。一体、何や。あっ。」
 タルトはリンクルンを出した。
 「タルト様、どないしなはったどす。」
 「どうか届いてや。」
 タルトは、リンクルンでダウンロードした曲「子守唄」を鳴らし始めた。
 「プリキュアに聞かせたいの。」
 「そや。」
 「もっと大きい音はでないの。」
 「そんな事言うたかて限界やで。」
 「ああーーーっ。」
 すると、アズキーナのリンクルンにテレビ電話の着信が入った。
 「タルト、アズキーナ。」
 「調律担当はん。」
 「この曲、今、遠隔操作で盗まれた旧クローバーボックスから曲を流すことは可能よ。」
 「妖精さん待ってください。官邸のコンピュータルームから曲を流すと、一発で気付かれます。」
 「そうか。」
 「ここはお任せください。」
 「あの巨大テレビのスピーカーにつなげば、大きな音が出るじゃないかな。」
 「何だ、どうした。そうか、テレビのスピーカーから携帯電話に入っている曲を流したいんだな。おいっ、誰かオーディオ機器に詳しい人はいないか。」
 「俺、分かります。」
 「私、スピーカーのケーブルが通ってる場所知ってるわ。」
 「よしっ、皆で手分けしてやってみよう。」
 「オーーーッ。」
 ラビリンス民衆は、携帯電話からテレビスピーカーにつながるケーブルを取りに行った。
 「タルト、アズキーナ。」
 「ヘエ。」
 「このお嬢ちゃんにリンクルンを持たせるようにしたよ。」
 「おおきに。」
 「私にこの携帯電話を。」
 「ああっ、でも。」
 「私にも手伝わせて。ドーナツ食べて元気いっぱいです。」
 「タルト、持たしてあげて。大丈夫だから。」
 「ヘエ、お願いするわ。」
 「イヤホンジャックのケーブル用意したわ。つなげてみて。」
 「はい。」
 これで、テレビのスピーカーにつながった。
 「皆で、この携帯に入っている曲をプリキュアに届けよう。」
 「オーーーーーッ。」
 レイカ似のラビリンスの幼女は、音楽のアイコンをクリックし、子守唄にカーソルを合わせクリックし、大音量で再生し始めた。

 しばらくして

 コンピュータルーム内カプセルに閉じ込められたシフォンに反応があった。

 スウィート4人VSノーサー

 「ブーーーッ。」
 「エエーーーーッ。」
 「ピュピュピューーーッ。」
 「ああーーーっ。」
 ノーサーが飛ばした枝が引っ込んだ。
 「あっ。」
 「おっ、ううーーーっ、ああーーーっ。」

 通路を走り続けているベリーマザーとチェリーは

 「タッタッタッタッタッタッ。」
 「えっ。」
 「聞こえる、子守唄のメロディーが。」
 「あれは。」

 総統官邸コンピュータルーム

 「うっ、何だ。国民が想定外の動きをし始めている。」
 「これも、プリキュアとスウィーツ王国のせいか。クライン。」
 「ハッ。」
 クラインは、オーロラビジョンの配線スイッチをコンピュータ操作で切り始めた。

 繁華街オーロラビジョン前

 「ボン。」
 「ああーーーっ。」
 「うわあーー、電源が落ちてしもうた。」
 「まだ塔の上から聞こえるぞ。」
 「うん、タルト様、見ておくれやす。」
 「メビウスの塔が光っとる。まさか、シフォンにも届いたんか。」
 「そうどす、間違いおまへん。」

