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幸運E-のIS学園生活

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束「よ~しゴーレム送っちゃうぞ~。え?送ったら一緒に寝てくれない?イヤだ!」

「うおおおお!!!」
「おっと!中々やるじゃない一夏!!」

第3アリーナでは、注目の大きな試合が執り行われていた。その対戦カードは世界で唯一ISを稼動させた男、織斑 一夏 VS 中国国家代表候補生、凰 鈴音。という物だった。古い友人同士との戦い、互いの正確などを知っている二人は攻撃傾向なども把握しやすく戦いは白熱していた。一夏は先日搭載された新しい武装、白光と黒焔を握り締めながら鈴に果敢に挑みかかっていた。

対する鈴は肩の非固定浮遊部位から、衝撃砲で牽制を行いながら接近しながら双天牙月で斬りかかっていくがそれは至近距離戦闘に特化している白式を相手にそれは悪手としか言いようがなかった。剣を打ち合う度に白式のSEは少しずつであるが回復していている。鍔迫り合いで今まで受けたダメージもある程度治癒し全快に近い所まで来ている。

「鈴、これから俺は本気で攻めるからな」
「やってみなさい。私が攻められるのは心からのアタックのみよ!!」
「………あいつ、お前にアタックした事あったけ?」

そう呟きながらも白光を消し黒焔だけに絞りスイッチを入れた。黒焔はブウウンと低い音を立てながらそれを振るうと、刀身が燃え上がりながら鈴へと襲い掛かった。

「な、何ですって!?」

燃え上がった刀身に驚きながらそれを弾き、自分も一夏から距離を取る。突如燃え上がった剣『黒焔』それは心が手掛けた白式の新しい武器。刀身自体が高温でありそれを高速で振るうと刀身が燃え上がるという剣である。一夏は今まで攻め続けた鈴が引いたことで自分に流れが向いていると悟り、加速して鈴へと向かった。

「燃える剣なんて聞いた事無いわよ!?」
「そりゃそうだ!心が俺のために作ってくれた剣だからな!!」
「それなら納得だわ!!っというか私だって欲しいわ!!」

羨ましながら双剣を振るいながら愛しの心が作った剣に立ち向かう鈴、そんな鈴に黒焔を力強く素早く振り更に燃え上がらせる一夏。既に純白の騎士に馴染んだ烈火の剣は、目の前に対する敵に力強く相手を焼き切って行く。更に剣自体も高温である為に鈴自体の息遣いも荒くなっていく。だがそれと呼応するように鈴の攻撃自体も激しさを増して行き、白式のSEも削られていく。黒焔には白光のような特殊能力は付いておらず純粋な燃える剣。その為に白光で回復したSEも既に半分以上削られている。

「ハァハァ………や、やるなぁ鈴……セシリアのお陰である程度は上達したからもうちょっといけると思ったんだけどな……」
「最近始めた初心者が、代表候補生を此処まで追い込んでれば十分でしょうよ………でも負けないわよ!!私はアンタに勝って心に頭を撫でて貰うんだから!!」
「そんな理由かよ!?自分の欲望に忠実だなおい!!」

おっしゃる通り、と客席で箒の隣で座る心もそれに同意した。一夏は少し脱力しながらも黒焔を消して白式の切り札である剣『雪片弐型』を展開した。

「……まあお前の強さは心に褒めて貰いたいとか一緒に出かけて欲しいとかそういう物によるからなぁ………取りあえず俺はお前に勝たせて貰うぜ!!」
「やってみなさい!!」
「越えて見せるさ!!」
「「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」」

互いの意志の強さを示すような大声と共に激しい剣の鍔迫り合いが始まった。火花が飛び散り地面には斬撃で出来たと思われる跡が多く出来、猛烈な戦いが起こっている。客席のギャラリーはその一進一退の攻防に言葉を失い固唾を呑んで見守っている。

「いい加減に倒れたら如何なの!?」
「負けるかよ!!俺は、勝ぁあああつ!!」

強固な意志が身体を突き動かし腕を振るう速度も更に速くなっていく。もしも今振るっているのが黒焔ならば炎は最大までに大きくなっているだろう、だが雪片弐型は白式の象徴であり一夏にとっても思い入れの大きい武器。それを使用して勝つっと言う事には普通に勝つよりも大きな意味があるのだ。

ここで一夏はバク宙を後方へ引いた、鈴は好機と衝撃砲の準備をするがここで一夏がグンと加速し鈴へと接近した。

「イ、瞬間加速(イグニッション・ブースト)!?」

ISの後部スラスター翼からエネルギーを放出、その内部に一度取り込み、圧縮して放出する事で爆発的な加速をする技術の一つ。一夏はこのテクニックを千冬から教えられ、どのような場面で使用するか考えていた。実力が劣る自分がどうやって強敵を打ち倒せば良いのか、これを有効活用出来ないか。ならばこれを使用して不意を付き、零落白夜で仕留めれば良いと結論に至ったのだ。対策されてしまえば返り討ちになりやすいだろうが、初見の相手にとっては十分な脅威となりうる。

「うおおおおおおお!!貰ったあああああああああ!!!」
「ちぃいいいいい!!!」

舌打ちをしながらも鈴は衝撃砲を発射。それを喰らいながらも一夏は止まらない、その加速が付いたまま零落白夜を発動させ、鈴を大きく切り裂いた。それと同時に試合終了のブザーが鳴り響く、どちらかのSEが底を付いた証拠だ。一体どっちが勝利したのか、心も緊張していた。

『織斑機、鳳機、両機ともにSEエンプティ。よって今試合は引き分けとします!!』

ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!今日一番の歓声が響き渡り、その声はIS学園の外からでも聞こえるほどの大歓声となった。  
 

 
後書き
何故ゴーレムが来なかったのか、それは心が束さんに釘を刺したから

心「ゴーレム寄越したらもう二度と一緒に寝てあげませんからね」
束「い、いやだぁあああああああああああ!!!!!!!!!」 
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