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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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第百十一話 襲撃

 
前書き
天使型デジモンに最後の戦いを挑む。 

 
大輔達は現在、上空を目指していた。
天使型デジモン特有のエネルギーを感知し、天使型デジモンが暮らす天界に向かう。






























Bインペリアルドラモン・DM[着いたぞ!!]

天に浮かぶ神殿。
そこにはかなりの数の天使型デジモンがいた。
そしてブラックインペリアルドラモン・ドラゴンモードが発見され、選ばれし子供達だと気付かれ、攻撃を受ける。

ライヒモン[シュヴァルツ・レールザッツ!!]

槍を構え、闇が天使型デジモン達を飲み込む。
周囲一帯から一切の物理法則を歪め、自身の思い通りにする技。

ライヒモン[消えろ…!!]

ライヒモンの呟きと共に数十体の天使型デジモン達は消滅していた。

はやて『やるやないか!!こりゃあ私らも負けてられへん!!カオスデュークモン!!』

カオスデュークモン[任せておけ…ジュデッカプリズン!!]

カオスデュークモンの盾・ゴーゴンから放たれる暗黒波動が放たれ、天使型デジモン達を数体撃破する。

[己!!]

エンジェモンがブラックインペリアルドラモン・ドラゴンモードを攻撃しようとするが、ポジトロンレーザーの一撃で消滅させられる。

オファニモン[はあ!!]

相手が天使型のため、大半の技があまり効かないため、オファニモンは槍で直接攻撃する。

ドゥフトモン[エルンストウェル!!]

アルファモン[デジタライズ・オブ・ソウル!!]

ドゥフトモンとアルファモンが同時にエネルギー波を放った。
更に天使型デジモンの数が減っていく。

マグナモン[ん?]

ベルゼブモン[どうしたマグナモン?]

マグナモン[少し用事が出来た。お前達は先に行っていてくれ…]

拳を握り締めながら感じたことのある気配を感じて、そちらに向かう。































そちらに向かうと、そこには…。

マグナモン[久しぶりだなクラヴィスエンジェモン。三大天使共の力で復活したのか?]

クラヴィスエンジェモン[貴様は…!?]

マグナモン[なっちゃんは転生すら出来ずに消滅したのに、お前のような屑が転生出来るなんて…今のデジタルワールドは理不尽だよな…]

かつてなっちゃんを無慈悲に殺した仇が転生し、ここにいる。
なっちゃんは転生出来なかったのにこいつは転生出来た。
あまりにも理不尽過ぎて怒りすら沸いて来る。

マグナモン[…特別サービスだ。デジタマに転生するデータすら塵にしてやるからあの世でなっちゃんに謝って来るんだな]

クラヴィスエンジェモン[黙れ!!選ばれし子供とそのパートナーでありながら闇に加担した裏切り…があっ!!?]

言い切る前にクラヴィスエンジェモンの腹にマグナモンの拳が減り込んだ。

マグナモン[黙れ、お前の声はもう聞きたくない。三大天使とやらの前にまずはお前から消してやる。デジタルワールドの害虫が]

クラヴィスエンジェモン[が、害虫だとお…!!?]

マグナモン[そうだ。自分の正義に従わない者、そして闇というだけで排除しようとする考え方。それは充分デジタルワールドを狂わせるだろう。ハッキリ言ってまだピエモン達の方が好感が持てる]

クラヴィスエンジェモン[ぐっ…デジタルワールドを狂わせるだと…?ふざけるな…我々が正義なのだ!!]

マグナモン[…馬鹿には何を言っても無駄か。まあいい、お前のちんけなプライドも何もかも全て粉微塵にしてやる。]

クラヴィスエンジェモン[ぬかせ!!ザ・キー!!]

鍵をマグナモンに向けて振り下ろすが、マグナモンは指一本で受け止めてみせた。

マグナモン[どうした?それで攻撃しているつもりか?もっと頑張れよ]

クラヴィスエンジェモン[お、己!!]

鍵を何度も振るうが、マグナモンの指には傷一つ付かない。
クラヴィスエンジェモンにデコピンを喰らわせ、吹き飛ばし、壁に叩きつけた。

マグナモン[ふん、この程度か。やはり特訓で実力に差が付きすぎてしまったようだな…お前なんか指一本で充分だ]

クラヴィスエンジェモン[ゆ、指一本だと…!!?ふざけるな…指一本で私に勝てるわけがない!!]

怒るクラヴィスエンジェモンは鍵をマグナモンに振り下ろした。
マグナモンは鍵を指一本で粉砕し、勢いよく指で胸を貫いた。

クラヴィスエンジェモン[あ…がああ…]

マグナモン[どうした?最初の威勢は何処に行った?それにしてもこれじゃあまるで面白くない。もっと本気で…おっと失礼した。お前はこれで本気なんだったな?]

指を引き抜き、絶対零度の視線で膝をつくクラヴィスエンジェモンを見下す。

クラヴィスエンジェモン[(くっ…仲間と…仲間と合流しなくては…)]

破壊された鍵の残骸をマグナモンに投げつけ、逃げようとするが、足首を掴まれた。
恐る恐る背後を見ると、そこには鬼の形相ということすら生温い程の殺意を瞳に浮かべるマグナモンがいた。

マグナモン[お前、何逃げようとしてる?]

振り上げる。
クラヴィスエンジェモンの身体を持ちあげる。
そのまま、地面へと叩きつける。
何度も何度も、叩きつける。

クラヴィスエンジェモン[があああああ!!?]

しばらくそれを繰り返すとクラヴィスエンジェモンから掠れた声が聞こえた。

マグナモン[ん?]

クラヴィスエンジェモン[た…すけ…て…]

それを聞いた瞬間、マグナモンはクラヴィスエンジェモンを殴り飛ばしていた。

マグナモン[勝手なことを言いやがって…!!お前はそうやって助けてくれと言ったデジモンを闇の存在というだけで何体存在を否定して殺して来た!!]

クラヴィスエンジェモン[う…ぐ…っ]

マグナモン[消えろ…!!お前に殺されたなっちゃんとデジモン達の仇だ!!シャイニングゴールドソーラーストーム!!]

無数のレーザー光がクラヴィスエンジェモンに炸裂し、転生データすらも消し去り、クラヴィスエンジェモンを完全に消滅させた。

マグナモン[………っ]

とても酷い気分だったが、時間が限られているため、別の場所に向かう。 
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