 総統官邸内コンピュータルーム

 「まだ鳴っているぞ。」
 「一体、どこからだ。」
 「リムーバブルディスクEからです。」
 「直ちに切れ。露払い、抜いておけ。」
 「ハッ。」

 繁華街オーロラビジョン前

 「バン。」
 「こっちも切れた。そんなアホな。」
 塔からも子守唄が聞こえなくなった。
 「でも、シフォンはんに届いたのは大きいどす。」
 「ホンマや。」
 「皆が手伝どうてくれはったから、タルト様の願いが叶えられたんどす。」
 「ううーーーっ。うわーーん、ホンマや、ううーーーっ。」
 「良かった。子守唄が届いたのよね。」
 ラビリンスのレイカ似の幼女は、リンクルンをタルトに渡した。
 「そや、届いたんや。」
 「よう、おきばりやした。」
 「皆で奇跡を起こしたんや。」
 タルトは、風呂敷から大量のドーナツの入った袋を出した。
 「昨日、大量に取り寄せたで。おおきに。」
 「うっ、うん。うはははははっ。」
 「さあ、タルト様。」
 「今度こそ、シフォンを取り戻すで。」
 「ありがとう。ドーナツありがとう。」
 レイカ似の幼女は、他の民衆にドーナツを分け与えた。
 「皆で、仲良う食べるんやでぇ。」
 「美味しい。」
 タルトとアズキーナは塔の方へ向かった。

 通路を走り続けているベリーマザーとチェリーは

 「みつけた。衝撃音と母たちの声が聞こえる。」
 「ベリーマザー、壁を破って行ってあげて。」
 「チェリー、OK。」
 「あたしは、更に進むわ。」
 ここで、ベリーマザーとチェリーは別れた。

 スウィート4人VS ノーサー

 「ハアーーーァァァァァッ。」
 「ヒョイ。」
 「ブーーーン、ボーーーン。」
 「ピーチマザー、パインマザー、チェリーマザー、メロンマザー。」
 「バリーーーン。」
 「ベリーマザー。」
 「良かった。」
 「無事だったのね。」

 フレッシュ5人VS ノーザ

 「ヒョイ。」
 「ボーーーン。」
 「うっ。」
 「ピーチ、ベリー、パイン、メロン、キュアココ。」
 「バリーーン。」
 「チェリー。」
 「良かった。」
 「無事だったのね。」

 ここから2ヶ所同時

 「ええっ、あたしは大丈夫、でも。」
 「何があったの。」
 「サウラーとニューウェスターが、あたしたちを助けるためにデリートホールへ飲み込まれてしまったの。」
 「エエーーーーッ。」
 「じゃあ、あの2人は。」
 「オホホホホホッ。」
 「あっ。」
 「ヒョイヒョイ。」
 「ドスン。」
 「もちろん、ゴミとして消去したざーます。」
 「ゴミだなんてひどい。」

 スウィートVSノーサー

 「あの2人は、あなたの仲間ではなかったの。」
 「確かに仲間だけど、生い立ちが違うわ。」
 「ニューウェスターとサウラーとはどこが違うの。」
 「私は人間ではないわ。」
 「人間ではない。」

 フレッシュVSノーザ

 「あの2人は、あなたの仲間ではなかったの。」
 「仲間ではない。ただの部下ざーます。所詮、部下なんて使い捨てられるものざーます。」
 「ニューウェスターとサウラーを。」
 「こんな形で使い捨てのように葬り去らせるなんて。」

 2ヶ所同時

 「オホホホホホッ。直ぐにお前たちも送ってあげるざーます。」
 「キィーーッ。」
 プリキュアの6人は、一斉にリンクルンを取り出しキュアスティックを呼び出した。そして、受け取った。
 「届け。愛のメロディー、ピーチロッド。」
 「響け。希望のリズム、ベリーソード。」
 「癒せ。祈りのハーモニー、パインフルート。」
 「努めよ。情熱のアレグロ、チェリータン。」
 「浄めよ。浄化のユビーロッソ、メロンガン。」
 「楽しめ。誠実のグランツィア、ココリコーダー。」
 「ドレミファソラシド、カチャッ、キーーーン。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア。」
 「クリーンフィルターーー。」
 「ラブサンシャイーーーン。」
 「エスポワールシャワーーーー。」
 「ヒーリングブレアーーー。」
 「ホットハーーーート。」
 「バッドメモリーリムーーーーーブ。」
 「フレーーーーーーーッシュ。」
 「ボーーーン。」
 「うわっ、うわあっ、うわーーっ、うう、うわあーーーーーっ。」
 「ハアーーーーーーッ。」
 「そろそろ終わりにしようか、プリキュア。」
 
 スウィートVS ノーサー

 「スイッチ・オーバー。」
 「何。」
 「ムクムクムクムク。」
 「バーーン、ビューーーンドーーーン。」
 「逃げて。」
 しかし、その時
 「バリーーン。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 スウィートの5人は、塔の破れた壁から落下し始めた。

 フレッシュVS ノーザ

 ノーザは、ポケットから胡桃を出しかじった、
 「ガリッ。」
 「バーーン、ビューーーンドーーーン。」
 「逃げて。」
 「バリーーン。」
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 フレッシュの6人も、塔の破れた壁から落下し始めた。

 チビプリ母娘6組VSイース

 「うぐぐぐぐっ。」
 「もう出て来て良いわよ。」
 「はい。」
 極小サイズになっていたチビプリ6人は外へ出て来た。
 「ムクムクムクムク。」
 元の大きさに戻った。
 「取り囲んで。」
 「はい。」

 総統官邸前

 「ツカツカツカツカツカツカッ。」
 「フレッシュ。」
 「スウィート。」

 チビプリVS イース

 「ミコンミコンミコンミコンミコンミコン、ブーーーーッ。」
 「ブザーを切って。」
 「ポチッ。」
 「みんなのハートを1つにするよ。」
 「OK。」
 「正義の女神よ、私たちに力を貸して。」
 チビピーチは大きく右腕を上げた。
 スウィーツ王国ナノ研究所
 「よし、クローバーボックス改が蓋が開いて自動作動し始めたぞ。」
 「キーーン。」

 再び、戦いの現場では

 チビピーチは、大きく両腕を広げた。
 「プリキュア・フォーメーション。」
 すると、チビメロンリンクルンに着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーン。」
 「クリーンストーク、セット。」
 チビメロンは、イースの頭上めがけて天高くクリーンストークを放り投げた。
 続いて、他の5人にも着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーーン。」
 「プラスワン、ハートリーフ。」
 「プラスワン、ブレアーリーフ。」
 「プラスワン、エスポワールリーフ。」
 「プラスワン、リムーブリーフ。」
 「プラスワン、ラブリーリーフ。」
 5人は同時に、各リーフを敵頭上めがけて天高く各リーフを放り投げた。
 「ピューーーーーッ、カキーーーン。」
 クリーンストークと各リーフが磁力の力でもって合体し、五つ葉フレプリ紋様を形成し肥大化し始めた。
 「ビュンビュンビュンビュンビュンビュン。」

 再び、ナノ研究所では

 「よし、ジェット噴射だ。」
 「ポチッ。」

 再び、戦いの現場では

 「ボン、ゴオーーーーーーッ。」
 「紋様の上へ来たわ。」
 「全員、着地の態勢を。」
 「OK。」
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 チビメロンは、中央のグリーンダイヤの上に着地した。そして、グリーンダイヤは光った。
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 続いて、チビチェリーがレッドハートの上に着地しレッドハートが光った。
 「パタッ。」
 チビパインがイエローハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 イエローハートが光った。
 「パタッ。」
 チビベリーがブルーハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ブルーハートが光った。
 「パタッ。」
 キュアチビココがホワイトハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ホワイトハートが光った。
 「パタッ。」
 最後、チビピーチがピンクハートの上に着地した。
 「キィーーーン。」
 ピンクハートが光った。その後、下降し始めた。
 「皆、揃っているね。」
 「はい。」
 「チビメロン、行くの。」
 「はい。では皆さん、イースの脳天に尻餅をつくわ。」
 「パタッ。ピュウーーーー。」
 「ドーン。」
 「痛え。」
 「ツカッ。」
 チビメロンは、イースの脳天で尻餅をついた。その後、離れた間合いで地面に着地した。更に、リーフが地面の降りて来ました。リーフが地面に付く直前、チビメロンもリーフを踏んづけた。そして.........
 「ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ・プチ!」
 「シューーーーッ、カキン。」
 「ハアーーーーーーーーーーッ。」
 「己、スイッチ・オーバー。」
 「バリン。」
 「ドーーーン。」
 「最上階の天井が破れチビプリ母娘6組は、屋上から外へ吹っ飛はされた。」

 総統官邸前

 「フレッシュ6人。」
 「はい。」
 「チビプリのお母さんたちを助けなさい。」
 「はい。」
 フレッシュ6人は、チビプリのお母さんたちの救出に向かった。
 「キャアーーーーーーーーーーーッ。」
 「パッパッパッパッパッパッ。」
 「助かった。」
 「今、ゆっくり下ろすからね。」
 「ありがとう。」

 一方

 チビプリ6人は、自力で着地した。
 「ガオーーーーーーーッ。」
 「あれが、イースのオバさんなの。」
 「そうよ。」
 「それだけではないわ、見て。」
 「ノーザとノーサーが。」
 「これが、ノーザとノーサーの本当の正体なの。」
 「ノーザは分かっていた。24年前、私たちスウィートプリキュア!としてノーザと戦った時もこの姿だったわ。」
 「そうなの。では娘のノーサーは。」
 「実の娘だから、DNA を引き継いでいるわ。」
 「これからどう戦う。」
 プリキュア隊17人とチビプリの母親6人は一斉に相談した。この結果、以下の組み合わせで戦うことにした。
 1.キュアベリートリオ&キュアコココンビVS ドラゴンイース
 2.キュアベリーを除くスウィートVS ノーサー
 3.キュベリー&キュアココを除くフレッシュVS ノーザ
 「キュアチビベリーとキュアチビココを除くチビプリ4人とチビプリのお母さんたち全員。」
 「はい。」
 「捕虜として収監されている捜査員とシフォン以外の妖精を探して。」
 「多分、ラビリンス陸軍本部の中にいる可能性大よ。」
 「タルトとアズキーナも向かっているから合流して。
 「はい。」

 陸軍本部付近の路上

 「ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ。」
 「ドーーンドーーン、カチッ。」
 謎のかけらが落ち、1人の幼女が拾った。
 「プリキュア。」
 「あっ、ここや。」
 「入ってみるどすか。」
 「待って。」
 「これは、チビプリはんとオカンの皆はん。」
 「タルトちゃん。」
 「アズキーナちゃん。」
 「一緒に行きませんか。」
 「ヘエ。」

 総統官邸前

 「ドンドンドーーーン。」

 キュアベリートリオ&キュアコココンビVS ドラゴンイース

 「ガオーーーーーッ。」
 「まず、これからね。」
 「ボッ。」
 「プリキュア・ウォーターシュート・トリプル。」
 「プシュッ、ジャーーーーーッ。」
 「ココ・ビスカス・リキッド・ダブル。」
 「プシュッ、ピューーーーーッ。」
 「ゴオーーーーッ。」
 「ジャーーーーーッ、ベチャベチャベチャベチャ。」
 「チキショー、またか。」
 「火を吐く大怪獣は水に弱い。定番よ。」
 キュアベリーマザーはリンクルンを出し、外部メモリーを差し込み270度に捻った。
 「チェンジ・ウルトラプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 キュアベリーマザーは、身長40mのウルトラキュアベリーに超変身した。

 更に

 「キィーーッ。」
 「キュアスティックを呼び出す動作を始めた。」
 「プリキュア・ドローワンズ・ソード。」
 「シューーーーーッ、バラッ。」
 「ガオーーーーオーーーーォーーーーーッ。」
 「響け。希望のリズム、ベリーソード。」
 「イースよ。」
 「ハッ。」
 「今のうちにベリーソードの中に入って。」
 「OK。」
 「そのでかい図体で塔でも壊されてしまっては敵わん。街外れの荒地でも誘導して戦え。」
 「ハッ。」
 「準備はできたわよ。」
 「ならば、街外れまで来い。」
 「ドスンドスンドスンドスン。」
 ウルトラキュアベリーも他のメンバーをベリーソードに入れて街外れへ向かった。
 「行っちゃったね。」
 「では、私たちは。」
 「ううーーーーーーーっ、プリキュア、ざーます。」
 「ドテドテドテドテドテッ。」
 「何。」
 「拍子抜けね。」
 「ナケワメーケになってもざーますなの。」
 「危ない。」
 「ピューーッ。」
 「ヒョイヒョイ。」
 「ドスーーーン。」
 「うわっ。」
 「ビシンビシン。」
 「キャーーーッ。」
 「ビシンビシン。」
 「フッ、あっ。」
 「エイッ、ヤァーッ。」
 「バコン。」
 「ビシンビシン。」
 「キャーーーッ。」

 陸軍本部内地下牢

 「ドカッ、バキッ。」
 「イーッ。」
 「ドテッドテッ。」
 「もうすぐやで。」
 「さあ、行こう。」
 更に、進み始めた。

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「ラビリンスの住民基本台帳ファイル削除に成功しました。」
 「よく、やった。」
 「これで、自国内の民衆で1人も支配されなくなったのう。」
 「いずれ、反応が来るでしょう。次は、プログラムの破壊だ。頼んだぞ。」
 「はい。」

 地下牢

 「あんさんらは、」
 「助けに来てくれたのか。」
 「数日前、占いの館へ家宅捜索に入った捜査員の皆様。」
 「そうだ。出してくれるのか。」
 「今、出たらヤバいのでは。」
 「大丈夫やて。プリキュア隊が来てるで。」
 「本当か。」
 「あたちたち、小さいけどプリキュアよ。」
 「そうか。」
 「お姉さんたちが、メビウスの一派と戦ってるのか。」
 「そうでちゅ。」
 「今、スウィーツ王国からメールがありました。全国民のデータファイル削除したそうよ。」
 「ならば、ここの国民は我々の味方となるはず。」
 「安全な場所として、私たちが宿泊しているホテルとジャーナリストのアジトがあります。」
 「キュアチビメロンとチビプリの母親3人がご案内します。どうか出てください。」
 「分かった。皆、出よう。」
 「はい。」
 捜査員たちは牢から脱出し、4人の案内で陸軍本部を出た。
 「次は、子供たちの牢を探すどす。」
 「ヘエ。」
 「あたちたちも行くからね。」
 タルト、アズキーナと残ったチビプリ母娘は、更に奥へ進んだ。

 ラビリンス首都ピョンピョン近郊にある砂浜

 「ここへ誘導することに成功したわ。」
 「なぜ、荒地へ向かわん。」
 「そんなとこ、あたしたちが行くもんですか。」
 「うぬぬぬっ、チキショー。」
 「ミ、カチャッ。」
 「プリキュア・ウォーターシュート・トリプルスペシャル。」
 「プシュッ、ジャーーーーーッ。ベチャベチャベチャベチャッ。」
 「ウググ。」
 「ココ・ビスカスリキッド・ダブルスペシャル。」
 「プシュッ、ピューーーーーッ。ネバネバネバネバ。」
 「プリキュア・ブリザード・トリプルスペシャル。」
 「ピュウーーーッ、ガチガチガチガチッ。」
 「トオーーーッ。」
 「バコン、バリーーン。」
 ドラゴンイースはイースに戻った。
 「チキショー、改めて出直して来るわ。」
 イースは去った。
 「皆、出て来て。」
 「はい。」
 「ウルトラキュアベリーのベリーソードから、キュアベリー他4人のプリキュアが出て来た。その後、ウルトラキュアベリーもキュアベリーマザーに戻った。」
 「官邸の塔へ戻るわよ。」
 「OK。」

 陸軍本部内地下牢

 「あっ、オトンとオカンや。」
 「小さいプリキュアがいる。」
 「子供たちや。」
 「こんなところに閉じ込めらいたんどすね。」
 「はよ、開けてえーな。」
 「勝手なところへ行ったらアカン。」
 「今、プリキュアはんたちが戦っているどす。」
 「そうでっか。」
 「君たちは、ホテルかジャーナリストのアジトへ行ってもらうよ。」
 「ヘエ。」
 「じゃあ、残ったチビプリとお母さんたち、案内してあげて。」
 「はい。」
 妖精の子供たちは、残ったチビプリ母娘の案内で地下牢を出た。
 「タルト様。」
 「よっしゃ、官邸の塔へ行くで。」

 総統官邸前2ヶ所同時

 「エエーーッ、エッ、あれは。」
 「塔が光っている。」
 「もしかして、シフォン。」
 「そうよ。シフォンちゃんにも、さっきのメロディが届いていたんだね。」
 「だったら、こんな所でモタモタしているヒマはないわね。」
 「うん、皆でシフォンを助けに行くんだから、行くよ。」
 「OK。」
 「ふわあーーーぁーーーーっ。」
 「プリキュア・ウィンドカッター。」
 「ビューン、バキバキバキバキッ。」

 陸軍本部前の路上

 「はっ、今の何。」
 「うわあーーーーーっ。」
 タルトとアズキーナは、官邸の方向へ近付いた。
 「ああーーーっ、見つけたでぇー、あの光はプリキュアや。」
 「はあーーっ。」
 「プリキュアの皆はん、無事でいてくれはったんどすな。」
 「当たり前や、急ぐで。わいらもプリキュアに合流してシフォンを助けるんや。」
 「はいな。」
 「あれが、プリキュア。」
 「さっき、テレビに映っていたプリキュア。」
 幼女は、官邸へ通じる道へ歩き始めた。
 「俺、行ってみよう。」
 「私も、行ってみようか。」
 「僕も行きます。」
 「自分も。」
 「俺も。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「どうやら、名簿を削除した効果が表れたようじゃの。」
 「もう、ラビリンスの国民はメビウスに忠誠を誓わないでしょう。」

 ラビリンス総統官邸内コンピュータルーム

 「ビリーーーーッ。」
 「ピポパポピポパポ。」
 「バリーーーン。」
 「うわあーーーーーっ。己、プリキュアとスウィーツ王国め。管理データに予定された以外の行動は、許されておらぬと言うのに。」
 「ピコピコピコピコ。」
 クラインは、複数のディスプレイを出現させた。
 「バンバンバン。」
 「どう言うことだ。」
 「クラインよ、直ちに修復するのだ。」
 「ハッ、ハハッ。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「無駄じゃ。」
 「削除したファイルは、復元不可能にしておいたからな。」

 総統官邸前フレッシュ4人VS ノーザ

 「ハアーーーーッ、プリキュア・ファイアー。」
 「ボーーーーーッ。」
 「アチチチチッ。」
 ノーザは枝を引っ込めた。

 スウィート4人VS ノーサー

 「ピーチマザー、パインマザー、チェリーマザー、メロンマザー。」
 「ベリーマザー。」
 「これで5人揃ったね。」
 「一気にカタ付けるわよ。」

 フレッシュ4人VS ノーザ

 「プリキュア・サンダー。」
 「バチッ、ビリビリビリビリ。」
 「ふおーーーーーっ。」
 「ピーチ、パイン、チェリー、メロン。」
 「ベリー、キュアココ。」
 「これで6人揃ったね。」
 「じゃあ、私たちはタルトとアズキーナを迎えに。」
 「行ってあげて。」
 「うん。」
 チビベリーとチビココは、陸軍本部の方向へ飛び去った。

 総統官邸方面路上

 「プリキュアの皆。」
 「今、行きまっせ。」
 「プリキュア。」
 「プリキュア。」
 「プリキュア、エヘッ。」

 総統官邸内コンピュータルーム

 「ううっ、うう、ううっ。」
 「バリーーーン。」
 「ぬうおーーーーっ。」
 クラインが操作するコンピュータは、完全にバグって故障した。
 「己。」

 総統官邸へ通じる通り

 「エエで、その調子や。」
 「おきばりやす、プリキュアはん。」
 「プリキュアだって。」
 「あれがプリキュアよ。」

 繁華街

 「戻りなさい。今すぐ戻るのです。従わなければ、命令違反として処罰しますよ。」
 「タッタッタッタッ。」
 「なぜ、言うことを聞かん。プリキュアとスウィーツ王国が、ラビリンスをこの世界を変えようとしているのか。」

 総統官邸前2ヶ所同時

 「ううーーーぐーーーっ。」
 「ケーーーッ。」
 「ドンドンドンドン。」
 「再生した。」
 「うううわあーーー、プリキュアーーーー、ざーます。」
 「拍子が抜けるね。」
 「あの『ざーます』の口癖。」
 「このままじゃキリがない。皆、今度こそ行くよ。」
 「エエッ。」
 「キィーーッ。」
 フレッシュ及びスウィートの11人は、リンクルンを出しピックルンを差し込んで、キュアスティックを呼び出す操作をを始めた。

 スウィートVS ノーサー
 「ノーサー、覚悟しろ。」
 「うがっ。」
 「トリプル・プリキュア・ドローワンズソード。」
 「シューシューーー。」
 「ボーーーーーッ。」
 「バラッ。」
 「ウゴーーーーッ。」

 フレッシュVS ノーザ

 「ノーザ、覚悟。」
 「何。」
 「ダブル・プリキュア・ドローワンズソード。」
 「シューーッ。」
 「ボオーーーッ。」
 「バラッ。」
 「ウグーーーッ。」

 2ヶ所同時

 「ハッ。」
 「エイッ。」

 フレッシュVSノーザ

 「ハアーイ。」
 「ヤアー。」

 再び、2ヶ所同時

 フレッシュ6人及びスウィート5人全員、キュアスティックを受け取った。
 「届け。愛のメロディー、ピーチロッド。」
 「響け。希望のリズム、ベリーソード。」
 「癒せ。祈りのハーモニー、パインフルート。」
 「努めよ。情熱のアレグロ、チェリータン。」
 「浄めよ。浄化のユビーロッソ、メロンガン。」

 フレッシュVS ノーザ

 「楽しめ。誠実のグランツィア、ココリコーダー。」

 再び、2ヶ所同時

 「ドレミファソラシド、カチャッ、キーーーン。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア。」
 「クリーンフィルターーー。」
 「ラブサンシャイーーーン。」
 「エスポワールシャワーーーー。」
 「ヒーリングブレアーーー。」
 「ホットハーーーート。」
 「バッドメモリーリムーーーーーブ。」
 「フレーーーーーーーッシュ。」
 「ボーーーーン。」
 フレッシュ6本はノーザに、スウィート5本はノーサーに向けてそれぞれ発射した。
 「ふわあーーーっ、うわあっ。」
 「渡れーーーーーっ。」
 「ふわあーーーっ。」
 「ハアーーーーーーッ。」
 「バン。」
 「はあっ。」
 キュアスティック全てのビームが全て相殺された。
 「まだまだ。」
          完
  
 

 
後書き
 総統官邸前での壮絶な戦いは続きます。まだまだ、決着が見えない状態です。 
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